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食品の無在庫転売で実刑が下された事件について

どうもです、ちゃんやまです。

2023年8月に、高知県などで、ある会社のゆずポン酢を無断転売した会社経営者らが逮捕されたというニュースが報じられました。

実際には転売が原因じゃなくて著作権法違反での逮捕だったので、ちょっと切り取り方にも問題あります。

実際に逮捕されたのは、画像を無断使用して無在庫転売していた人物だけでなく、無在庫転売ツールの開発者にまで及び、2024年4月には、初公判で懲役1年6カ月が求刑されました(執行猶予付き)。

元々、無在庫転売をしていたときに店側から取り下げるように苦情が入ったのを無視しし、それを受けて店が警察に相談し、警察からも取り下げるように再三に渡り連絡がいったにも関わらずそれを無視したというのが原因になった事件です。

警察も一度上げた拳は下げることはせず、しかし転売で逮捕はできないので、著作権法違反というかたちで引っ張ったということです。

2024年4月のこのニュース記事の内容を見ると、気になるのが以下の一文です。

このあと、検察は「6年前に仲間と転売ツールを開発したあと、ツールのアカウントを提供することで利用者からコンサルタント料などとして、およそ2億7000万円の利益を得ていたことに加え、無断掲載を続けた」と指摘しました。

その上で「インターネットで商品を販売する事業者にとって軽視できない犯行で酌むべき点はない」として懲役1年6か月を求刑しました。

転売は違法行為ではないのに、なんだか利益を得ていたことの方が先にきて、今回逮捕理由となった無断掲載(著作権法違反)の方が付け加えたようになっているのが、冷静に見てもおかしいなと思いますね。

軽視できないのは転売ではなくて、著作権法違反の方のはずです。

問題は、これで前例が出来たということです。

僕のメルマガでも以前から、そもそも市場に卸していない商品を、無断転売するのは危険だよって、書いてきたんですが、何が危険かっていうのが今回の逮捕劇にもろに出ちゃいましたね。

特に危険なのは、無在庫販売してる人で、もし今回の商品を楽天などに無在庫販売なんかしてたらやられてた可能性があります。

無在庫販売って、だいたいツール使ってやるんですが、アダルト商品などのフィルターはできても、こういった一見普通の商品をはじくのはなかなか困難なため注意が必要です。

なので無在庫やってる人は、ツール任せにしないで、一応目視でも見た方がいいと思います。

こちらのブログ記事にも書いたんですが、そもそも一般的に卸してないような商品の画像を無断使用して転売することは危険だと思った方がいいです。

またAmazonでもデパ地下などで販売されているお菓子などを無断で販売しているセラーも多くいますが、こうした前例が出来てしまった以上、リスクが高いと言わざるを得ません。

取り組んでる人は気を付けた方がいいと思います。

じゃあ食品全般駄目なの?という疑問が生じると思いますが、決してそうではありません。

例えばロッテとか明治とか普通に卸問屋から仕入れが出来るような商品に関しては、このような事件に発展することはまずありません。

独自カタログを作成するにしても、取り扱う商品には十分に注意しましょう。

執行猶予付きとはいえ、前科もんになっていいことないですから。

ちなみに↑こういうのも危ないので、アリエクとかTEMUとかSHEINとか中華系の怪しいショップからの仕入れも、商品を選ばないと危ないですよ。

ではでは。


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