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【2024年1月】山羊座新月の星よみ:「他責思考からの脱却、”真の大人意識”を手にする新月」

こんばんは!

あけましておめでとうございます。新しい年が始まりました。

もう早いもので10日が過ぎましたが、新年は波乱の幕開けとなりました。

まずは、この度の震災により被害に遭われた皆様へ、こころよりお見舞い申し上げます。微力ながら、個人的にも義援金・支援金を通して一日も早い復興を願って、今できることをしていきたいと思っています。

今月は、イレギュラーなことが多く起きてきそうな星回りとなっていますので、引き続き自然災害・事件・事故には気をつけていきましょう。

★「新月」について


「新月」とは、太陽と月が重なり地球から見て月が見えない状態のことです。月の公転周期は約29日ですので、新月は一月に一度(二度起こる月もあります)起こる現象です。

占星術で「新月」は始まりを意味します。0から太陽の光を集め満ちていくためのスタートライン。”始まり”のエネルギーがピークに達します。

そのため「新月」は何かをスタートさせるのに良い日とされています。特に今回は山羊座で起こる新月ですので、地に足のついた現実的な目標や夢を描くと良いでしょう。

より具体的なアクションは最後の項目にて詳しく解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。


「山羊座新月」のチャートリーディング


2024.1.11 PM20:58 @TOKYO


チャート全体とアセンダント


アセンダント:乙女座14度「家系図」

今回のアセンダントは乙女座の14度です。

「家系図」というと日本では重々しいといいますか、ご先祖様を辿るための古文書のような印象を持ちます。

現代では役所で聞けばある程度までは簡単に調べられるものの、実際に自分のルーツを調べたことがある人はとても少ないと思います。「興味はあるけれど、手間がかかりそうでなんとなく腰が重たい」そんなふうに感じますよね。


この乙女座14度はまさにこの「面倒臭いな」「大変そうだな」「無理じゃない?」と思うようなことをやってのけるエネルギーなんです。膨大なデータも例えば、家系図のように木が枝分かれするようにまとめてみると分かりやすくなったりしますね。

実は、一つ前の乙女座13度では「混沌とした場所に秩序をもたらせよう!」という強い意思力の感じられるサビアンシンボルとなっていました。そして時間・空間・情報の全てを全体的な広い視野で俯瞰して捉え、その上で細かく分類したり、仕分けていくことをします。


「サビアンシンボルというのは本当にすごいな」と感じるのはまさに今、日常に”カオス”を感じている私たちが向けるべきエネルギーの矛先をきっちり案じてくれているところ。


乙女座というのは、日常に根ざしたサインです。

今年に入って大きな地震に見舞われたり、事故や事件が連日後をたちません。そんな中、国を動かす政府も「政治とカネ」の問題で揺れに揺れています。要するに、今の日本は”カオス”そのものです。

でもこのサビアンシンボルに記された意味というのは、”カオス”な現状だからこそ、秩序だった日常を私たちは送るべきだという意味が込められていると私は思うのです。

実際の「家系図」で考えてしまうと大袈裟に感じてしまいますが、「時間・空間・情報の全てを全体的な広い視野で俯瞰して捉え、その上で細かく分類したり、仕分けていく」というのは何も大袈裟なものではないはずです。


その日のスケジュール管理だって、目標達成までの戦略立案だって。

私たちは毎日の仕事や日常生活の中で、「時間・空間・情報の全てを全体的な広い視野で俯瞰して捉え、その上で細かく分類したり、仕分けていく」を自然とやっていっているはずなのです。

だからこそ「やるべきこと」「優先すべきこと」が明確になり、無駄な時間や手間を省いたり、安全に計画を遂行して経済活動を行っているのです。


この世界で生きる日々を、安全に、地に足つけて過ごすために私たちは今こそ乙女座のエネルギーを存分に使っていく必要があるんですね。


新月のサビアンシンボル


<太陽・月>山羊座21度:「リレー競走」

今回の新月が起こる山羊座21度というのは、山羊座のエッセンスが凝縮した「山羊色マックス!」な度数です。

さて、そんな山羊座というサインが求めるもの、望むものとはなんでしょうか?

それはズバリ一言。「社会的成功」なのです。それしか欲しくありません。


ただ、現代社会で「社会的成功」というとどこか”一人勝ち”みたいな印象を受ける人も多いかもしれませんが、”山羊座の求める「社会的成功」”というのはそんな薄っぺらいものではないのです。

社会は集団であり、チームであることを忘れてはいけません。牡羊座の個のエネルギーから順を辿って成熟してきた10番目の星座です。とっくに「個」だけのあり方にフォーカスする領域は卒業していないといけないのです。


お金を稼ぐこと、欲しいものや好きなものを買うこと。

もちろん、これらが悪いこととは言いません。ですが、山羊座的な見方をするのであれば「社会的成功とは?」を掘り下げたときに”私の成功が、結果として社会にとっても良いもの”であることが求められているんですね。


現代社会では、自由と意思を押さえつけられて息苦しさを感じる人も多いでしょう。そんな社会に不満を感じている人がたくさんいます。ですが、この21度ではそんな不満を溜め込むフェーズは終わっています。

自分の心を縛り付けるような「自分では誰かのために、しなければならない」という責任感をすでに「結果としてこれが自分のためになるから、社会のためにも、自分のためにもやる」という主体的なマインドに昇華させているんです。


私は、よくX(旧:Twitter)で「他責思考はやめよう」という言葉を用いますが、まさに今回の新月は「他責思考から脱却する新月」というふうに言えるでしょう。

一つ一つの物事を主体的=自分事と捉えること。自分の頭で考えて、自分の手と足を使い行動すること。自分を取り巻く環境や起きる出来事に「責任」を感じること。

「◯◯が思うとおりに動いてくれなかったから」
「あの人のせいで」

こんなことを言ってのける社会的な成功者なんて、見たことないですよね。起きた出来事、招いた結果は全て「自分のもの」なのです。

「自分で決めたことだから、自分でやる。自分との約束を守る。」

これがまさに山羊座が手に入れたい”真の大人意識”なのです。


ここから山羊座冥王星が動き、水瓶座冥王星時代がやってくる前の最後の新月となるわけです。もう一度山羊座に戻ってはきますが、その次の移動で完全に移動が完了してしまいます。

「冥王星の水瓶座への移動完了」は今年の11月に起きる話ですから、毎日を忙しく過ごす私たちにとってはもう目と鼻の先に近づいてきているんです。


12星座というのは、その星座の課題やテーマをクリアしてその星座で必要なマインドを体得してから次に進みますから、いつまでも「他責思考」でいては山羊座のテーマをクリアすることはできません。

山羊座のテーマをクリアできなければ、水瓶座に向かった先でボッコボコにされてしまうのです。「前の星座のエネルギーをまとい、さらに進化させたエネルギー」が次の星座なのです。


もう時間はありません。私たちは”試されている”ことを胸に刻んで2024年を過ごしていかなければならないとこのサビアンシンボルを見ながら、思うのです。


新月と冥王星合、ノード軸のTスクエア


今回一番目立つ配置となるのは、オーブ(度数差)は緩めにはなりますが新月のそばには移動を間近に控えた冥王星がくっついています。(=コンジャンクション)

そして、「ご縁」の軸で牡羊座ドラゴンヘッドと天秤座ドラゴンテイルのある”ノード軸”に対してTスクエア(直角三角形)という複合アスペクトをとっている配置です。

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