魔法が解ける
いつまで続けられるのか分からないけど、いつまでもこのままでいてほしかった 私の好きな子の周りの子たちは何か思うことがあり、それぞれの決意があり、魔法が解けてしまったように 12時ぴったりにきみたちがひとりひとり消えてく いつまでも過去に引きずられて おいてけぼりの私がいる
きみたちの魔法は有限だったのだろうか 誰かが消してしまったのだろうか、全部わからないけれど 聞こえなくなってしまった声と、見えなくなった光があったのだろうな きみたちに宛てられた封筒は全て開けましたか、それでも選んだ道ならばそちらが相当光って見えたのでしょう、わたしは それが悲しくて仕方なくて 悲しいことなど人生でこのくらいしかない、お幸せな人間なのかもしれないけれど きみたちの居なくなった景色は やっぱり辛いです きみたちもいて、私の好きな子もいて、景色でした
まだ先の長い人生で、ここにいたことが 綺麗な思い出になってしまうのが ほんとうに悲しい 思い出じゃなくて、人生ならばどれだけ良かったのだろう きみたちの人生は私のものじゃないから ずっとここにいて欲しいなんて言うのは 勝手すぎるのかもしれない だけど そんな勝手をきみたちに押し付けてしまいます ずっとここにいて欲しかったです きみたちなら行ける場所がきっとたくさんありました 前に進めません どうしたものか 好きはこういう側面があるから苦手ですね きみの魔法が解けないように 祈るばかり
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