部活と楽器のこと
幼稚園の頃からピアノを習って、お母さんの影響でジャズを聞いたりもして、けど練習は大嫌いだからレッスンの五分前にちょろっとバイエルを練習して行って優しい先生に微妙な顔をさせる日々を送ってた。
母方の親戚がほんとに全員何かしらの音楽をしてて、母は元吹奏楽部、上のいとこも吹奏楽部。
本当に音楽というものが身近にずっとあった。
中学に上がって、大体みんな部活に所属する。自分もその中の一人で、まあそれなりの陽キャ友達がいたので女子バスケ部とかに行こうかなーとなる。そんな中体育館で部活動紹介があった。吹奏楽部の演奏があって、全員キラキラしててかっこよかったのを覚えてる。
友達は全員バスケ部に入ったけど自分は吹奏楽部を選んだ。打楽器がしたくて、通いつめたけど結局オーボエになった。
オーボエ、世界一難しい木管楽器とか言われてる。ただ私は1番鳴らしやすかったからマジでこんなん主観だと思う
自分の中学は、割と精力的に活動してる吹部だったかと思う。合同練習とかしたり、プロの先生がたまーに来たり。なんかイキってたら部長になったりもした。
あと、本当に部活が生きがいになった。
先生がすごく尊敬できる人で、本当にいい環境だったこともある。あんなにピアノを練習するのが苦手だったのに、オーボエならロングトーン30分も余裕だった。教科書的なものを買って勉強したり、ついにはピアノをやめてオーボエのレッスンに月一で通ったりもした。
自分の中学の中では、それなりに楽器が上手い方だったしそもそも住んでる県にオーボエという吹奏楽ではマイナーな楽器は(めっちゃソロとかあるし重要なんだけど・・・)3人しかいなかったので、県の選抜バンドとかに選ばれたりもして心折れる機会がなかったから、余計楽しんでできてたように思う。
それで、その勢いで私学の強豪校の推薦オーディションを受けた。
ふっつーに落ちた。ふっつーに心折れたし割とそれにかけてたから受験勉強もやばくなった。
そこは、中学の顧問がめちゃくちゃ好きなバンドで特にジャズポップスがとっても上手い。日本一とかにもなってるようなところ。(学校バレる!やばい)コンクールは最近はずっと関西金という感じ。
大好きな先輩がそこに行ってて、自分もそこに憧れた。
まじで諦められなくて、結局専願で受けた。しっかり受かった。自分のしぶといとこ、割といいと思う。
やっぱり強豪校にはめちゃくちゃ楽器上手い人ばっかりいる。本当になんか、今まで見てきた世界とは違う。
ただ、めちゃくちゃしんどかった。
恐ろしいほどみんな楽器が上手かった。コンクールに出るためにはオーディションに合格しなければいけないし、指揮者の先生はプロだから、あんまりそういうところに容赦ない。
中学で楽器が上手だった私は、普通の人になった。
あと部則が厳しかった!ひーん
休みも少なかった!ひゃーん
中学で部活ガチ勢だった私は死んだ。
ただ、同期が辞めて、1個うえの先輩も辞めて、パートが自分だけになった時が一瞬あって、そこで色々腹をくくれたし上手くなれた。
2年なりたての時の演奏会でソロがあって、自分があまりにも下手すぎて鬼のように先生に怒られて100人ぐらいいる合奏の部屋でめちゃくちゃ泣きながら1人でソロを吹いた時間もあった。
あれがあったおかげで上手くなれたから許します。
オーボエ死ぬほど上手い後輩が入ってきて、余計楽器が上手くあらないといけないというプレッシャーから成長できた。
多分同期の中では割と部活をサボった方だけど、自分なりに頑張った。
高3最後のコンクールではソロを吹いた。めっちゃ静かなところで、割と長いやつ。
本当に自分の全てをかけてたと言っても過言ではない!
コンクールは、府大会、関西大会とあった。
命かけてんのに府大会でソロをミス!で、めっちゃ泣いたし先生に慰められた。精神が終わったのでその時付き合ってた元彼に、ソロミスって辛い事を言ったら『目立った?ミスって』と言われて、別れた。舐めんな。顔が好きでした
そして迎えた関西。
出番直後の鬼のエゴサで見つけたツイート。
誰かの今日イチかもになれた
あんなに沢山出場してる学校があって、オーボエソロも多かったと思う。その中で、今日イチに。
レッスンの先生とか、そういう人に褒めてもらうのも嬉しかったけど、やっぱり名前も顔も知らない誰かからのこう言う声は、本音という感じがしてとても嬉しい。報われた。
なんか無性に楽器が吹きたいというか吹奏楽がしたくてnote書いてたけどめっちゃ眠いしめんどくなってきた!結果私が楽器うまかったんだぜという証明がしたいやつみたいになった!そういうことじゃないのに!他にも特に高校吹奏楽には忘れられないしもう一度やりたいと思えることが沢山ありました。気が向いたら追記しよー
とにかく、私は中学高校6年間のほとんどを吹奏楽に費やして来たんです。だから、その費やしてきたものが進学したことで急に無くなって、自分の中から未だに虚無感が取れなくてずっと怖い。けど、金銭的なことや色々なことで楽器を再開するのは難しい。しんどい!noteにお気持ち発散しよーと思って。書いた!
けど飽きた!
追記!
12月になる直前に、定期演奏会のOBOG合奏のお知らせが来た。めっちゃ出るの迷ったけど同期がいっぱい出るって聞いて勇気を出してでることにした。
12月の終わりに2年ぶりにオーボエを持って、音を鳴らしてみたら、カスカスの汚い音が出て泣きそうになった。
あんなに息をするように吹いていたオーボエがこんなに吹けなくなるなんて考えてもなかった。合奏で楽器激うま高校生たちと一緒に吹いて打ちのめされた後に指揮の先生に話しかけられて、「楽器久しぶりなん?」って聞かれて2年ぶりですって答えたら「勿体ないな〜!」って言われてそこからその言葉が頭から離れない。
高校2年に上がりたての夏、コロナで夏にずれ込んだ定期演奏会で初めてやるソロがあって、(上でもちらっと書いてるかも)それがあまりにも下手くそで何度も何百人もの前でやり直しさせられて大号泣していたのに気づいたら勿体ないと思ってもらえるようになっていたんだという嬉しさと、けどそんな自分はもう2年前の自分なんだというショックで次の日は本当にダメダメだった。
なんで楽器を辞めてしまったんだろうって、今でも思う。2年間思ってる。ってことはやめない方が良かったんだろうな。でも自分の楽器がありません。親に、楽器買うか聞かれた時、どうせ高校で辞めるからって言って断らずに欲しいって言えばよかったのに。それだけだった
いつまでもこうやって吹奏楽とオーボエに囚われたままの悲しい化け物ができてしまいましたよ!
とりあえず3月までの短い間、暫くこの後悔を忘れられるぐらい楽器をスキマ時間で練習したいと思います。だから練習日記も録音します。録音し忘れがちですが。
吹奏楽のことばっかりnoteに書いて、最悪!ごめんなさい!
ほんとに、これなんかほかのとこにも書いた気がするけど、ちょっとでも今自分がやっていることを好きとか楽しいとか思うんだったら絶対に続けた方がいい。もちろん今精神的苦痛がある状態なら、その形態は変えた方がいいかもしれないけどキッパリやめてしまったら後悔しちゃう気がする。少なくとも私はそうなので、これから生きる上でこのことを教訓にしたい。
音楽することを辞めない!!
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