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【2024年・射手座満月】新たな一年に向けて、助走をつけて

こんにちは。

5月も終わりに差し掛かり、早くも「梅雨入りがいつなのか?」という話で持ちきりになる季節がやってきますね。

気候の変化や、ジメジメと湿度が高く過ごしにくい季節となってきますが、自然災害には注意しながら気分よく過ごしていけるようにしたいですね。




2024年5月23日(木)午後22時53分、射手座で満月を迎えます。

2024年5月23日22時53分 日本・東京

今回の満月図では、アセンダントに冥王星がコンジャンクションしています。クレイドル(別名:ゆりかご)という幸運的な複合アスペクトを形成しているものの、アセンダントに土星以降のトランスサタニアンが重なる時というのは、大きなニュースを伴いやすいです。

マンデン占星術(政治や金融の動向を読む占星術)では、1ハウス=国土そのものを表していますので、天変地異のような出来事が起きてもおかしくありません。

そしてICには、マンデン占星術で”地震”と読むこともある天王星が鎮座しています。以上のことから決して不安を煽る意図はありませんが、十分に避難用具や備蓄品などのもしものための確認をしておきましょう。



今回の満月での出来事は「自己受容」してから進む


やはり今回の満月図で注目するべきは、アングルのトラサタ。

水瓶座の冥王星は現在逆行中ですが、今回の満月図ではアセンダントに重なるために否応なしに大きな変容が起こってくるでしょう。

今回、満月の軸と冥王星は「調停」を、そしてもう一つ満月の軸と海王星の「調停」があり、二つの調停の頂点を結ぶと台形のアスペクト・クレイドル(ゆりかご)が形成されます。

クレイドルはハンモックのように守られるとされる「幸運のアスペクト」と呼ばれていますが、チャートを見るとMCとIC軸の左側で形成されていることから、最終的には守られるのですが必ず「自己受容」のプロセスが必要だということ

このアスペクトの恩恵を受けたいのであれば、この満月で起きた別れや手放し、完了に関する出来事は痛かろうが、苦しかろうが「一旦まずは起きたがままを受け止める」という過程が必要です。

そこから先は、「ここからどうしたいか?」を自分自身の思うままに描いていきましょう。冥王星の絡む破壊のあとというのは、真っ新な状態になるわけです。なのでそこから先は描きたいままに描いてしまいましょう、


特に今回の満月はアセンダント水瓶座のために、チャートルーラーは天王星。その天王星はICという自分自身のルーツだったり、生活や社会で生きるための基盤を根底から覆してきます。

ICは4ハウスの始まりでもあるので、そこに天王星がいると「転勤」「異動」「急な引越し」など、馴染みの場所から離れて環境が変わる…といった急な変化も起こりやすいです。

天王星は突拍子もないことを起こしてきますし、心の準備などはさせてくれないでしょう。今回は冥王星も絡みますから尚更です。初めは戸惑い、「なんで私が?」と言いたくなることが起きるかもしれません。

ですが、これをまずは「幸運アスペクト」のパワーを信じて、受け止めていきましょう。


軽やかに、賢く


今回の満月、太陽は双子座3度にあり「チュイルリー庭園」月は射手座3度にあり「チェスをする2人の男」というサビアンシンボルがそれぞれ当てられています。

この二つのサビアンシンボルに共通するもの、それは「賢さ」です。


双子座3度のサビアンに登場するチュイルリー庭園は実際にフランスに存在し、ルーブル美術館が隣接する美しい庭園です。


チュイルリー庭園


そんなチュイルリー庭園を、上から見るとあることに気がつきます。



敷地内が均一に仕切られ、池などの水場も左右対称な作りになっていること。この庭園は元々は宮殿の敷地内でした。

人間は左右対称=シンメトリーなものに安心感を得るとされているのですが、はるか昔にもすでに人々が安心して過ごすことができるように、このような設計がなされているのはすごいことですよね。


また、この区切られた線がチェスの盤の目にも見えてきます。射手座3度のサビアンシンボルにも「二人」という、均等に割り切れる数字が出てきます。

チェスは、将棋のように盤の目にコマを並べて、一定のルールの中で自分の陣地を守りながら相手の陣地に進み自分の領土を広げていく遊び。

自身の王の陣地を討ち取られれば負けだし、相手の王の陣地を打ち取れば勝ち。先回りして、相手の手を読みながら戦う頭脳戦なわけです。


双子座も射手座も同じ柔軟宮で「知的好奇心」の星座とされていますが、二つの星座の知的好奇心が向かう先というのは「構築」です。

自分自身の安心感や、何かを勝ち取った未来を「知恵」「知性」を使って構築していくのです。

人は行動するときに必ず目的を持ちます。毎日素振りのためにバットを振る少年は「プロ野球選手になる」という目標=自身の未来に対する目的のためでしょう。

「宮殿の中に憩いの場が欲しい」から様式美であるチュイルリー庭園はできました。「この勝負を自分のものにしたい」から頭を使ってチェスの盤面を見ながら戦略を立てます。

今回のこの二つのサビアンシンボルはまさに、自分の理想や安心感や未来のために、双子座や射手座の知的好奇心・未来志向を前面に出していく度数となっているのです。


この2週間で気をつけること


今回の射手座満月期間で気をつけることは下記の3つです。

・「イライラ」など怒りの感情の対処やケアを怠らない
・楽観的になりすぎない
・腰痛や臀部の病気に注意

今回のチャートでは、火星が自身のホームである牡羊座に入り、良くも悪くもパワフルな状態。その上で今回の満月図では火星はシングルトン(=どの天体とも絡まない)の状態で、火星の暴走を止めてくれる天体がいません。

ドラゴンヘッドとも重なっているので、宿命的なことも起こりやすい配置です。どうか落ち着いて目の前のことに対処するようにしましょう。カッとなってした行動は、のちの後悔に繋がりやすいです。

そして射手座といえば「楽観主義」です。金星と木星が重なっている今はお財布の紐が緩みやすいですので気をつけましょう。

また、射手座の担当部位は腰のあたりや臀部について、持病の有無に関わらず「腰痛」や急な「ぎっくり腰」などには注意しましょう。痛みがあったり、疲労が溜まっている場合には無理をせず適切に対処してくださいね。


以上、今回の射手座満月の所感でした。

どうぞ、素敵な2週間をお過ごしください。


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