見出し画像

タバコは本当に悪なのか? 意外とみんな分かってないこと

このご時世、禁煙・嫌煙ムードですが、タバコのことをよく知らないで忌み嫌ってる人は多いと感じます。

タバコの話題って、日常会話にのぼるくらい身近です。僕はタバコの話題になった流れで、タバコの誤解(偏見)とか、本質的な話をこれまで何十人にも話してきましたが、これまで誰一人としてその情報を知ってる人はいませんでした。

本記事では、僕がドヤ顔で「タバコの本質」を語るソースとなった書籍から「タバコに関する誤解」をまとめてみたいと思います。

僕は科学者でも医療従事者でもないので、参考書籍以上の情報は詳しく分かりませんが「おーなるほど、それは知らなかった」くらいの参考になればと思います。

タバコに関する私的見解

僕はタバコ吸います。一時期(6~7年くらい)止めてましたが、パイプ喫煙をきっかけにまた復活しました。パイプはとても美味しいですが、喫煙に時間がかかるので今は手巻きタバコを吸ってます。

タバコのニオイって不快ですよね。喫煙者の僕でも不快に感じるくらいなので、吸わない人は特にイヤだと思います。

今の世の中タバコを吸える場所が限られてますけど、僕はそれで良いって思ってます。「タバコを吸わない人が、タバコを吸う人のせいで不快な思いをするのは好ましくない」ってシンプルな理由です。

喘息持ちの人は、周囲のタバコの煙によって症状が悪化することがあるかもしれません。他人の健康を損ねてまで公共の場で吸う理由はないですよね。実は「元々どこでもタバコを吸えることが異常だったのではないか」とすら思います。

僕が通ってた高校の近くにあったショッピングセンターは当時、屋内の通路ベンチ横に灰皿置いてありました。16~18年くらい前です。今思うと考えられないですよね。田舎だからユルかったのかも。もっと昔はオフィスでみんなスパスパやってたんですよね。

喫煙者の立場からすると、どこでも吸えるのはありがたいですけどね。喫煙者と非喫煙者は、分煙がイーブンじゃないかなって思います。喫煙可のお店なら吸わせていただきますが。笑

なんかここまで非喫煙者擁護っぽくなりましたけど、僕がこの記事を通して言いたいことは「喫煙者が肩身の狭い思いをしなくて済むようになればいいな」ってところです。

・喫煙者は決められた場所で吸う。
・非喫煙者は喫煙者を煙たがらない。

コレが僕の意見です。喫煙に対する偏見が蔓延してる以上は喫煙者は肩身の狭い思いをし続けると思いますので、吸う人も吸わない人も正しい知識をもっていただけたらなと。

「タバコ=体に悪い」とひと括りにできない

タバコといえば自動販売機やコンビニで買える20本入のもの(以下:紙巻タバコという)をイメージすると思います。ですが、タバコは紙巻タバコだけではありません。

・紙巻タバコ
・葉巻きタバコ
・刻みタバコ(パイプ、キセル)
・手巻きタバコ
・電子タバコ
・加熱式タバコ
・噛みタバコ
・嗅ぎタバコ
・水タバコ

「タバコ」と呼ばれるものにはこのくらい種類があって、それぞれ別物です。これらをひと括りに「タバコ」と呼び「タバコは体に悪い」と断定できるほど、みなさんよく分ってはいないのではないでしょうか?

まぁ、「タバコ=体に悪い」と喧伝されてるので無理もありませんが。

紙巻タバコは体に悪い

一般的にタバコと呼ばれる「紙巻タバコ」は体によくありません。紙巻タバコには「タール◯mg、ニコチン◯mg」と記載がありますよね。この記載が本来のタバコでないことを証明しています。

タバコの葉にはニコチンが含まれていますが、タールは含まれていません。「じゃあ、タールって何?」といえば、木の幹なのだそう。紙巻タバコにタールが含まれてるのは、タバコの葉で作られたものではないから。木の幹にタバコの香りや味を混ぜた「タバコ風味のタバコ」という具合です。

「タバコは体に悪い」の代表例は発がん性です。たしかに、タールには発がん性物質が含まれているので、紙巻タバコは体に悪いです

でも、本来のタバコ(葉)にタールは含まれていないんですよ

ということは「タールが含まれているタバコは、厳密に言うとタバコではない」ということです。

・紙巻タバコにはタールが含まれている
・タバコの葉にはタールが含まれていない
・紙巻タバコ=タバコではない

また、紙巻タバコの巻紙に含まれている「燃焼剤」も発がん性物質の一つ。紙巻タバコは一度火を付けると燃え続けます。一方の葉巻きやパイプ、スローバーニングの巻紙(燃焼剤が含まれない)を使った手巻きタバコは、放っておくと火が消えます。紙巻タバコが燃え続けるのは「巻紙に火薬成分が添加されてるから」ってわけです。

手巻きタバコ用の巻紙にも、紙巻タバコと同様の燃焼剤が含まれたものもあります。燃焼剤入りと燃焼剤が含まれない巻紙で吸い比べるとよく分かりますが、燃焼剤入りの紙は本当に不味い。体に悪いんだろうなって感じますよ。笑

あと、タバコの葉にはニコチンが含まれていますが、ニコチンに発がん性物質がないことは医学的にも知られてることです。

紙巻タバコの種類によって「ニコチン◯mg」と差があるのは、人工ニコチンを使ってるから。人工ニコチンならば含有量を調整できますが、自然のタバコの葉に含まれるニコチンの量は調整できません。レモンに含まれるビタミンCの含有量を調整できないのと同じイメージですね。

タールと燃焼剤と人工ニコチンが含まれてる紙巻タバコは体に悪い。これは間違いありません。

しかしアレですね。こう考えると電子タバコとか加熱式タバコってもはやタバコじゃないですよね。タバコの葉と何も関係がない。笑

受動喫煙(副流煙)による健康被害は本当なのか?

受動喫煙、副流煙をググるとこういう情報があります。

タバコを吸わなくても周囲に喫煙者がいると、副流煙を吸ってしまうことになり、これを「受動喫煙」といいます。吸わない人も、自分の意志とは関係なく、喫煙している状態なのです。
タバコの煙には、喫煙者が直接吸い込む煙=「主流煙」と、火のついた先端部分から立ち上る煙=「副流煙」があります。
フィルターを通らない「副流煙」には喫煙者本人が吸う「主流煙」より高濃度の有害物質が含まれています
受動喫煙による健康への影響により、年間1万5千人が死亡しているとの推計もあります。(平成28年国立がんセンター発表)

みなさんよく知ってることだと思います。

しかし、これは「エントロピー増大の法則」という物理法則から言うとおかしい主張です

エントロピー増大の法則とは、秩序正しく結合したものが一旦バラバラに崩れて無秩序になってしまえば、崩壊は増大していくというもの。

タバコに置き換えると「空気中に広がった煙の濃度は薄くなる一方」ということです

タバコを吸った本人の体内に煙は溜まります。しかし、数メートル離れた場所にいる人に届く煙の濃度はかなり薄まっています。距離が離れれば、分子の密度は限りなく低くなっている。とすると、受動喫煙の影響はほぼ無いと考えるのが正しい

フィルターを通らない「副流煙」には喫煙者本人が吸う「主流煙」より高濃度の有害物質が含まれています

先に引用したこの文章は間違いということになりますね。

副流煙による健康被害をあげるなら、煙によるストレスくらいではないでしょうか。

直接体に影響を及ぼす健康被害は物理的にほぼ起こり得ないので、心配は無用でしょう。これを知らないと「喫煙者は周りの健康被害をかえりみない自分勝手なヤツだ!」になってしまいます。

あぁ、タバコのネガティブキャンペーン真に受けちゃってるよ」ってなるのも残念なので、論じるなら知っておきましょう。誰かが恣意的に偏った情報を叫ぶのはよくあることですから。

副流煙よりも危ない物質はありふれてます。車の排気ガス、食品添加物、残留農薬など。それらに気を配ったほうが、副流煙による健康被害よりもインパクトがデカいのは明白です。

で、本来のタバコってどうなの?

葉巻き、パイプ、手巻きタバコといった「タバコの葉」を使ったものが、本来のタバコです。もっとも自然なのを選ぶとすれば、タバコの葉だけで作られた葉巻きがいいと思います。

タバコを吸うと血圧が上がるので、そういった点では体に良くないかもしれません。ですが、食べすぎによる肥満、過労や睡眠不足によるストレス、塩分過多などによっても血圧は上がると言われています。であれば、ほどよく付き合えばよいだけです。

タバコを吸うとドーパミンの分泌を促し、脳を活性化させる効能があると言われています

ドーパミンによる効能は以下のとおりです。

・幸せな気持ちになる
・意欲が湧く
・集中力がアップする
・ポジティブになる
・リラックスできる
・深い思考ができる

また、喫煙によって寿命が伸びるという医学論文もあるようです。

まぁタバコは嗜好品ですし、吸ってる本人は健康や効能を気にしない人が多いように感じますが。

個人的には紙巻タバコは止めて、手巻きタバコ、葉巻き、パイプあたりに変えることをオススメします。これは健康的な面もありますし、何より美味しさが全然違います。紙巻タバコはもう吸えなくなりますよ。笑

まとめ

意外と知られてないタバコの誤解と本質を簡単にまとめました。

参考書籍はかなり深堀りしてあるので、気になった方は是非ご覧ください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?