心理学を辞めたこと。

大学で学び始めてから約15年。
自分なりに心理学に取り組んでいました。

イギリス大学院でジェンダー学専攻したり
占い師になってビジネスしたり
いろいろ脱線したものの
私の中の大筋としては、やはり心理学。

「病んだ心を治したい」

その気持ち一つでいろいろ学び
占いと合わせてカウンセリングという形で
実践してきたところがありました。

それをこのたび、辞めたんですよね。
合わせて5年くらい関わってきた心屋塾とも
距離を置くことにしました。

心屋塾ってもはや宗教とも言われているけど
カウンセリングメソッド自体は
占いとも組み合わせて実際に使えるほど
やはり斬新で効果が出やすいものだったと思います。

誰にも言えない、分かってもらえない気持ちに
寄り添ってもらうことから
悩みの解決は始まると思うから。

ただね、私途中から
悩みは解決しなくていいんじゃないのか
心の病はそのままにしておけばいいんじゃないのか
そう思うようになったのです。

というのも、日本社会って
生活保護を含め軽く病んだ人にわりと優しい。

しかも私がカウンセリングした人たちって
経済的にとりあえず困ってない人がほとんどでした。

別になにがなんでも心の治療をして
こんな社会の荒波に再び戻らなくたっていい。
もはや普通の人にとっても
十分生きにくい世界になってきてますよ。

こんな社会で生き抜いていくには
相当の意思の強さだったり強運だったり
アホなほどのポジティブシンキングしかない。

私の家族はほとんど全員が
精神不安定や発達障害で
一部のめっちゃ精神強い
家族親戚のビジネスによって
全員が養われるといった関係性でした。

私は家族の中でただ一人
心臓に毛が生えていました。
そして他の家族の心にも
毛を生やそうとしていた。

そのために自分の色んな武勇伝を披露するものの
面白がってこちらの世界に来てくれるどころか
話聞いて不安になって卒倒。
そんな感じでした。

家族とはもう4年会ってないです。
これから先も会わないと思います。

とりあえず生活に困ってないならいいじゃない。
そう言ってメンヘラさんを自分から遠ざけることを
自分に許すのに1年かかりました。

でも、話しても無駄だから。
メンヘラさんの心の中には
なぜか不安ばかりが湧いてくる不思議な泉があって
わざわざそこから水を汲むことを
習慣のようにしているようです。

さよなら、メンヘラ。



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