ビュッフェとは人生である

最近何かと話題の本田圭佑がキョコロヒーというバラエティー番組でのインタビューで

「本田さんにとって、サッカーとは?」と聞かれて

「人生そのものですね。」と答えていた。

本田さん曰く「サッカーは足を使うスポーツだからボールを上手く扱えなくて失敗することばかり。思い通りにいかないところが人生そっくりでしょ。ミスばっかりするスポーツだからそこでどう振舞うか、失敗とどう向き合うか、サッカーをスポーツではなく失敗論で観てほしい。」と仰っていた。

なるほど。思わず唸ってしまった。こんな上手い喩えを聞いたらなんだか俺も上手いこと言いたくなってきた。

俺にとって人生とは何だろう・・・。そうだ!

人生とはビュッフェである。これだ。

ビュッフェは面白い。皿という限られたスペースに様々な料理をとって並べていく。自分が食べたいものを優先し、茶色い料理でギチギチに埋め尽くされる人もいれば、見た目を重視して野菜なども色とりどりに取り入れるタイプの人もいる。本当に好きな料理を数種類だけ取って満足する人もいれば、あれもこれもとにかく様々な料理に手を出す人もいる。中にはアイデアを駆使して料理を掛け合わせてオリジナル料理を創り出す強者もいる。

人生だってそうだ。1日24時間という限られた皿の中で取捨選択をして自分の皿を彩っていく。成果を重視してとにかく詰め込む人、趣を重視してゆとりある生活を送る人、何か一つのことに打ち込む人、あれこれ目についたものに手を出す人と様々だ。どれも正しくて決められた正解なんてない。

本当に人生なんて決断の連続である。人生というビュッフェ会場には休む間もなく次々と料理が運び込まれてくる。それらを取捨選択して自分なりの皿を完成させなければならない。
絶対にやってはいけないことはただ皿を持ったままぼーっとすること。ぼーっとしているうちに料理は冷めてしまう。

考えてたら本当にビュッフェって人生そっくりだなと思えてきた。

いつか言いたい「ビュッフェとは、人生そのものですね。」と。

誰か俺に「あなたにとってビュッフェとは?」ってインタビューしてくれんかな。そんなやついないか。

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