誰かと時間をともにすること

俺が尊敬してやまない水野敬也先生の代表作「ゆめをかなえるゾウ」に登場するガネーシャの教えの中で

何かをやめてみる

という教えがある。人間に与えられた時間は平等で、1日24時間で増やすことも減らすことはできない。そのため、何か新しいことを始めようと思ったらその前に何かをやめなければ新たに時間を作りだすことはできないという極めてシンプルな教えだ。

最近、共に時間を過ごす人ができて、自分の生活は大きく変わった。たしかに一緒にいる時間はとても充実していて、かけがえのない時間ではあるが、その一方で自由な時間は大きく減った。あれもしたいな、これもしたいな、でもそんな時間はない、ともやもやする時もある。

それでも一人で自由を謳歌していた時と比べて、トータルでの幸福度は今の方が高いのだから今のままでいいような気もしている。

いずれは誰かと支え合って共に生きていかなければならないのだから、これは社会に順応していくためのステップなのだろうなと今は思っている。

ああ、自分が普通の人間にだんだんと近づいているような、嬉しいような、少し悲しいような、今日ももやもやしている。

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