漫画マーケティング入門&ワークショップ
先日、マンガ学部がある京都精華大学で「漫画マーケティング入門」という授業とワークショップをしてきた。結果、約70名中69名に好評だったので一部を紹介。素直で優秀な生徒と会えて楽しかった。
マンガ家として稼ぐのは難しい。専門学校を含め沢山の学生がマンガを学ぶが、プロになれるのは一握りだ。しかし、既存のマンガ以外でも稼ぎ方はあるのだから、それを身につけて稼いでほしいと思ったのがきっかけだ。
紹介したのはコンテンツ・マーケティングの漫画版で、企業のPRを漫画を使ってする方法。学生は純粋な漫画やデザインを学んでいるので、それをどうマーケティングに組み込むかという話をした。
漫画と広告のメッセージを同じにして、楽しませつつメッセージを伝え、ユーザーの態度変容を図る。態度変容は実際にユーザー調査で計測する。
反応が特に良かったのは、漫画家のかっぴーさんと対談したときに改めて学んだ上の話。
漫画も強引に分けるとギャグ漫画とストーリー漫画に分けられるけど、ストーリー漫画は態度変容に効きやすい。ここでは公開できないが、実際の調査結果をもとに説明した。
さらに事例をもとに概要を90分説明し、次にまとめた。
概論のあとは、ワークショップで実際に身につけてもらう。
今回はコンテンツと広告を組み合わせる型を9つ紹介し、実際に課題を出してやってもらった。たとえば次は最もよくある型。
名刺共有サービスの「Sansan」のCMでは、名刺が共有してないときのムダな努力を描いている。
これを漫画でどう表現していくか、という例をみせて、課題をやってもらうことで簡単に身につけられる。
型は多数紹介したけど、詳細は知りたい方だけ見てください。
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