ハムレット

シェイクスピアの代表作でおそらくは世界で1番有名な戯曲ハムレット。

私は大学で演劇学を専攻したので何回も読んだし、映画も見たし、舞台も見に行った。

当時は「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」や「尼寺へ行け」みたいな有名な台詞についてあれやこれや論じてたなあ。

「この台詞は当時のイギリス社会のなんとかを風刺している」とか「心理学的に見るとこれこれだ」とか。

それはそれでまあ楽しかった。

でも、会社員時代に改めてハムレットを読んだときにハッとしたのは「ああ、やっと独りになれた」って台詞。

ハムレットの中でもあまり注目されないシーンの地味な台詞だ。

小説や戯曲は読み手がどんな立場にいるかで印象がガラッと変わるんだなあと思いました!

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