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長谷川ちゃみの本棚

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本が好き。本や読書にまつわる話題を集めました。
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#第2図書係補佐

新しい読書仲間に自己紹介代わりに薦めた本「『罪と罰』を読まない」

いかがお過ごしですか、長谷川ちゃみです。 私は本が好きです。 先日、新しい読書仲間ができました。 同じ会社の方なのですが、今まで仕事での接点がなく、挨拶しかしたことがない方です。 ひょんなことから読書好きということを知り、私が「私も本が好きです。お友達になってください」とストレートに言ったら、後日お薦めの本をメールしてくれました。 そこで、私が自己紹介代わりに返信したお薦めの本がこちら。 『罪と罰』を読まない どうしてこの本を紹介したかというと、この本を読んで、

アウトプットを意識したら読書が面白くなくなってしまった方におすすめの本

いかがお過ごしですか、長谷川ちゃみです。 noteでは、書評や読書感想文など本を紹介する投稿がたくさんあります。私も本が好きなので、よく読んでいます。 私も出会った素晴らしい本を皆さんにご紹介できたらなぁと常々思っています。でも、本を読みながら、「この本面白いなー、noteで紹介しよう」と思った瞬間に、なんだか読書が面白くなくなってしまうのです。 「本の内容を正確に読み取らなきゃ」とか、「ここは引用したらどうかな、付箋をつけておこう」なんて考えていると、途端に読書が窮屈

【随想】本のほとり#1|又吉直樹「第2図書係補佐」

エッセイを書けば人生がもっと面白くなる。仮説というより、そうに決まっている、そうじゃなきゃ嫌だと思っている。だって、又吉の周りにばかり面白い人が集まったり、面白いことが起こったりするなんて、あまりに不公平だ。私だってエッセイを書けば、きっとバンバン面白い人に出会い、面白いことが起こようになる。 いや、それはさすがにちょっと違うだろう。そもそも、又吉はネガティブな出来事から面白みをすくい上げて書いている。ってことは、まさかエッセイを書くと、ネガティブな出来事が起きて、それを笑