【2024年クイーンS】印と全馬寸評【無料予想】

タイトルの通りクイーンSの印と全馬寸評を書いていきます。
Youtubeでも解説しているので、そちらもぜひご覧ください。

印

◎スタニングローズ(⑨)
このメンバーなら上手。
○ドゥアイズ(⑬)
延長さえこなせれば勝ち負けも見える。
▲コガネノソラ(⑫)
自己条件の51kgに勝機。
△コンクシェル(⑥)
条件は合いそうで逃げ粘りに期待。
☆ウインピクシス(⑧)
1800mで展開が合えば走る。

⑦アルジーヌの勢いにも期待。相手強化でもあっさりというパターンはあるか。⑭モリアーナも差しが決まりそうな傾向なら。
②①③④の順で魅力を感じるが、頭数的にも余力があれば。

全馬寸評

①ボンドガール

一頓挫あってキャリア序盤はあまり使えず。ゴンバデカーブースやエコロブルームの2着があった馬だが、この2頭がそれぞれ使っていなかったり前走大敗だったりと評価は難しい。
前走はアスコリピチェーノにかなり酷い詰め寄られ方であわやという場面もあり、力負けとは言えないだろう。半兄ダノンベルーガからはこの距離でもこなせそうな雰囲気を感じる。ダイワメジャー産駒の1800mの成績も悪くないので、距離延長が足を引っ張る可能性はそこまで高くなさそうだ。
51kgの斤量も追い風にすればチャンスはある馬。当日の仕上がりも意識しつつ、可能な限り抑えたい。

②ウンブライル

ニュージーランドトロフィー (3歳G2) と NHKマイルでそれぞれ2着。年明けの始動戦こそ9着も、これは久々すぎた影響もあったか。その後の阪神牝馬S (G3) では32.9秒の上がりをマークして2着と健闘。ヴィクトリアマイルの6着も酷い負けではないだろう。
55kgも悪くないので、あとは1ハロンの距離延長がどうかという点のみ。デビューから2戦は1400mを使っていた馬。父ロードカナロアは自身の実績に反して様々な距離で名馬を輩出しているが、半兄姉を見ても短い距離で光る血統に映る。その分だけ評価は下がるが、入着の目はあると見ても問題ないはず。

③イフェイオン

桜花賞は11着、NHKマイルは5着。着順では一歩前進も、時計や着差は前者の方が良い点に注意。1ハロンの延長をどうこなせるかも疑問だが、それ以上にこの相手でどこまでか。
フェアリーS (G3) が悪くない内容だっただけにある程度の魅力を感じつつも、軸として買えるほどではない。

④ラリュエル

通算4-1-0-7と負けが目立つ。OP入り初戦の福島牝馬S (G3) は10着。輸送があまり得意ではないという話で、-4kgも響いたか。前走は巴賞 (OP) で5着と一歩前進。+10kgで馬体をある程度戻せており、函館滞在もプラスに働いた様子。レース自体は勝ち馬こそ函館記念 (G3) を勝利も2〜4着まで惨敗となんとも言えないレベル感だった点に注意。
やはり当日の調子をしっかり意識したい一頭。優先度は低いが、今回も馬体維持〜良化ならある程度期待を持っても良い印象。

⑤モズゴールドバレル

やや時間をかけてOP入り。そこから重賞、リステッドで全く結果が出ていない。ここでどうしても買いたい要素はないので今回は見送りとしたい。

⑥コンクシェル

1800mで福島牝馬S (G3) を含んだ5戦4勝。相当力を感じる一頭で、前走大敗は距離やペースもあっただろう。
基本的には逃げて勝つ馬なので展開の助けこそ欲しいものの、基本的には前有利の札幌1800mなら順当に期待しても良いか。入着は堅そうだ。

⑦アルジーヌ

通算4-2-0-2で着外なしと安定した成績でOP入り。大きいレースを使えていないので流石に時計面は平凡だが、やはり安定感は買いたい。前走も道中足を使いつつセブンマジシャンに差をつけて快勝。非常に勢いを感じる一頭。55kgは決して軽くないが、まだ若い馬で成長にも期待して。

⑧ウインピクシス

昨年のこのレースは2着。前走も福島牝馬S (G3) で逃げ粘り3着と、展開さえ向けばある程度は走る馬。重賞の実績が1800mに寄っている点も好材料だろう。
55kgで得意の条件なら十分チャンスはある。極端に人気はしなそうで、相手として悪くない一頭。

⑨スタニングローズ

秋華賞でナミュール、スターズオンアースを下すもその後は結果が出ず、大幅にレベルを緩和して再始動を図る。昨年も中山記念 (G2) では並み居る強力な牡馬相手に3着と同タイムの僅差5着まで伸びており、G1でなければやれると見て良いはず。
もう少し順当に使えていれば重賞を獲っていてもおかしくはない能力の持ち主で、このメンバーなら勝ち負けもあると見て。

⑩キタウイング

新潟2歳S (G3) とフェアリーS (3歳G3) を勝利でキャリア最序盤こそ好調も、そこからは一切入着なし。ここで買えるような要素は感じない。

⑪エリカヴィータ

フローラS (3歳G2) こそ勝利しているが、それ以降はリステッドの4着が最高。前々走の福島牝馬Sで出遅れながらも5着を取っている点は好材料だが、それ以外の成績があまりにも不調すぎる。重賞を勝って56kgも不利に見えて、ここは流石に見送りの判断。

⑫コガネノソラ

オークスでは12着。どうにも後ろすぎた印象で、力を十分出し切った結果とは言えない。3-0-1-1で最低でも出遅れ4着の1800mに距離を戻して再始動を図りたいところ。
芝1800mの時計は全体3位と優秀で、賞金の少なさと馬齢から51kgで済む点も非常に嬉しい。得意な条件と軽斤量を追い風に初の重賞タイトルを手に入れるチャンスはありそうだ。

⑬ドゥアイズ

札幌2歳S (G3) の2着に阪神JFの3着、クイーンC (G3) の2着とハイレベルな現4歳牝馬の世代でまずまず健闘。桜花賞の5着からオークスと秋華賞では結果が出ずも、距離的にも合わなかった印象だ。その後もリステッドで2着→1着に阪神牝馬S (G2) でやや出遅れての5着からヴィクトリアマイル4着と順調に来ている。近2走に比べれば相手は緩和される。斤量も実績を考慮すれば軽い方で、距離延長さえこなせれば必然的に勝ち負けまで。

⑭モリアーナ

紫苑S (3歳G2) の勝ち馬。今年もAJCC (G2) 4着に阪神牝馬S (G2) で出遅れながら3着と堅調。ヴィクトリアマイルの7着は一旦軽視としたい。
スタートにやや難があり末脚勝負のタイプという点は札幌1800mという舞台設定と何処まで一致するか若干疑問。そこが引っかかるので本命視はできないが、前が潰れる展開なら差してくるのはこの馬だろう。

馬券の組み立て 

レベルとしてはスタニングローズが抜けて見える。⑨→⑫⑬→印+推奨のフォーメーションでどうだろうか。
想定よりも人気しているが、やはりコガネノソラは魅力。この馬と人気薄での馬練やワイドを保険として買うのもありだろう。
ボンドガールは人気まで考えると妙味を感じずで、馬券的には消しも視野に。