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親と子の信頼関係が子どもの人生を左右する ーおむつなし育児のお話ー

今日は、親子の信頼関係を築き、子どもの情緒を安定させるおむつなし育児のお話です。

現在、私の子供たちは11歳と8歳ですが、赤ちゃんの時は2人とも布おむつとホーローおまるで排泄をしておりました。

おむつなし育児を実践した母親として、
そしておむつなし育児アドバイザーとしての経験をシェアしていきます。

目次


・おむつなし育児とは
・なぜおむつなし育児をしようと思ったか
・結果どうなったか
・メリット・デメリット
・赤ちゃんとのコミュニケーションが深まると良い理由
・まとめ

おむつなし育児とは


おむつなし育児(Elimination Communication:EC)とは、赤ちゃんの自然な排泄リズムを観察し、赤ちゃんが排泄のサインを出した時にトイレやおまるに連れて行く育児方法です。

この方法は、赤ちゃんの成長に寄り添い、信頼関係を築くことを目的としており、具体的には、赤ちゃんが排泄したいときに出すサインを親が敏感に察知し、適切なタイミングでトイレやおまるを提供することで、赤ちゃんは自分の体のリズムを学びます。

なぜおむつなし育児をしようと思ったか


おむつなし育児に興味を持ったきっかけは、母親からの

「布おむつで育てるよね?」

と言う一言でした。
布おむつと言う選択肢がなかった私は、ちょっと身構えましたが
色々考察するうちに、それもアリだなと思う様になりました。

そんな時に図書館で見つけた一冊の本。

それが、おむつなし育児と言う方法との出会いのきっかけでした。


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この本との出会いから
「どうせやるなら、ありとあらゆる良い育児を試してみよう」
と言う育児理念を持って子育てをしようと決め、今に至るわけです。

この本には、赤ちゃんの自然なリズムに合わせた育児方法が詳しく紹介されており、おむつなし育児を行う事で、赤ちゃんと深い信頼関係を築けるという点に強く惹かれました。また、おむつのゴミを減らせるし、無駄なコストもかからないエコな育児法としても魅力的なものでした。

私自身、環境問題には関心度が高く、育児を通じて未来の子どもたちの為にこの地球と言う美しい星が、このままずっとあり続けて欲しいと願っています。ですので、少しでも環境に優しい生活を実践できるように心がけておりましたし、子どもの健康を考えた時にも、紙おむつに含まれる化学物質についても気になり、おむつなし育児がより自然で健康的な選択肢だと感じトライしてみる事になりました。

結果どうなったか


おむつなし育児を実践するにあたり、私は布おむつとホーローおまるを使って赤ちゃんの排泄を促す方法を取り入れました。

しかし、布おむつって後処理がとにかく大変なんです。

ウンチをされてしまうと洗うのが本当に大変。
数を使えば、洗濯して畳んでと言う労働が増え、子育てしながら昔の人は本当にすごいなと思うばかりでした。

なので、できるだけ布おむつの洗濯枚数を減らす!
が、私の目下の目標で、その目標達成の為には
おまるでの排泄回数を増やす必要があったのです。

息子の排泄のサインを知りたい!!!一体いつ!?
と、ずっと観察してわかったことは、

息子の場合
・とにかくおしっこの回数が多い
・ずっとしている
・授乳中は9割する
・夜に寝ていてもおしっこが出てすぐ起きる

娘の場合
・息子に比べるとおしっこの回数が半分以下
・夜中する事は無かった
・外出時もほとんどおむつ替えをした記憶が無い

と言うそれぞれの特徴があり、息子の時はとにかく量も回数も多いので本当に苦労しました(汗
当時0歳の息子が初めておまるで排泄してくれた瞬間は本当に感動的で、以心伝心ができたように感じてとてもうれしかったのを覚えています。

初めはうまくいかないことも多かったのですが、子どものタイミングを知る事でおまるでの排泄成功率が上がってきたのを記憶しています。
成功率が上がって来たら、おまるを洗うのが面倒だったので早々にトイレでの排泄に切り替えました。

逆に、娘は全くと言っていいほど手がかからず、1回目の反省点を活かすことなくトイレでの排泄になりました。おまるを使った記憶もあまりありません。もういきなりトイレへGOでした。

とは言え、完全におむつなしにするのは難しいと感じることもあったため、紙おむつも併用しました。
特に外出時や疲れている夜なんかは紙おむつを使用し、ママの負担を軽減する事も必要だと思います。自分を一番大切にする事は、お母さんになったからって変わりません。むしろ、家族を幸せにするためには必要な事ですよ。

2歳になる前位には2人共、日中に心配する事は無くなりおむつサヨナラとなりました。と言う事で、おむつなし育児を通じ、子ども達は早い段階でトイレトレーニングが完了したのであります。

メリットデメリット


おむつなし育児のメリットは、
・赤ちゃんとのコミュニケーションが深まること
・トイトレがスムーズに進むこと
・おむつの使用量が減り環境に優しいこと

一方デメリットは、
・手間と時間がかかる
・赤ちゃんへの注意を注ぐ必要がある
・まだまだ一般的ではない育児方法のため、周囲の理解が得られにくい場合がある

です。
ここで、私が一番着目して頂きたい事は
メリットの赤ちゃんとのコミュニケーションが深まることです。

赤ちゃんとのコミュニケーションが深まると良い理由


では、なぜ赤ちゃんとコミュニケーションを深める事が良いのでしょうか。

ハーバード大学の心理学教授、エリック・エリクソン(Erik Erikson)の研究によると、幼児期の信頼感の発達がその後の人格形成に重要な影響を与えるとされています。
エリクソンは、人間の発達段階において

「基本的信頼対基本的不信」

という初期段階があり、この時期に親との信頼関係が築かれることで、子供は安心感と信頼感を持つことができると指摘しているのですが、おむつなし育児を通じて赤ちゃんのサインを見逃さず対応することで、赤ちゃんは「自分のニーズが理解され、対応してもらえる」という親への信頼感を育むことができます。

更に、赤ちゃんとのコミュニケーションがことで、赤ちゃん自身も自分の感情や欲求を理解しやすくなります。これにより、自己肯定感が高まり、他者とのコミュニケーション能力も向上します。

エリクソンの理論を基にすると、早期に親との信頼関係を築くことが、その後の社会生活や学習意欲にも良い影響を与えると言えますよね。

 まとめ


今大きくなった子供たちの様子を見ると、快・不快の判別が良くできているなと感じます。

私はこの判断ができる事をとても大切にしています。
何故なら、心地よい、心地よくないと言う判断を自分で繰り返し、上手く心地良いを選択をする事が人生を自分でコントロールしていくコツだからです。

不快なはずなのに、気づかずにずっとその環境にいると人間必ず病みます。

「まだ1回しか出てないから大丈夫」
→出たので取り換えましょう(汗

「すぐ変えたらもったいないよね!ゴミになるし!」
→すぐ変えてあげましょう。
ゴミになる事を心配するなら早期トイトレに取り組みましょう(汗

紙おむつは生理用ナプキンと同じ構造で作られているそうです。
ママになった人は100%ナプキンを使用したことがあると思います。
月経時にずっと同じナプキンつけておいて心地良いと感じる人はいないと思う。

自分の子どもには心地よい状態をキープして欲しいと思いますよね。

泣いておしっこがでたよ!と訴えているの子どもに対しては
是非、心地よい状況を作ってあげて欲しいと思います!

私も紙おむつは大変便利で、すばらしい文明の利器だと思っています。
布おむつやホーローおまるしか選択肢が無ければそれはそれで辛い子育てになっていたと思いますが、紙おむつのおかげで外出も気兼ねなく楽にできる様になりました!

問題は使い方です。

ChatGPTなんかもそうですね。
使い方によってはその人を考えない人間にしてしまう。

母親が賢くある事が良い社会を生むと思っています。

おむつなし育児は、親子の絆を深め、赤ちゃんの成長に寄り添う素晴らしい方法です。
もちろん、全ての家庭に合うとは限りませんが、興味がある方はぜひ試してみて下さい。私も育児中のママさん達にアドバイスをしていますので、気になるけれど、やり方がわからないし、1人では不安。と言う方はお気軽にご相談下さいね!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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kaori

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