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ちゃこのVリーグ観戦記2020【32】

2020-2021V.LEAGUE Division1 MEN
レギュラーラウンド
第16週 第32戦/全18週 36試合

2021年3月14日 日曜日
山口県岩国市・岩国市総合体育館
【JTサンダーズ広島ホームゲーム】

vs ウルフドックス名古屋(全4対戦 最終戦。1勝2敗)

ついこの間までの陽気はどこへいったのか、と思う感じの空気の冷たさ。
雨の予報は出てなかったと思うけど、広島では局地的に結構な量の雨風。
まるで、私らの心模様のようですね。
JTのメンバーは、猫田体育館の隣にある寮から、井上航くんに送り出される形で広島を出たそうです。
選手入場のとき、同期の井上慎一朗選手が手で「10」を作って井上航選手も一緒に!という意思を示しました。

さぁ!
航の分も他のメンバーは背負ってコートに立ちますよ!
試合結果は?!


15-25 ←これが「キレてる」以外のどんな言葉で現せるというんだね?
18-25 ←…途中までは良かったが。落ち始めると止まらない
25-22 ←一矢報いる
21-25 ←力尽きる…

セットカウント1-3で負け…。

本当に、「勝てない」チームに成ってしまった…と思った。
気持ちで勝てるほど簡単な話ではないが、無ければ勝ちに貪欲になれないものがある。
「覇気」がないんだよ。

覇気:覇者になろうとする気性。積極的に立ち向かおうとする意気。勝ち気。(広辞苑より)

『ハイキュー‼︎』の日向翔陽はバレーど素人からバレーボールのプロになっていくわけだけど、1番大事だったのは、これだったんじゃないか、と私は思ってる。
「負けたくない」
「最後までコートに立っていたい」

JTのメンバー皆んなは、バレーボールする心のどれくらい「日向」や「影山」ですか?!
あなたは何ですか、と聞かれたら、会社員、なのかもしれないけど、
会社員である前に、バレーボーラーなんだろう?!
そうでない人は、とっとと普通の会社員になりなさい。
バレーボールする気持ちが無い人とチームは組めない。

今日の、
スターティングメンバーは、
OH:山本将平キャプテン、陳建禎
MB:小野寺、安永
OP:エドガートーマス
S:金子
L:唐川
航の代わりにLを立てることはせず、坂下をベンチin。

第1セット2-8ファーストテクニカルタイムアウトの後、陳さん→八子さん。
??アクシデント?
でも、その後も普通にベンチには居たけど…。タイムアウトやセット間の時とかにアップしてないから、もう今日は出ない、ってことなのね?んん〜…ムムム。
第3セット取り返して、第4セット(今日は偶数セットが私の目の前。エンド席なので向こう側にいるときは細かいことがわからない)で皆んながこっちに移動してきたら…??陳さんがその中におらん??何があったの、いったい。
もう…ホント…泣きたい。

そんな中で、今日は、将平キャプテンの躍動と、坂下くんが無事コートに復帰したこと!は収穫ポイントだった。
2日目の鬼門を破るまではいかなかったけど、前日フルセットを戦ったトムの負担を軽減するべく、両サイドが頑張った試合だったと思います。陳さんがリタイヤした理由が不明だが。

相手チームのOPもおんなじように昨日打ってるから、やはりOHが結構打ってきましたね。
昨日センター線かなり決められたから、そっちを意識してしまうのか、この相手OH守備型でない方に決められすぎ、です。
同じ対戦相手と、連戦。前日の感覚を生かして良い時もあれば、こういう風に、昨日とは攻め方変えてきてるから、昨日のことは忘れた方がいいくらいの時もある。
でも、実際にプレーするのは人間だ。
いっそ、変えてみる、という手はアリだと思うが、西くんは出れない理由があるの?ベンチにはいるのに。
勇気がない、というか、優柔不断、というか…要するに采配にも覇気がないんですよ。

食らい付いていた第4セット。引き離されたのは、坂下が前衛のローテだよね?
レセプションでスパッと切ってくれる航はいない。
坂下を八子と変える勇気は何故出なかった?
…八子を信じてないから?そうね、第1セットに出た時に思い通りに雰囲気を変えてくれなかったかもしれない。
でも、ここで求められているのは、高さと経験、だよね?
坂下<八子、だよね?
何故、持っているカードを限界まで使わない?なんなら限界が来てもまだ温めて持ってる?
もう持ってる意味がないよね。
どうしても負けたくない、勝ってコートに立ちたい、という、覇気を、ベンチから感じません。

チーム全体を管理・運営する人は、構成する人(チームで言えば、選手)の履歴を理解してるもんよねぇ?と思ってしまう時がある。暗記するくらい頭に入ってるもんだと思うけど。
例えば、
将平キャプテンは、FC東京からの移籍だよね。地元は東京。こっち(西日本)ではない。移籍後1年試合に出れなかった悔しい時間があった。元々はリベロだったから当然守備うまーい!レシーブ超好き!サーブ好き!身体が柔らかーいから故障が少ない。今は子どもさんもいて、良いパパ。
八子さんは確かに大学生で全日本で活躍したスターだけど、大学時代から故障を抱えて大変だった。足首手術してるから動きが硬い。でも上半身めっさ鍛えて体つき変えて頑張ってる。
私らの仕事でも、どの部署でどんな経験をしているかという経験値や出身地がどこかという、情報(履歴)を正しく共有して、共通の仕事をやり遂げるために、管理職は、人員配置を色々と考える、というもんですよね?
それとおんなじじゃないの?でも、どう見ても、考慮してないよね?という時に、リスク管理はどうなってるんか?って思っちゃうんです。

今日、この試合がキッカケでバレーボールを見た、という人は、子どもだったならば特に、緑のチームではなくて、赤いユニフォームの方のチームを好きになるだろうね。
勝ったから、強いから、じゃない。
勝ちたい!と強く思ってやっているプレーは、見ている人を惹きつけるからですよ。
ずっと負け続けるチームを、義理や人情や付き合いやしがらみで応援する大人とは違うんです。
でも。
バレーボーラーとしては、
見ている人が、つい応援したくなってしまう、そんなバレーボールをしたい!と、思ってるんじゃありませんか?
今日のプレーは、そうでしたか?どうですか?

コロナ禍での開催になった2020-2021のシーズンは、皆んなの中にも特別なシーズンとして記憶されるでしょう。
あと残り4試合。
何回でも見たい、と思わせるようなバレーボールをやろう!
皆んなが勝って、笑顔で円陣を組む姿が見たいです。

来週土日は秋田で、ジェテクト戦。
再来週の土日は今シーズンのラスト、松本で、VC長野戦。
来週はTV観戦、
再来週は、初!長野県松本市に遠征して参戦します。
最後まで走るよ!

頑張れ!JTサンダーズ広島!!

(ちゃこ)


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