The Earth and I

先日、とある記事で「ガイア理論」という言葉を目にした。その記事の内容は、マイクロソフトのビル・ゲイツ氏が「新型コロナウイルスのリスクは減ったが、また次のパンデミックが発生するだろう」と発言した内容で始まっていた。そして、「地球の環境を破壊する人類は既に人口過剰で、地球の生態系のバランスを保つために淘汰されていくしかないという考え方がある」という内容へと続いてゆく。地球全体を一つの生命体「ガイア」だと考える、それが「ガイア理論」だ。
興味のある方は以下のアドレスの記事を参照して欲しい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9505bc1559f9a129fed1df04b6a13cd9e5829e60

ガイア理論とは
https://eleminist.com/article/618

このガイア理論については知らなかったのだが、今回の記事を読んでとても共感した。特に、地球を1つの生命体だと考える部分だ。自分は子供の頃から、もしくは遅くとも思春期になる頃までには、ガイア理論と同じ感覚を持っていた。いや、もしかしたら保育園の頃からかもしれない。地球全体が1つの生命体だという感覚は自分の中では当たり前だった気がする。もちろん、子供だったので理論のような直接的な表現手段は持っていなかったのだが、そういう感覚を持っていたと思う。そしてそれは周囲のみんな、少なくとも大人達はみんな持っている感覚なのだと思っていたのだが、どうやらそうでは無い事が次第に分かってきたのだ。子供ながらに自分は他の人とは違うのかもしれないと思い始めていた。

当時は保育園や学校、家庭、近所という狭い世界しか知らなかったから同じような感覚を持っている人がいる事を知らなかった。しかし、大人になって世界が広がると、どうやら同じ日本、世界には同じような考え、感覚を抱いている人達がいる事を知るようになった。それはとても嬉しい事だった。そして、実は自分の身近にも程度の差こそあれ、同じような考えを持っていた人はいたのかもしれない、気付かなかっただけかもしれない、と思うようにもなった。その後、近年になって特にコロナをきっかけに少し世界の意識は変わり始めた気がする。

人々の生活が便利になり、食べ物も美味しい料理が手軽に手に入るようになり、その裏では動物や魚の乱獲、森林伐採が起きてしまい、地球は温暖化に向かっている。クリーンなエネルギー源、経済的なメリットとして原発を利用しているが、災害や戦争で放射能漏れの危機に瀕するリスクもある。それは人間にとって害になるだけでなく、地球の環境を汚してしまう。 
これでは地球だって怒ってしまうだろう。
地球を人に例えれば、今はお腹を壊している状態だ。お腹を壊せば体は自然と悪さをしているばい菌を排除しようとする。それと一緒で、地球にとってはばい菌、ウイルスは人間なのかもしれない。地球上で悪さをしている人間を排除、減少させるのは地球の自浄作用として自然な事なのかもしれない。

以前に他の内容でnoteに書いたのだが、コロナウイルスの発生原因は人間なのか動物の復讐なのか、それ以外の理由なのかは分からないが、その時に紹介した著者もガイア理論と同じ事を本の中で述べていた。つまり世界は人口過剰なのだ。
そして動物達の復讐というのは、結局、地球の意志と結びつく。動物達は地球と調和しているので、やはり地球の作用と考える事ができる。
さきほど人間がお腹を壊すことを例にあげたが、その例えを続けると、腹痛に苦しむ人間にとってお腹が痛いのを治すことが重要であって、ばい菌をやっつける方法が何であるか、その過程がどうなっているのか、科学的に分析する事は重要ではない。とにかく、どうやってでもいいからお腹の痛みから解放され、お腹も痛みをもたらすばい菌の悪影響から解放される事が重要なのだ。それと一緒で、地球にとって、人口減少をもらたす原因がどのように発生し、どのような過程で結果に結びつくのかは重要ではない。地球を汚す人間が減少するという結果が重要なのだ。

だから、我々人間にはコロナのような次の脅威がどのように発生し、何が原因になるのかは予想がつかない。根本原因を直さない限りは永遠と人口を減少させる脅威がやってくる。
私達は地球に住まわせてもらっているのだから、それについて良く考えなければいけないなと思う。
そして優れた世界のリーダー達の一部は、やはりスピリチュアル的な考えと似たような叡智に辿り着く。お金の無い世界、地球と調和した世界・・・
こうした世界を目指そうとするのだ。

そして、人口を減少させなくても解決する方法もあるはずだ。それは一部の人間達が行なっている地球と調和しない方法で生きようとする方法を是正すること。まず最初に意識を変えて行く。意識が変われば行動も変わる。自分で言っておきながら自分が出来ているのかは、はなはだ疑問だが、せめてこれからも地球の生態系を尊重しようと思っている。

それから大量消費、大量廃棄で経済を回そうとする、戦争をする、等の行為をやめていく事だろう。自然を破壊し、生態系を破壊する行為は全て当てはまる。ほんの少しの工夫と正しい技術の使い方をすれば、乗り切っていけるのではないだろうか。


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