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障害年金の審査って

子どもの頃、自由研究だけがとにかく好きだったさあしです。
♯だって何やっても良いんだもん
♯何をやってもそれなりに評価される宿題

さて。
本日は障害年金の審査についてお話ししていきます。
障害年金って誰が決定するのか、誰がそれを審査しているのか、どのくらいの時間をかけているのかってあまり知られていないように感じます。

こんな質問をよく受けます。

診断書で全て決まるんでしょ??
年金事務所の奥の方でひっそりと審査するんでしょ??
都道府県によって審査に差があるって聞いたよ。

などなど

これらは少し誤解があるようです。

まずどこで審査されるのかについては日本年金機構になります。
詳しくいうならば日本年金機構障害年金センターという新宿にある場所にて審査が行われます。

ここに全国から全ての審査書類が集まり、毎日審査されています。
なので都道府県によって審査基準に差があるなんてことはないんです。
日本年金機構障害年金センターに一点集中で審査が行われるため、地域格差というものはありません。

しかし、以前はあったんです。
平成29年までは障害基礎年金は都道府県ごと審査されていましたので実際に
障害年金が通りやすい県と障害年金が通りにくい県という状況が確かにあったんです。

障害基礎年金の「不支給」割合というものがデータで出されていて
下位3県は栃木県4.0%、新潟県5.2%、宮城県5.7%に対し
上位3県は大分県24.4%、茨城県23.2%、佐賀県22.9%と実に6倍くらいの差があったのは事実なんです。

何度も言いますが、現在は東京新宿の日本年金機構障害年金センターにて全ての審査を行うので道府県によって審査に差があることはないです。

誰が審査するのか


誰が審査するのか。
それは認定医と呼ばれる方々です。
日本年金機構から選ばれた医師たちです。

認定医は300人くらい登録されているようで、各専門分野から集められた認定医と呼ばれる医師が毎日審査を行なっています。
この認定医が公表されることはないようです。
そのため、認定医がどのような経験を持ち、その専門分野や、その知見があるのかは全くの不明です。

おそらくトラブルを避けるためだと思いますが。

でもって認定医は1回2時間程度という時間で100件から150件の認定を行うようで、認定医が診断書、申立書を見て一人を審査するのにかけられる時間は1分くらいとされているようです。

1分で審査しなけやいけない状況ってやばいくないすか???

全くのイメージできない方を診断書と申立書という紙ベースだけで審査することになるので審査する側も正直めちゃくちゃきついと思います。

なのでせめて審査の対象となる診断書だったり、申立書についてはしっかりと誤診のことを伝えて記載してもらっておくことが必要です。

まとめ

どこで??
→審査は日本年金機構障害年金センターにて中央一括裁定となっている。

誰が??
→各専門領域から集められた認定医と呼ばれる医師が行う。
ただ、詳細は不明なためどこまで信頼性があるかは不明。

どのくらいの時間で審査されるの??
→1人にかけられる時間は1分くらい


都道府県格差はなくなったものの、相当にタイトな時間で審査されるのでやっぱり日頃から関わる方にご自身の状況をしっかりと伝えておくことが必要です。

ではまた。

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