2022年の反省と2023年の目標
年末年始から年明けにかけてバタバタしてたがようやく落ち着いたので遅ればせながら2022年を振り返ってみる。
2022年最大の反省点はずばり「習慣化の落とし穴」である。
継続は力なりという諺があるように毎日継続して努力することはとても大事だ。
そして継続することの最大の秘訣は生活リズムの中に組み込み、習慣化すること。
乗り物でも動き出しが肝心で一度動き出してしまえばあとは慣性の法則が働き、進み続けることができる。
2020年、コロナ禍をきっかけに生活を見直して習慣化することを始めた。毎日同じ時間に寝て同じ時間に起きる。
夜は飲み会やデートがあるから毎日やるべきことは朝、時間に余裕を持って起きて済ませる。
毎朝時間にゆとりができて取り組んだことは英会話学習だった。オンラインで1日30分、ネイティブの講師と英会話レッスンをする。
英語が堪能になることを夢見て来る日も来る日も俺は英会話レッスンを続けた。
そんな中、レッスンを初めて1年弱経った頃、不安を覚えた。毎日PCの前に座ってネイティブの講師と話をしていても一向に成長する兆しが見えない。
言いたいことは伝えられないままだし、相手の言葉は聞き取れない。
焦りを覚えた俺はこの状況を改善しなければと思い、あるインフルエンサーが紹介していた英語コンサルティングサービスのSTRAILを受講してみることにした。
高額なサービスだが背に腹は代えられない。ずっとオンライン英会話に受講料を払い続けるわけにもいかなかった。
STRAILの体験授業では、1分程度の短いスプリクションの聞き取りとそれに関する質疑応答を英語と日本語で行った。そのやりとりをもとに講師が課題を見つけてくれるというものだった。
講師曰く、語学学習というものは習得の順序があり、初めに「文法などの基本事項」→「リーディング」→「リスニング」→「スピーキング」と
順に進めていくことでどのような言語も習得できるとのことだ。そして大事なのは自分が今どの段階にいるかを把握して課題に取り組むこと。
俺もなんとなくはこの順序を理解していた。
そして今自分はスピーキング能力を向上させる段階だと自覚していた。
リスニングも怪しいが少しくらいなら聞き取れるし、スピーキングを鍛えることでリスニングも一緒に向上するとなんとなく思っていた。だからこそ英会話レッスンに取り組んでいた。
結論からいうとそれはすべて間違いだった。体験授業を終え、講師が提示してくれた課題はまずリーディングを鍛え、それからリスニングに取り組むことだった。
自分は思っていたよりも下の段階にいたのだ。
これには正直面食らった。普段から英語の文章は読んで理解できているし、リーディングは問題ないと思っていた。
しかし、講師によると読めてはいてもスピードが遅く、会話として使いこなすには瞬時にリーディングができなければならないとのことだった。
つまり、なんとなくやらないよりはマシかもと思って大金を注いで1年間取り組んでいた英会話レッスンは全くの無駄とまで言わないものの、適切な学習ではなかったのだ。この事実には正直こたえた。
課題が見つかってからはなんとなく続けていた英会話をやめ、まずは瞬時に英文を理解するためにリーディングと英単語の学習を始めた。
課題が分かると何を意識して取り組めばよいかが明確化するし、講師がしっかりと正しいやり方を教えてくれるので取り組みやすい。
成果は少しずつ出てきた。まだまだ言葉につまることはあるが、聞き取りは徐々に良くなってきている。
この経験から2つの反省を得た。
まずは冒頭にも書いた習慣化の落とし穴だ。
最初は意識して毎日取り組み習慣化するまでは大変だが一度習慣化すると継続するのはそこまで難しくない。
しかしここで問題なのは慣れてくると毎日ただ何も意識せずにこなしてしまうところだ。
そうすると毎日頑張っているつもりになるだけで、実のところは何も成長せず時間だけを無駄にしてしまうことになる。
人は楽をしたがる生き物だ。何も考えずに単純作業をする方が楽だから無意識にそうなってしまう。
これと同じようなことが最近の環境活動や慈善事業にも当てはまる。
何もしないよりかはマシだと思って節電や募金をしただけで地球に貢献したつもりになっている人の多いこと。
本当に解決しなければならない問題はもっと大きいはずなのに。一人一人がもっと真剣に考えなければならないのに。
そしてもう1つの反省は正しいやり方で努力すること。
リーディングを鍛えなければならないのに英会話ばかりを練習していた俺は言うなれば持久力を鍛える短距離ランナーのような状態になってしまっていた。
自分の課題を見つけてその課題を解決するために正しい方法で努力すること、そしてそのためにはその道のスペシャリストにしっかりコーチングしてもらうことが大事だと改めて気づいた。
この反省を生かして、普段の生活で何となく続けていることなどを見直していきたい。そして毎日課題を持って取り組み、振り返りを定期的に行い、現状に最適な課題に取り組む。
このサイクルをしっかり定着させることが今年の目標。
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