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あたりまえに報われない

私は高校生になってから特に神社に手を合わせに行くとかそういう行為が億劫になった。
宗教というものを学校で扱い始めた頃、突然親にうちの宗教はなんなのか、と聞いた。
すると、無宗教だと返ってきた。
神社で手を合わせに行ったりするのに「無宗教」と言われたことが、なんだか意味がわからなかった。
中学3年生の時に原爆について学ぶために行きたい人は志願して原爆ドームに行くという行事があった。
1人しか行けないのだが、5人の志願者がいた。
その中の1人だった私は、誰よりも行きたいと思っていただろうといまだに思っている。
話し合う中で私ともう1人に絞られた。
最終的に、くじ引きで決める事になった。
くじ引きで決めることが最善なのか?と思ったけれども私はこんなに学ぶ意欲があるんだから見えない力が味方してくれるような気がしていた。
でも、私が引いたのはハズレのクジ。
その時にこれはなんなんだろうと思った。
そこそこショックを受けた。

頑張ったのに報われなかった

そんな気持ちに似ていた。
でもね、後々考えたらそんなものだよなあと思った。
人の頑張りを評価してくれるのは人でしかない。
クリスマスプレゼントをもらって喜ぶ子供。
「いつも頑張っているからサンタさんがくれたんだね」みたいな。
誰にでも偶発的に起こる良いこともあるけど、偶のラッキーを待っているだけじゃ不十分。
人間は欲張りだから自分から評価を得るために行動に移す。
そうしなければ生きていけないし。
それが自分のしたいことなのかと苦悩しながら次の日を迎えるのが人間なのかなと思ったり思わなかったり。



らじばんだり________________

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