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長谷川ちゃみの本棚

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本が好き。本や読書にまつわる話題を集めました。
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#金井真紀

新しい読書仲間に自己紹介代わりに薦めた本「『罪と罰』を読まない」

いかがお過ごしですか、長谷川ちゃみです。 私は本が好きです。 先日、新しい読書仲間ができました。 同じ会社の方なのですが、今まで仕事での接点がなく、挨拶しかしたことがない方です。 ひょんなことから読書好きということを知り、私が「私も本が好きです。お友達になってください」とストレートに言ったら、後日お薦めの本をメールしてくれました。 そこで、私が自己紹介代わりに返信したお薦めの本がこちら。 『罪と罰』を読まない どうしてこの本を紹介したかというと、この本を読んで、

【本の紹介】子育てのヒントに「虫ぎらいはなおるかな?」

いかがお過ごしですか、長谷川ちゃみです。 虫、お好きですか? 私は、ちょっとだけ家庭菜園をしているので、 虫と対面することはありますけど、虫捕りをして遊んだりはしません。 ダンゴムシ、てんとう虫は触れます。 バッタは触れるけど、カマキリは無理。 部屋にGが出たら「ひ!」と声が出るけど、外でGを見かけても何とも思いません。 虫に対する親近感は、日本で暮らす大人のなかでは、中の下くらいは持ち合わせているかなーと自分では思っていますが、どうなんでしょう? 虫をテーマにしたユニ

【随想】本のほとり#3|安田浩一 金井真紀「戦争とバスタオル」

♪さる・ゴリラ・チンパンジーはもう歌わない。 きっかけは、この本。 「戦争とバスタオル」 文 安田浩一、文と絵 金井真紀 (亜紀書房 2021年) 子どもの頃、母方の祖父母の家に行くと、仏間にセピア色の若い兵隊さんの写真が飾ってあった。その兵隊さんは祖母が最初に結婚した青年であり、戦死してしまった人である。若き祖母は夫がなくなったあともその家に残り、そこで婿養子を迎えた。その婿養子が私の祖父である。つまり、私は若い兵隊さんが生きて帰ってきていたら生まれなかった命である。

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