オメ2フラゲしました

自粛してますか〜?
最近ハマっているこの挨拶はオメでたからパクっています。どうも、オメでたのおかげで、Yes!アキトさんのダブルパチンコが頭から離れないちゃんべるです。


オメでたい頭でなによりの新しいアルバム、

オメでたい頭でなにより 2

が発売されました。聴きました。初見でない曲が多いものの、1周ザーッと聴いて、その感想をぽちぽちと。とても長いです。総括すると、最高、その一言に尽きます。



01 頑張っていきまっしょい
まさかのギター始まり。ライブ中盤でありがちな、ギタリストによるピロピロソロのようなやつ(伝われ) オメでたってあんまこういうの無いから、すっごく新鮮。これから始まるのめっちゃ良いな。からのドラムとボーカルが合流。バスドラの1発1発の響き方、余韻が力強くて心地よい。そして歌詞が良い。「もう嫌だ」ってハッキリ言うてくれるのが良い。最初は嫌だ嫌だ文句言いつつ、後半にいくにつれて前向きなメッセージをくれるオメでたらしさ。基本的にずっと楽器が鳴ってて圧が強いのに対して、この曲は楽器がほんまにシンプルで、テンポが遅めなのも相まってボーカルが際立ち、言い聞かせてくる印象。「付ける薬ないくらいバカ笑いしてた日思い出して笑いたい」それなオブそれな。安直に「頑張れ」っていうことで追い詰められる人がいるのを分かってて、優しいなぁって。2Aでピアノが入ってくることでその優しさが感じられた。コーラスの方々の声、毎回聴こえ方が違うんやけど、音量バランス変えてるんかな?色んな人がいて、変わりばんこに前に出てくる気がする。ギターソロ……ギターやんな?あれ、音が発明的すぎんか?めちゃくちゃ好き。ラスサビ前の歌詞が良すぎる。自分が踏ん張るのは自分の足でしかできないけど、それさえ何とかなればあとは支えてくれる人がいるんよな。ここで転調するのすごく良い。ラスサビはこれがクライマックスではないのかっていう盛り上がり。既に胸がいっぱいです。アウトロの一番最後の音で、一気に序奏っぽさが出て、1曲目、ハイカロリーながらアルバムへの期待感を持たせてくれた。

02 今いくね
疾走感!ライブ直前!って感じ。ライブ始まりに聴きたすぎるやろ。インタビューとかで読んでたからそういう曲やって分かってたけど、そういう曲って知らない状態で聴いても同じこと思ったと思う。何かが始まりそうなワクワク感。オメでたの和曲良き。最初のベースの合流の仕方かっこよくて頭抱えた。ライブでも1人ずつ出てきて合流してくれ私が喜ぶ。音の粒がはっきり聞こえるベースソロ、私が好きなやつです。ありがとうございます。流れるような柔らかなメロディラインが主役級すぎてな。ギターはいつもの跳ねるような軽快さを残しつつ、唸るようなロックな歪みが前面に出てきててカッコ良い。音色明るめで笛と調和してて良い。バッキングはゴリッゴリに重くて和太鼓と調和。ラウドなサウンドに和楽器が調和してくるの、オメでたさん本当に上手くて自然に聴けちゃう。めっちゃカッコいいんやけど、改めてフルで聴くと、運動会の時めっちゃええとこで切られたんやなって思ってしまった笑

03 踊る世間もええじゃないか
からのこれ。繋ぎが完璧すぎる。アルバムを通して聴くべき。プロローグから間髪入れず、一気にアルバム本編へ引き込まれるボーカル始まり曲。和曲から和曲やから繋ぎも自然で、そのままテンションを持っていける。この曲はライブで聴いた時から思ってたけど、とにかくおせきの声が良い。演歌調の伸びやかではんなりとした声。と思ってたらサビのコーラスラインが天才だった。ありがとうございます。オメでたのコーラスはとんでもねぇのがポンポコあって幸せである。2Aでいつものラウド。でも和要素も残っててこれぞ人情ラウドロックサウンド。展開がいくら変わってもちゃんとまとまりがあるのは、オメでたのすごいところ。優しくしては不覚にもワロタ。勢いワロタ。ベーススラップがとてもやばい。聴かせてくるなぁ。「1人ぼっち 祭りのあと 楽しいほど 胸ぽかり」のところは、笑うユメっぽいね。最後にライブ行ったのがオメでた三重やって、この曲でぶんぶんタオル回してくっちゃくちゃになって騒いで楽しかったから、ぽっかり寂しくて泣いちゃうわね。ただ楽しいだけじゃなくて、苦しいとか寂しいとか、そういうものもあるよね、でもそれもひっくるめて踊ろうよっていう繊細さ。おせきのはんなりした声で歌われると、その繊細さにグッとくる。収束してライブができるようになったら、今抱いてる寂しい気持ちもも含めて踊ろう。最後、アウトロでギターだけがフライングで入ってくる演出大好物なのでごちそうさまでした。

04 乾杯トゥモロー
cincinのフォントほんと草。相変わらずとても良い。爽やかさと、程よい明るさと、前向きさ。それでいて、マイナスの感情を置き去りにしない優しさ。モッシュやダイブができないライブでも、そういうのが怖い人も、みんなで輪っか作って、親指立ててゆっくり歩きながら乾杯する。みんなが汗だくになってもみくちゃになるだけじゃない、他のライブの楽しみ方の可能性を模索するオメでたやからこそ提供出来る楽しくて暖かい曲。歌詞もすごく良いんだよ。「笑っていいと思う どんな過去があっても」「酌み交わそう 明日のきっかけ」今日のことを思い出して遠慮するより、ライブの時くらいは気持ちよく乾杯したいね。おせきのMCで「きっかけを与えてもらってる、だからきっかけで返していきたい」っていうのがすごく好きで、楽しいこととかいくら発信してても、自分が受け取らんことには楽しくならないわけで。それが難しい日もあるけど、少なくとも、悲しいことを忘れて笑えるきっかけを、私はオメでたから貰ってるなと思う。あとこの曲MVめっちゃいいから見て欲しいよね。みんなめっちゃいい顔で乾杯してるの。cincin🥂

05 God luck -運神-
歌詞の口が悪い。治安も悪い。ハッキリ言ってタイプど真ん中のぽんちゃんですありがとうございました。リズム隊とボーカルが重めなのに対して、ギターの音が空間系で全体を包み込んでる。聴いてて面白いアンバランスさ。ベースバッキバキやな、最高。ボーカルはチャイルドプレイの流れで、歌ってるというより、吐き捨てるように喋ってる感じ。言いたいこと、クソ食らえって思ってることを遠慮してオブラートに包むより、直接ぶちかましてくれた方が気持ちが良い。オメでたメンバーのもつ芯の強さがいい意味で昇華された曲やなって思った。

06 SIX ON THE PACK
私は何を聴かされていたんだ?ライブで「なんだこれは?」となり、MVで「なんだこれは?」となり、歌詞カードで「なんだこれは?」となりました。植田トレーナー巻き込みまくってて、めっちゃ笑った。1Aのチャラさとサビの驚異の中毒性が魅力の曲です。楽器置いても推すんでメンバー各位安心してください。1回聞いたら全然頭から離れなくて早半月、筋トレは続いてるしプロテイン買ったし、普通にめちゃくちゃモチベになってるのでこれはシャブ。

07 ザ☆キュ〜ティクルピーポー
私は何を聴かされていたんだ?(2回目) エッセンシャルさん、おっさん5人に女性向けシャンプーのCMお願いするのは、いい意味で気が狂ってて推せますね。MVは普通に可愛いので何回でも見れます。これもシャブ。パサパサで手ぐし通らない時、ほんまにパサパサァァァァって気持ちなので分かりみが深い。ちなみにエッセンシャル髪に合わないので使えないんだな……。SIX ON THE PACKからの流れでいくとこの曲もエクササイズしててじわる。

08 四畳半フォークリフト
この曲初めて聴いた時、みっちゃん作詞!?ってびっくりした。おせきやぽんちゃんがいるとなかなか出せない後ろ向きな気持ちを諦観を交えたような雰囲気で言葉にしてて、すごく新鮮。シンセの音とかピロッピロのバッチバチでいつものオメでたな感じやから、余計に歌詞の物寂しさが際立ってる。みっちゃん曰く、自分のためだけに好き勝手作ったとのことやけど、アーティストが自分のことしか書いてないような曲が自分に当てはまると、こういう気持ちの人が自分の他にもいたのかと思って安心できるんよね。私にとって、これはそういう曲。アーティストが好き勝手に書いた曲を、リスナーは好き勝手に受け取って、その上で共感が生まれるならそれはきっと素敵なこと。みっちゃんの歌詞は、自分に当てはまるだけじゃなくて、ハッとさせられることが多い。「弱さとも一蓮托生 悩みのタネに花は咲かねえ こんな場所でも生きるしかねぇ」「逃げて死んでないだけの日々それは生と言えるのか」私は言えないと思って生きてきたけど、ちょっとずつ、これでも生きてるうちに入るのかなと思えるようになったよ。諦観してるようで、やだやだ!ってちゃんと嫌だと言えるのは尊いことやなと思う。弾き狂ってるようなギーソロが、歌詞と対照的で、生きてる感があって好き。

09 哀紫電一閃
重てぇ〜。好き〜。ABサビ全部主役すぎない?サビのボーカルの口の周り方あまりにも好きすぎる。本作、英語に聴こえるところは日本語詞で、日本語に聴こえるところは英詞っていうの多いな?歌詞も、文字でちゃんと見て楽しめる、2度おいしい。カラオケで初見で入れたら読めんくて事故るやつやなぁとか思ったり。それもまた楽しい。全体通してシンプルかつ印象的で、オメでたのメロディレパートリーの多さが詰まってる。アニメタイアップに落とし込みながらも、オメでたらしさを忘れてない。むしろFMLあたりの流れを感じる。その上で、その後に得たものを練り込んで、新旧オメでたが混ざった新しい形。すごく好き。ピンポイントで好きなところをあげるなら、サビ前のドラム→ベース→休符の流れ。ライブで優勝するやつやわ。

10 週末ゥッッッ★トビマ〜ス!!
ベースがですね、良いですね、音色がですね、良いです。バリバリっとしたトゲのある音。イントロ、全体的には爽やか寄りやのにギターの音が不穏。からのトビマストビマスで、ガッツリ拳上げさせる曲やったわ。裏切らないなぁ。休日出勤がんばれそうな曲やな。関西弁がナチュラルに入ってるのは、ふふってなる。じわる。おせきの目まぐるしく変わる声色と歌詞カードのフォントが合ってるの良い。こういうこだわりに弱い。治安の悪さ一番好きかも。喝入れてちょけていこう。これはかなりライブで聴きたいなぁ。

11 ピーマン
他人を意識したみっちゃん曲。本人も言っていた通り、明らかに四畳半から変化してる。確実に誰かがそこにいる歌詞。爽やかなサウンドに、誰もが思ったことがあるようなことを真っ直ぐに伝えてくる歌詞。正統派な印象。Aメロ初めて聴いた時は、ボーカル赤飯に頭が上がらなかった。こういう歌い方も出来るんやな。力強くて、荒々しくて、好き。We will luck youとかもこの系統やと思うけど、ここまで「寄り添いたい」気持ちが入ってる曲って今までなかったような?MCやインタビューで話していることはあっても、曲で伝えるっていうのは新鮮。ラスサビに向けて転調してブラスが入って、どんどん前向きになってゆく。弱さを持っていても、乗り越えられなくても、自分次第で変われるって信じさせてくれるのはいつだってこういう音楽。最後、うぉう!って入るの好きすぎる。これでクライマックス。みんなで手を叩いて大団円。MVの中で、手を叩きながら、マオチャンとみっちゃんがおせきに寄り添うところ、これがエモか……と。5人の、お互いを信頼している空気が本当に好き。新しいアー写もしかり。

12 またくるね
伝わらない!ネタが!わからない!ごめんなさい!笑
ただ単純に、ピーマンで締めたあと、スタッフロールが流れてそうな曲やなと思いました。ネタは伝わっていませんが、これはこれで好きです。またきてください。聴いてるとなんだかチルな気持ちになります。

はー。書いた書いた。やっぱり単体で曲を聴くのと、アルバム単位で聴くのとは全然違うね。オメでたの「人情ラウドロック」がまさに体現されたアルバムやなと思いました。頑張ろう!とか前を向こう!とか口に出すのは簡単。彼らは、前向けない人もいることがわかっていて慎重に丁寧に、背中を押してくれる。聴き終わる頃には「あれ?なんかさっきより前向けてる気がする」って思える。自然に前を向けるきっかけをくれる。ふざけてるところが目立つのも分かるし、全力で真面目にふざけてるところも大好きやけど、だからこそ歌詞とか改めて見てほしい。彼らのやろうとしてることをもっともっと大勢の人と楽しみたい。

終わりの見えない自粛期間が続く中、遊ぶことすら制限される中で、こんなに素敵なアルバムを作ってくれたメンバー、スタッフさん、このCDが私の元に届く前に関わった、あらゆる人に感謝を。GW直前にええもん手に入れました。

私は、これを、ライブで聴きたいんだ。手元にあるチケットは3枚。もちろん全日程、振替公演行く予定。すごくすごく楽しみ。今は辛抱するしかないけど、楽しみを胸に、出来ることをやりつつ、がんばっていきまっしょい!

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