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【2024年・蠍座満月】今ある葛藤も全部抱きしめて、自分の本質に還る。

こんばんは。

4月という新生活のスタートダッシュを切った皆様も、自分自身は変わらない日々でも周囲の新生活ムードを無意識に受け止めてきた皆様も。

きっとそろそろ”お疲れモード”に入ってくる頃でしょう。
このところ、いかがお過ごしですか?




2024年4月24日(水)午前8時49分、蠍座満月を迎えます。


今回は、かなり重ためな配置となっています。

牡牛座の太陽、蠍座の月、水瓶座の冥王星で作られた「Tスクエア」が強烈なインパクトをもたらしています。

不動宮のTスクエアは、とにかく頑固で動きません。それゆえに”行き詰まり”や”停滞感”といったものを感じている方も多いのではないでしょうか。


「理想と現実のギャップ」に打ちのめされる前に


春の柔らかな風とともに、颯爽とスタートダッシュを切ったのはきっと2週間前の牡羊座新月の頃だったでしょう。

新しい出会い、新しい仕事、新しい生活…「4月」という季節柄もあって”始まり”を意識する出来事にたくさん出会ったことと思います。


そこから2週間が経って少しずつ新しい生活にも慣れてきて、わかることも増えてきた中で感じるのは、

「あれ、こんなはずじゃなかったのに」

という感情。思い描いていた理想とは違う目の前の現実にモヤモヤし、翻弄されるのが今回の満月です。


さて、どんなことに心が反応したでしょうか?

今回の満月で湧き出てきた感情というのは、あなた自身が潜在的に抱える「あなたの本質」を司る感情

ですから、目を背けずにしっかりと向き合うことが大事になります。そして、現状の”あるがまま”を受け入れることが理想と現実のギャップを埋めるのに実は最短の近道なのです。


それは決して、「負けを認めろ」ということではありません。宇宙が創り上げたこの世界に勝ち負けは本来存在しないのです。

まずはありのまま、「ある」がままの自分をオールOKと受け止めること。そこで初めてゼロ地点に立つことができます。

この世界ではいつだって中庸でいられる人、フラットでいられる人が強いのです。なぜならゼロ地点はプラスにもマイナスにも、どちらにもブレないから。


マイナス地点から「こんなはずじゃなかった!」を何とかしようとすると、焦りや不安、執着など負の感情を纏ってしまうことになります。

プラス地点から「こんなはずじゃなかった」はあまりないかもしれませんが、「こんな少ないはずない!」とでも思ってしまったら最後、欲に目が眩みます。これはまた要らぬ不安や執着を纏うことになり、誤った判断をしてしまいがち。

ゼロ地点では「こんなはずじゃなかった」それでも、今はそれでOK。

なのです。至ってシンプル、けれど本質的。


「牡牛座」の性質は、広大な自然の中で風を感じながら大地を踏みしめて、草原の草をゆったりと咀嚼し味わう、という性質。

要するに今のこの瞬間を生き、今この瞬間に「ある」ものを味わっている

それが今回、太陽がある牡牛座の性質です。ゼロ地点に還って現状のあるがままを受け入れることは、「今この瞬間を生きる」こと。


もちろん、「今日、寝る場所がない」「今日、食べるもがない」という場合には緊急を要しますので除きます。

……が、そうでないなら今目の前に「ある」ものや、今この瞬間に触れているもの、周囲の人間関係を見ましょう。

そのもの自体に今は感謝ができなくてもいいから、今の現状を今日まで創り上げ、頑張ってきた自分自身に心から感謝をしましょう

自分自身へ向ける「ありがとう」こそが、理想と現実の溝を埋めるための魔法の言葉なのです。


内向的な満月だけれど、意識するのは「I Will,I create」


今回、牡牛座・蠍座・水瓶座のTスクエアとなっていて、女性性のエネルギーや内向的さを強く感じる配置となっていますが、占星術のクオリティ(3区分)は4つの星座が揃って初めて完成します。

「Tスクエア」とは同じクオリティの4つの星座のうち、1つの星座が欠けてしまっている「アンバランス」な状態です。

ですから行き詰まりや停滞感を感じる中でヒントとなってくれるのは、その欠けた1つの星座の要素になってきます。


今回は獅子座が絡んでいませんので、獅子座の要素を使っていくと現状打破につながるヒントが見えてくるかもしれません。

特に、獅子座は今回2ハウス。真向かいの8ハウスには水瓶座の冥王星がいますから、かなり効果的かと思います。

獅子座の合言葉は「I Will.(私は志す)」そして「I create.(私は創造する)」です。

今回の満月では、

「自分自身の潜在的な欲求だったり思いに気がついたのなら、未来を志し自分の手で創造していくこと」

が、満月からの裏メッセージとなります。

指を咥えて待っていたって、理想とする未来が向こうからやってくることはあり得ません。どんな人でも自分の手を使って人生を創造していく必要があります。

今回は特に月が5ハウスにありますが、5ハウスのナチュラルサインは獅子座です。

いつもは内向的な月だけれど、深層心理の中で感情を表に出して爆発的な人生のクリエイトを起こすことを望んでいるのかもしれません。


「ちゃぶ台返し」はちょっと待て。もう少しだけ頑張ってみよう。


ここまで、「Tスクエア」についてお話してきましたが最後にもう一つだけ。

満月の時期は特に感情が昂り、翻弄されやすくなります。さらに今回は満月に対して冥王星のTスクエアがあるので「破壊」が起きやすい配置と言えるでしょう。

外から強制的に起こる「破壊」については、コントロールが効きませんから甘んじて受け入れるしかありません。

ですが自分自身で起こす「破壊」について、特に仕事や社会にまつわる事柄については一旦深呼吸をして落ち着きましょう。今ではありません。


今回は、土星がMCにカルミネートしています。そして前回の新月と同様、火星との合が続いています。

前回もお話しましたが、火星と土星の合というのは定着の配置であり、忍耐力を表します。ですから、今はまだ大きな行動を起こすべき時ではないことを頭に入れておきましょう。


また、火星と海王星が今回タイトに合となっていますから、土星と火星で培った忍耐のパワーで、新たな夢が描けるかもしれません。海王星の願望実現エネルギーを現実逃避に使ってしまっては、あまりにもったいないです。

冥王星が絡む「Tスクエア」では、”ちゃぶ台返し”的なことを起こしたくなりがちです。ですがそこはグッと堪えて、もう少しだけ踏ん張ってみましょう。

「新卒で入社したばかりだけど、もう辞めたい」

こういうのも、どうぞあと少しだけ上手く息抜きしながら耐えてみてください。次の新月の頃にはきっと何かしらの結果が現れますから、そのタイミングで判断しましょう。

今回の満月のサビアンシンボルは蠍座の5度で「大きな岩場の海岸」です

このサビアンシンボルも、忍耐や我慢、辛抱を表します。大きな岩は荒波に打たれてもじっとそこにあり続けますよね。一見何も変化がないようで、波に打たれることで岩は少しずつ角が丸くなり、新しい形へと変容をしていきます。

まずは、置かれた場所で咲こうとするバイタリティをぜひ身につけてみましょう。

諸々の判断は次の新月でするのが良さそう。お金のサイン、牡牛座ですからね。そこまで待ってても遅くはないでしょう。

以上、今回の蠍座満月の所感でした。
満月の夜は、月光浴をして月に想いを馳せてみましょう。


どうぞ、素敵な2週間をお過ごしください。


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