プリンス

鯉のプリンス・堂林がやってくれました。

対横浜戦、1点ビハインドの8回裏にバックスクリーンへ飛び込む逆転満塁ホームランを放ち、チームの連敗を止めた。

その前の3回でも同点タイムリーを放っており、現在のカープで最も頼りになる選手と言っていいだろう。

能力は疑いようもなかったが、伸び悩んでいた堂林の活躍はマジで嬉しい。

堂林が入団した2009年のドラフトは、1位で選抜優勝投手の今村猛、2位で夏の甲子園で中京大中京を優勝に導いた堂林の獲得に成功。

長く低迷していたカープがこれから変わっていくことを期待させるドラフトだった。

この時、堂林はヤンキースのA・ロドリゲス選手のようなスケールの大きな選手になってほしいという期待を込めてA・ロッドの背番号「13番」を与えられている。

更に2013年のにはカープのレジェンド・野村謙二郎の背番号「7番」を受け継いでおり、ファンや首脳陣の希望の星だった。

しかし今村が中継ぎとして頭角を表していったのに対し、堂林は中々安定した成績を残せない。

好不調の波が激しく、大活躍するときもあるが全く使えない日も多かった。

そして徐々に不調の方が多くなっていく。

期待されては裏切るを繰り返し、気がつけば堂林も30手前。下には鈴木誠也というとびきりのスターも出てきた。

期待の裏返しからか痛烈に批判(妻の枡田絵理奈も「サゲマン」と中傷された)されることもあったが、いつしか堂林はカープファンの間でも終わった選手と思われるようになっていた。

プリンスというあだ名と、華やかなルックスからはからは程遠い苦労人堂林。

頑張れ!

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