#むかいの喋り方 wacci橋口さんゲスト回を聴いて

こんにちは。ラジオリスナーです。


2022.11.08(火)放送の、#むかいの喋り方 wacci橋口さんゲスト回をタイムフリーで聴きました。

向井さんのトークは、私が迷ってきた人生を肯定されている気分になることがあり、涙を流すことがあります。

この回もまた然りでした。


わたしは、幼稚園から高校までの12年間、ある習い事をしていました。
珍しいスポーツなので説明が難しいのですが、団体で行い、「技をする人」と「支える人」が必要になってくるスポーツです。
ダンスやチアみたいなフォーメーション移動などもあります。


12年間もやっていましたが、わたしには才能がありませんでした。
ただ、そのスポーツが心の底から大好きで
「辞める」という選択肢が大学受験のきっかけでしかなかったので、12年間も続けていました。

全国大会常連のチームだったのですが
環境が良くなかったので、自尊心をズタボロにされたりもしました。


でも、私は同世代のチームメイトのことが大好きだったし
何よりそのスポーツが大好きだったので、12年間も続けてしまいました。


向井さんと橋口さんが、ご自身のやられている芸人や音楽について
「辞めなかっただけ」とおっしゃっていました。


わたしも同じだ、と感じてしまいました。


向井さんは、「ボケができなくてツッコミになった」というようなことをおっしゃっていました。


わたしも、このスポーツをするにあたって
ほんとうは、「技をする人」になりたかったです。


でも、たくさんたくさん頑張っても、センスがないわたしにはその夢が叶いませんでした。
ほんとうは、「支える人」なのは嫌でした。

自分のセンスの無さに、センスのある弟に八つ当たりをしたこともありました。


でも、私にとっての転機が訪れました。
良く言うと、「支える人の大事さを感じた日」
悪く言うと「技をする人を諦めた日」です。


10個近く歳の離れた妹と練習をしていた時
まだ小学校低学年だった妹が、
全国大会でもトップレベルに難しい技を
「やってみたい」
と言いました。

できないだろう、と思いながらも、私は妹のことを「支える人」になってみました。


妹は、初めてやって、一発でその技ができました。
中学生だった頃の私が、何時間も、何日間も、何週間もかけてできるようになったその技を
小学校低学年の妹は、一発でできました。


「努力って、才能には勝らないんだなぁ。」
その時、そう感じましたが、それと同時に
「支える人がいるからこそ、技をする人が輝くのだから、私は技をする人を全力で支えられる人になりたい」
と思うようになりました。
高校生の私にしては、とても立派な気持ちの切り替えだったと思います。


自尊心をズタボロにされた12年間でしたが
たくさんの経験から、心がとっても強くなりました。


才能はなくても愛はあるし
自分の思うようにいかなくても輝ける場所は必ず見つかる。

向井さんと橋口さんも
もしかしたら、ご自身の思い描いていた「芸人」「アーティスト」の形とは違うのかもしれませんが
今とても輝いてらっしゃるのは、
自分の今の在り方を見つけたから、というのと
「愛」があるからなのだろう、と勝手に思います。


今、何かに「うまくいかない」と悩んでいる人も
思うようなやり方ではないかもしれないけれど、
いつかどこかで自分が輝ける場所に出会えますように。


「比べる必要などどこにもない
これが僕の道だと 胸を張って
さあいこうぜ いこうぜ」
トータス / wacci



ありがとうございました。

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