病歴・就労状況等申立書を作成する際の3つのポイント
雨が続くから朝ランニングができなくてスクワットに切り替えているから下半身がムダに強化されています。ちゃんさとです。
さて。
今回は障害年金を申請していく際に診断書とともに大事になる病歴・就労状況等申立書についてです。
まず障害年金を申請していく際、必要な書類について確認します。
大きくは3つです。
① 受診状況等証明書
② 診断書
③ 病歴・就労状況等申立書
この3つが申請していく際必要となる書類です。
①の受診状況等申立書と②の診断書については医師が書いてくれるものになっていて、③の病歴・就労状況等申立書だけがご自身のことばでご自身が書くものになっています。
障害年金を申請したことがある方、もしくはこれから申請しようと検討中の方はこんなうわさを聞いたことがあるかもしれません。
「障害年金は診断書が重要で病歴・就労状況等申立書は意味がない」と。
確かに障害年金を申請していく際、診断書が重要になります。
しかし、病歴・就労状況等申立書が意味がないと言えばそれはなんの根拠もない噂にすぎません。
ここで病歴・就労状況等申立書について説明しますと、先ほども言ったように障害年金の提出書類の中で唯一ご自身がご自身のことばで作成するものになります。
診断書は病気の状態を示す根拠としては有効ですが、病気や障害によって制限や支障をきたしている背景については示されることは少ないです。
何度かこのnoteでもYouTubeでも言っていますが、障害年金は病気や障害の重さではなく障害や病気によってどれだけ生活に支障をきたしているかが重要です。
そうなると支障をきたしている部分が根拠として作れるのは就労状況等申立書しかない。
もっというと病歴・就労状況等申立書で示されるようなことを主治医に伝えていくことで診断書に反映してもらうことが必要です。
先程も言いましたが、障害年金の審査では病歴・就労状況等申立書よりも診断書のほうが優先度が高いというのは事実だと思います。
それは診断書が診療記録をもとに作成するからです。
だからといって就労状況等申立書が意味がないというのは雑すぎる話で、病歴・就労状況等申立書で記載されるようなことを日頃から医師に伝えているのかというのが重要になります。
まあまとめてしまえば、病歴・就労状況等申立書が点と点をつなげるような線の役割になっているかということです。
そんなことを踏まえた上で作成する際の3つのポントについてお話します。
病歴・就労状況等申立書を作成する際の3つのポイント
①審査する側(読み手)への配慮
②事実に基づいてかく
③1人だけで全て行わない
他にもいくつかあるかもしれないですが、大きくはこの3つです。
まず①の審査する側(読み手)への配慮ですが、障害年金を審査するのは以前も話した障害年金センターという場所です。
そして審査するのは認定医と呼ばれる医師などです。
つまりは人間なんですね。
となると沢山書けば良いというわけではなく真実に基づいて簡潔に具体的に書くのが良くって長すぎてもダメです。
思いが強くなりすぎてどうしたって沢山書こうと思ってしまいますが、審査時間が1分程度の中でそれが読めるかといえば読めるわけがないです。
僕なら絶対読み飛ばしてしまいます。
そして②の真実に基づいて書くという点ですがここも重要。
ここについては当たり前な話ですが、障害年金の書類を書く際「ウソ」はダメなんですね。ウソをついても大抵は良くない方向に行くと思います。
ただ、ここで言いたいのは生活の中(仕事も含む)配慮されている点です。
ここは意外と落としてしまいがちなんですね。
自身で書く場合、大抵背伸びしてちょっとやれる感じで書いてしまうものです。
でも振り返ってみてください。
大抵の方は誰かに支えてもらって生きている。それは僕も同じです。
もし生活の中で、ご家族に支えられている部分、恋人に、知り合いに、中には福祉のサービスとして支えてもらっている方もいるかもしれません。
お仕事の場面であれば時間の配慮、仕事内容の配慮さまざまあると思います。
そういったことは背伸びせずに真実を書いていくことをお勧めします。
そして
③の1人だけで全て行おうとしない
ここについては1番大事だと思っています。
病歴・就労状況等申立書はどこから手をつけて良いか分からず、迷ってしまうと思います。
そういった時は専門家の力を借りましょ。
病院に関わられている方はソーシャルワーカーさん(手続きとか制度のこと教えてくれたり考えてくれる方)とか、もしくは成功報酬で関わってくれる社会保険労務士の方もいらっしゃいます。
この辺の方々に関わってもらうことをお勧めします。
あと一度書いたものをご家族とかとも共有するのも良いと思います。
意外と1人で書いていると偏ってしまいがちで、御家族とかとお話ししている中で思い出されるエピソードとか気づきもあったります。
この辺も含め、1人で全て行わず可能な限りで誰かしらに関わってもうことをお勧めします。
是非このnoteを読んでくれた方が、良い方向にいくことを願っております。
ではまた。
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