物語の目的
なぜ人は物語をつくり、楽しむのだろうか?
本日出演するSNSドラマセミナーで物語について話してくる。
トレンダーズ、「記憶に残る動画マーケティング」セミナーを開催 話題の"SNSドラマ"仕掛け人3名がゲスト登壇 | NEWS | トレンダーズ株式会社 https://www.trenders.co.jp/m_seminar/181018/index.php
私が物語をつくるときは、人間の欲望(価値観)をマッピングし、キャラクターを配置し、価値観がどう対立するかをまず決める。物語はすべて、異なる価値観の喧嘩と調和からできているからだ。
AとBという異なる価値観の人がいて、最初は喧嘩しているが、やがてAは自分のなかにBを見出し、Bは自分のなかにAを見出していくのが物語だ。
つまり様々な物語のゴールは、A=Bということだ。「憎んでいたあの人は、自分だった。」という物語のゴールに向かって、登場人物は競い合い、戦っていく。
ゴールが見えれば、勝利条件も見えてくる。
相手と自分が同じだという視点に立ってコミュニケーションすればいい。そうであれば、自分が他人とは違って特別だと着飾るためのアイテムやステータスは、すべて道具やトラップであって本質的な意味はそこにないことがわかる。
自分を重要だと見せるためのものは一切不要になり、そこに費やす時間が節約できる。物語を繰り返すことで、そういったことが段々みえてくる。それこそが物語の目的ではないか、と私は思う。
読んでくれてありがとう!