バイデン氏VSトランプ氏 互いに「史上最悪の大統領」と… “高齢対決”言い間違えも… テレビ討論会6/28(金) 20:15配信.もしトラ「中絶の権利奪われる」 バイデン氏「悪夢」警告2024年6月25日 07時22分 (共同通信)トランプが嗤い、全米が呆れたバイデンの「老いぼれ」ぶり、だがより深刻なのは米政界の甚だしき老人支配7/2(火) 11:47配信 .米大統領選、バイデン氏が撤退を決めたら何が起きるのか?7/2(火) 19:32配信等PDF魚拓



アメリカ大統領選挙に向け開かれたバイデン大統領とトランプ前大統領によるテレビ討論会。4年ぶりの“直接対決”は冒頭から目線も合わさず激しい非難の応酬となりました。    ◇ 日本時間28日午前10時に幕を開けたCNN主催の討論会。握手することもなく、冒頭から互いの政策批判が繰り広げられました。 民主党 バイデン大統領(81) 「トランプが政権を去った時、全てがカオスだった」 共和党 トランプ前大統領(78) 「バイデンはお粗末な仕事をしインフレは私たちの国を殺してる」 陣営スタッフとの接触やメモの持ち込みも認められず、自分の頭脳だけが頼りになるこの討論会。失言があれば命取りにもなるため、その一挙一動に全米の注目が集まります。    ◇ 4年前、2020年の討論会では… バイデン氏 「その質問については答えない」 トランプ氏 「なぜ答えない、過激左派だ」 バイデン氏 「黙ってくれないか」 発言をさえぎり、互いを非難する場面が相次いだため、今回は「相手の発言中はマイクを切る」という異例の措置がとられました。    ◇ 1週間前から大統領の山荘「キャンプ・デービッド」に“山ごもり”し、入念に準備していたというバイデン氏。しかし… 民主党 バイデン大統領(81) 「コロナで…失礼、…私たちがやるべきこと…医療保険を打ち負かした」 共和党 トランプ前大統領(78) 「そうだ彼は医療保険を打ち負かしたんだ」 序盤から「コロナを打ち負かした」と言うところを言い間違え、トランプ氏に揚げ足をとられる場面が。 現在81歳のバイデン氏と今月78歳になったトランプ氏につきまとう“高齢不安”を払拭できるかが注目されましたが… 共和党 トランプ前大統領(78) 「ゴルフのクラブ選手権で2度優勝した。それには賢さが必要だし長距離を打てないといけない。彼はそれができない。彼は50ヤードも打てない」 民主党 バイデン大統領(81) 「自分のバッグを持ってくれるなら喜んでゴルフをやるよ」 子どもじみた言い争いをみせていました。    ◇ その後もバイデン氏はトランプ氏が抱える裁判について… 民主党 バイデン大統領(81) 「このステージで有罪評決を受けた重罪犯は、私が今見ている男だけだ。彼が言っていることは真実ではない」 一方、トランプ氏は“支援疲れ”が目立つウクライナ侵攻について… 共和党 トランプ前大統領(78) 「大統領に就任する前に、プーチンとゼレンスキーの間であの戦争に決着をつけさせる」 互いの痛いところを突き続け… 共和党 トランプ前大統領(78) 「間違いなく彼は最悪の大統領だ。史上最悪の大統領だ」 民主党 バイデン大統領(81) 「(歴史研究者らの調査では)彼がこれまでの全ての大統領の中で最悪だという結果になった。これは事実だ」    ◇ 「史上最悪の大統領」とののしり合った二人。 この“舌戦”を見た支持者らは… トランプ支持者(米・ニューヨーク) 「彼(バイデン)にこの国を背負える能力があるとは思えない」 バイデン支持者(米・ニューヨーク) 「トランプはどの質問にも答えなかったと思う」 一方、こんな意見もー 討論会を見た人 「二人とも失望した。一人は質問に答えることができず質問を避け続け、もう一人は文章をきちんとまとめることができなかった」

バイデン氏VSトランプ氏 互いに「史上最悪の大統領」と… “高齢対決”言い間違えも… テレビ討論会

6/28(金) 20:15配信


 【ワシントン共同】米連邦最高裁が人工妊娠中絶を憲法上の権利と認めた1973年の「ロー対ウェード」判決を覆してから2年となる24日、バイデン大統領は声明を発表し、大統領選でトランプ前大統領が返り咲けば全米で中絶の権利が奪われると警告した。トランプ氏が在任中に最高裁を保守化させたと指摘し「悪夢の責任がある」と批判した。

 最高裁の判断以来、保守的な州で進んでいる中絶規制は大統領選の主要な争点の一つ。女性が選択する権利を訴える民主党のバイデン氏は27日の候補者討論会で、共和党のトランプ氏を直接攻撃する構えだ。

 バイデン氏は声明で「各州でトランプ支持者が過激で危険な中絶禁止法を成立させ、女性の生命を脅かし、医師を収監すると脅迫している」と非難。トランプ氏が全米で中絶を禁止しようとしているのは明らかだとし「絶対にさせない」と強調した。

 トランプ氏は22日、中絶に反対する保守派の集会で、在任中に最高裁に保守派判事3人を送り込み中絶規制の「成果を上げた」とアピールした。

もしトラ「中絶の権利奪われる」 バイデン氏「悪夢」警告

2024年6月25日 07時22分 (共同通信)


【ワシントン共同】米西部ユタ州で25日、共和党重鎮の穏健派で今期をもって引退するミット・ロムニー上院議員(77)の後継を選ぶ連邦上院選の予備選があり、穏健派ジョン・カーティス下院議員(64)がトランプ前大統領の推薦した候補を破り、勝利を確実にした。  同州は共和党の地盤。AP通信によると、カーティス氏は民主党候補と争う11月の選挙でも勝利する公算が大きい。共和党ではトランプ氏を熱烈に支持する保守強硬派の勢いが増しているが、同氏の過激な言動を嫌い、穏健派を支持する有権者が多いことが浮き彫りになった。  ロムニー氏は、2012年大統領選に出馬したが、当時のオバマ大統領に敗北した。

共和重鎮の後継、トランプ派破る 米ユタ州の連邦上院予備選

6/26(水) 16:11配信





(国際ジャーナリスト・木村正人)  [ロンドン発]大西洋を挟んで二大政党制の米国で大統領選(11月5日)、英国で総選挙(7月4日)が行われている。米CNNの主催で6月27日に行われたジョー・バイデン大統領(81)とドナルド・トランプ前大統領(78)のTV討論に世界中の注目が集まった。 バイデン氏とのテレビ討論会においてトランプ氏が見せたこの表情 ■ トランプ「彼自身、自分が何を言ったか分かっていない」  2人は壇上に上がっても握手しなかった。トランプ氏は老いぼれバイデン氏が自滅するのを待つ作戦だったが、「彼があのセンテンスの最後に何を言ったのか本当に分からない。彼も自分が何を言ったか分かっていないと思う」と勝ち誇ったように言った。討論はトランプ氏の圧勝だ。  英国の総選挙は最大野党・労働党のキア・スターマー党首(61)が倍以上の差をつけて保守党のリシ・スナク首相(44)を突き放す。保守党は壊滅的大敗が必至の情勢だ。同じ二大政党制でも2つの選挙を比べると、英国政治に比べて米国政治は老害が進んでいることが一目瞭然だ。  中国共産党系「人民日報」傘下の「環球時報」英語版(6月27日)は「候補者の年齢が注目されたことは米国政治のジェロントクラシー(老人支配の政治)を浮き彫りにしている。自称・民主的政治システムの重大な欠陥を示すものでもある」という専門家の分析を紹介している。

■ 「米国の政治マシンの停滞、硬直化、活力の欠如の現れ」  「ジェロントクラシーは米国政治の若返りが進まない問題を反映している。民主党にも共和党にも有能な人材がいるのは間違いないが、現在の政党文化では彼らが頭角を現すのは難しい。これは明らかに米国の政治マシンの停滞、硬直化、活力の欠如の現れだ」という。  バイデン氏のあまりの低調さに、米紙ニューヨーク・タイムズ(6月27日)は「民主党は浮足立っている」と報じた。「バイデン氏の支離滅裂なパフォーマンスは民主党議員の間にパニックを引き起こし、彼が大統領候補になるべきかどうかの議論を再燃させた」  共和党の「新世代のリーダー」と自らを売り込んだものの、大統領候補指名争いから3月に撤退したニッキー・ヘイリー元国連大使(52)はトランプ氏とバイデン氏を米映画『ラブリー・オールドメン』(原題はGrumpy Old Men=不機嫌な年老いた男たち)にたとえたことがある。  気難しい年老いたライバル関係にある2人の男が何かにつけて衝突するドタバタのロマンティック・コメディだ。ヘイリー氏は高齢によるつまずき、トランプ氏とバイデン氏の精神的混乱を取り上げ、75歳以上の候補者のメンタル能力テストを呼びかけてきた。
■ 「上院は最も特権的な老人ホーム」  上院について若さが売りのヘイリー氏は「この国で最も特権的な老人ホームだ。ミッチ・マコーネル上院議員は素晴らしいことをしたし、賞賛に値する。しかし、引き際を間違ってはならない」と批判したこともある。上院の語源はラテン語の「お年寄り」だと言われる。  上院だけでなく下院も年寄りだらけなのだが……。  【80歳以上の上院議員】 チャック・グラスリー(共和党、アイオワ州)90歳 バーニー・サンダース(無所属、バーモント州)82歳 ミッチ・マコーネル(共和党、ケンタッキー州)82歳 ジム・リッシュ(共和党、アイダホ州)81歳 ベン・カーディン(民主党、メリーランド州)80歳  【80歳以上の下院議員】 グレース・ナポリターノ(民主党、カリフォルニア州)87歳 エレノア・ホルムズ・ノートン(民主党、コロンビア特別区)87歳 ビル・パスクレル(民主党、ニュージャージー州)87歳 ハロルド・ロジャース(共和党、ケンタッキー州)86歳 マキシン・ウォーターズ(民主党、カリフォルニア州) 85歳 ステニー・ホイヤー(民主党、メリーランド州)85歳 ナンシー・ペロシ(民主党、カリフォルニア州) 84歳 ジェームズ・クライバーン(民主党、サウスカロライナ州)83歳 ジョン・カーター(共和党、テキサス州)83歳 ダニー・デイビス(民主党、イリノイ州)82歳 アンナ・エシュー(民主党、カリフォルニア州)81歳 フレデリカ・ウィルソン(民主党、フロリダ州)81歳 ロサ・デラウロ(民主党、コネチカット州)81歳 バージニア・フォックス(共和党、ノースカロライナ州)81歳 ケイ・グレンジャー(共和党、テキサス州)81歳 ジャニス・シャコウスキー(民主党、イリノイ州)80歳 ■ 日本の自由民主党は「73歳比例定年制」  日本では自由民主党が2000年の衆院選から比例代表候補について選挙時に73歳以上の候補者は原則として公認しない「73歳定年制」を導入した。03年の衆院選で小泉純一郎首相は例外扱いだった中曽根康弘(当時85歳)、宮沢喜一(同84歳)の元首相2人に引導を渡した。  年寄りがいつまでも居座っていては、若返りは進まない。  バイデン氏の自宅から副大統領時代の機密文書が見つかった事件で、ロバート・ハー特別検察官が「バイデン氏の記憶は著しく限られている。自分の息子が死亡したのがいつかも明確に覚えていなかった」と指摘し、衝撃が走った。  しかし、バイデン氏の移動時の躓きや硬直、勘違い、言い間違えはもはや日常茶飯事になっている。  米ギャラップの世論調査によると、81歳のバイデン氏は78歳になったばかりのトランプ氏より3歳年上なだけだが、米国人の67%がバイデン氏は大統領になるには年を取りすぎていると考えている。これに対してトランプ氏は37%だ。
■ 米国議員に最高年齢制限を設けるには憲法改正が必要  バイデン氏の年齢を「懸念している」人は76%だったのに対し、トランプ氏は38%だった。過去のギャラップの世論調査でも80歳以上の大統領候補に投票する意思のある米国人は31%、70歳以上の候補に投票する意思のある米国人は63%という同じような傾向が出ている。  米ピュー研究所が昨年10月に発表した調査では、米国民の79%が議員の最高年齢制限に賛成だった。共和党員や共和党寄りの無党派層は議員の定年制を支持する傾向が強く、82%に達していた。民主党員や民主党寄りの無党派層では76%だった。  米国憲法は大統領と上院・下院議員について最低年齢を定めているが、最高年齢は定めていない。議員に最高年齢制限を設けるためにはおそらく憲法を改正する必要がある。憲法改正には上下両院の3分の2以上の賛成と4分の3以上の州の批准が必要で、ハードルは極めて高い。  米コロラド大学のデイモン・ロバーツ氏とミシガン州立大学のジェニファー・ウォラック氏によると、高齢議員は若手議員よりも仕事ぶりに対する有権者の評価が悪かった。それでも米国議会が若返る可能性は低いという。  もちろん社会全体の高齢化が背景にある。しかし英国では同じ能力ならベテランより若手を選ぶ傾向がみられる。現職議員の優位性や党幹部が候補者をリクルートする方法など、高齢の政治家に有利な米国の構造的要因が、高齢政治家が選挙で勝ち残り、増殖する理由になっているという。  米紙ニューヨーク・タイムズの社説(6月28日)は「祖国のためにバイデン大統領はレースから身を引くべきだ」と唱えた。トランプ氏に勝つのが自分の使命だと信じて疑わないバイデン氏を説得できるのは最愛のファーストレディ、ジル夫人だけだろう。  【木村正人(きむら まさと)】 在ロンドン国際ジャーナリスト(元産経新聞ロンドン支局長)。憲法改正(元慶応大学法科大学院非常勤講師)や国際政治、安全保障、欧州経済に詳しい。産経新聞大阪社会部・神戸支局で16年間、事件記者をした後、政治部・外信部のデスクも経験。2002~03年、米コロンビア大学東アジア研究所客員研究員。著書に『EU崩壊』『見えない世界戦争 「サイバー戦」最新報告』(いずれも新潮新書)。

木村 正人

トランプが嗤い、全米が呆れたバイデンの「老いぼれ」ぶり、だがより深刻なのは米政界の甚だしき老人支配

7/2(火) 11:47配信





(CNN) バイデン米大統領が大統領選討論会でむらのある出来に終わったことを受け、不安を募らせる民主党関係者の間では討論会直後から、バイデン氏撤退の可能性を問う声が新たに上がっている。 【映像】「縄で縛られたバイデン氏」の図 トランプ氏の投稿が物議 バイデン氏は既に民主党の候補指名を確実にしており、予備選の有権者から圧倒的な支持を集めていたため、撤退した場合は一筋縄ではいかなそうだ。予備選のバイデン氏はほとんど対抗馬不在の状態だった。ほぼ全ての民主党代議員を獲得している事実を踏まえると、バイデン氏が自らの意思に反して撤退を強いられるとは考えにくい。 CNNのアナリストで、民主党の戦略家でもあるデービッド・アクセルロッド氏は27日夜のバイデン氏のパフォーマンスに言及し、「これは1960年代ではない。有権者が候補を選ぶ。その候補とはバイデン氏だ」と語った。 党の大物よりも有権者に大きな力を与える現在の予備選制度は実質、民主党が68年にハンフリー副大統領(当時)を大統領候補に選出したことに端を発する。ジョンソン大統領はこの年、支持率低下とベトナム反戦運動を踏まえ大統領選から身を引いたが、シカゴの民主党全国大会に参加したハンフリー氏は、ジョンソン氏の政策の継続を体現する存在だった。ハンフリー氏が指名を受け入れると、デモ隊と警察が衝突する暴動が発生した。 今年8月の民主党全国大会は再びシカゴで開かれるが、もしバイデン氏が撤退を決めれば、当時とは全く異なる状況になるだろう。 CNNが2月に報じたように、予備選後や党大会の期間中に有力候補が撤退した場合、個々の代議員が党大会の会場で(あるいは、もしかしたらオンラインの点呼投票で)候補者を選出する必要が出てくる。 そうなれば、代議員とは実際誰なのかという普段は隠れた疑問にスポットライトが当たるだろう。民主党は各州に対し、6月22日までに予備選で割り当てられた代議員3900人超を選出するよう求めており、現時点でそのほぼ全員がバイデン氏に投票することを誓っている。 これらの代議員は単にバイデン氏への投票を誓っているだけでなく、バイデン陣営の承認も得ている。従って、代議員の過半数が新たな候補を選出する可能性はあるものの、その場合はバイデン氏の支持者が大量に離反することになる。バイデン氏が選挙戦から撤退した場合、代役を選ぶ仕事はおおむねバイデン氏の支持者に委ねられる。
誰がバイデン氏の代役になるのか?

そうしたシナリオでは例えば、ハリス副大統領が最有力候補になることが考えられる。ただ、トランプ前大統領の対抗馬としてもっと効果的に選挙戦を展開できるとかねて主張していた別の候補が浮上する可能性もある。 カリフォルニア州のニューサム知事(討論会後にバイデン氏への全面支持を表明した)のような人物が党大会でハリス氏に挑戦するのだろうか。代役選びは分断に満ちた醜悪な争いになる可能性がある。猛烈な根回しの後で行われる一連の投票で誰を選ぶかは、代議員自身の判断に委ねられる。 民主党側ではこのほか、「スーパー代議員」と呼ばれるグループも考慮に入れる必要がある。スーパー代議員は党幹部や選挙で選ばれた当局者約700人で構成され、自らの地位に基づき自動的に代議員の立場を付与される。通常の党規則では、指名に影響を与える可能性がある場合は第1回投票で投票できないが、その後の投票では自由に投票できる。

党大会後に候補が撤退したらどうなるのか?

夏の党大会から11月の本選にかけての数カ月で候補が撤退するとすれば、何か大波乱が起きた場合だろう。 この可能性に対処するため、民主党と共和党はやや異なる手法を採用している。最終的に本選では副大統領候補が昇格するのだろうと想像することはできるが、必ずしもそうなるわけではない。 民主党の場合、党大会後は民主党全国委員会が党の規則に従って候補の空席を埋める権限を持つ。党の幹部は事前に民主党知事や議会指導者と協議する。 共和党側で空席が生まれた場合、共和党全国委員会が党大会を再招集するか、あるいは自ら新たな候補者を選ぶことができる。

副大統領候補が自動的に指名候補になるのか?

米議会調査局(CRS)の詳細なメモでは、現職大統領が党の指名後に職務遂行不可能になった場合、憲法修正第25条に従って副大統領が大統領に昇格すると指摘されている。ただ、誰が党の候補者になるのか決めるのは党の規則だ。 CRSによると、民主、共和両党とも副大統領候補が大統領候補に昇格するとは定めていないが、これが最も現実的なシナリオだろう。
党大会後に撤退した候補はいるのか?

CRSによると、現代では1972年の副大統領候補だったイーグルトン上院議員が党大会後、心の病で治療を受けていることが明らかになり、撤退を余儀なくされた。 民主党全国委員会は実際に会合を開き、マクガバン大統領候補が選んだ2番手の候補、サージェント・シュライバー氏を副大統領候補に承認する必要に迫られた。

次期大統領が当選後に職務遂行不可能になったら?

仮に次期大統領が死亡した場合、ここでもタイミングが重要になる。 憲法上、厳密には大統領選出の票を投じるのは州議会に集まった選挙人となる。一部の州では、選挙人に州の選挙の勝者への投票を義務付けているものの、選挙人に裁量を認めている州もある。 CRSのメモはこの問題に関する複数の議会公聴会をもとに、次期副大統領が次期大統領の役割を引き受けるのが明らかに理にかなっていると示唆するが、法律そのものの内容は曖昧(あいまい)だ。 憲法修正第20条では、次期大統領が死亡した場合、次期副大統領が大統領になるとされている。 ここでいくつか疑問が生じる。例えば、次期大統領が誕生する時期は正確にはいつなのか。選挙人が12月に集まった後なのか、それとも1月6日に招集された議会が選挙人の票を集計した後なのだろうか。 ◇ 本稿はCNNのザカリー・B・ウルフ記者とイーサン・コーエン記者による分析記事です。

米大統領選、バイデン氏が撤退を決めたら何が起きるのか?

7/2(火) 19:32配信