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料理(13)油淋鶏ならぬ油淋魚

 数ヶ月前に、ネット上で油淋鶏の作り方を見ました。
 中華の中でも結構好きな料理です。まず、最初に思ったことは
「え?油淋鶏なんてめっちゃ難しいんちゃう?めんどくさそうやし」
 でも、とにかく作ってみたらそれほどでもありませんでした。

 ソースはかなり上手に出来、鶏もも肉を一枚上手に揚げるのが少し難しかっただけで、初めてにしては結構いい感じで作れました。
 もも肉を丸ごと揚げるのが難しいなら、大きめの一口大に切って揚げれば、と思い、それなら上手にできるようになりました。お店で食べる油淋鶏に憧れてはいますけどね。それ以降、練習も兼ねて何回か作っているうちにソースを自分流にアレンジしたりして、ついに今度は魚でやってみたくなりました。

 でもどんな魚でやればいいかもわからないので、スーパーに行ってみて、まず最初は安くなってたブリにしました。もし失敗してもショックが少ない様に。
 ソースはやっぱり上手に出来ました。ぶりは一口大に切りましたので、揚げるのもそれほど難しくはなかったです。
 で、ふと気づいたんですが、油淋鶏という料理は、ここのシリーズの(8)と(12)でご紹介した「ニラソースがけ」とテーマ的に同じだなって。 
 鶏肉を揚げたものに、油淋ソース(そんな名前かどうか知らないけど)をかけたものが油淋鶏。そして今回は、それを魚でやろうとしているのですから。油淋魚とでもいうべきか。
 きっと魚という字は「ユイ」のような発音じゃないかな?と思う。だって鶏ひき肉を使った麻婆茄子みたいな料理は魚香茄子(ユイシャンチェズ)というのだから。
 まぁそんなわけで、今回はブリの唐揚げで作ってみました。

 材料と調味料の量は大体の目安ですので、お好みで調節してね。

【材料】
ブリ:2切れ
塩コショー:適量
すりおろしニンニク:小さじ1
すりおろし生姜:小さじ1
片栗粉:まぶすために必要な量

レタス:適量

<ソース>
長ネギ:8〜10cmぐらい
ニンニク:1片
生姜:1片
醤油:大さじ2.5
酢:大さじ1
レモン汁:大さじ1
砂糖:大さじ1
鶏がらスープ:小さじ2
ごま油:小さじ2
コショー:本当にちょっとでいい
りんご:16分の1個ほど(もし、あれば、ね)
みかん:2〜3片(もし、あれば、ね)
蜂蜜:大さじ半分


【準備】
ブリ:一口大に切る、骨をとる
ごく軽く塩コショーで下味をつける
片栗粉をしっかりまぶす

根性のある人は、下味ですりおろしたニンニクと生姜を
魚に擦り付ける様にして、しばらく置いてから塩コショーというのもいい

レタス:下に敷く為なので好きな大きさに切る
(食べやすい大きさがいいと思います)

<ソース>
長ネギ:みじん切り
ニンニク:みじん切り
生姜:みじん切り
りんごはすりおろしてもいいし、みじん切りでもいい
みかんもできるだけ小さくほぐすか絞る
この果物系はなければないで、いいのです

全部を合わせておく

【作り方】
1:多めの油でブリを揚げ焼きにする
2:お皿にレタスを敷いて、油を切ったブリを盛り付ける
3:ソースをかける

【ポイント】
特にサワラやタラなどの柔らかめの魚を揚げる時、あまりに頻繁にクルクル回さない(崩れ防止)

ソースがしっかりした味なので魚の下味の塩コショーは多すぎない方がいいかな

今回私はデザートとして売っているゼリーに入っているみかんを使いました。ふと、油淋鶏のソースに入れる酢の代わりに何かフルーティーな酸っぱさがあると美味しいかもと思い、家にあったものを使ったわけです。甘さがあるのでその分、砂糖は若干少なくしました。普通のみかんを使う場合は砂糖はそのままでいいかな。

私の味付けの好みは関西系。関東の人より甘さが欲しいと思うタイプと思います。

【後期及び改善点】
彩りとして何か赤や濃グリーンも欲しいです。プチトマトを添えるか、赤パプリカを微量、みじん切りにしてソースに入れてもいいかも。

ブリの脂身部分と、普通の身の部分では柔らかさがかなり違ってしまったので、揚げ方を工夫しようと思います。

次回は、青いネギ(万能ネギ)をジャーレンに乗せて、そこに熱い油をかけて作る薬味も使いたいな。それでも、今回のこのソース、これはこれで気に入っています。

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