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【2024年新潟大賞典】印と全馬寸評

タイトルの通り新潟大賞典の印と全馬寸評を書いていきます。


◎キングズパレス(⑬)
古馬重賞は初だがキャリアの安定感を買う。
○ヨーホーレイク(①)
能力は頭ひとつ上で斤量さえどうにかなれば。
▲マイネルクリソーラ(⑭)
ゲートをこなせば勝ち負けも。
△リフレーミング(⑪)
前走の内容を評価して。
☆カラテ(⑨)
得意の条件での巻き返しに期待。

④デビットバローズは高く評価。リフレーミングとマイネルクリソーラの間程度。
⑦ノッキングポイントに⑧ブレイヴロッカーも相手としては悪くないだろう。こちらはリフレーミング並み。
⑮レーベンスティールは余力があれば買いつつも、割り切っても良いような一頭。
やや多くなってしまうが、今回の大穴枠は②ホウオウアマゾンと⑤ダンディズム。どちらか一方選ぶなら⑤で。

全馬寸評

①ヨーホーレイク

2022年に日経新春杯 (G2) を勝ち、そこから2年の休養を挟んだ金鯱賞 (G3) も3着とまずまず善戦。相手レベルや休養の影響を加味すれば、3着でも大健闘の部類と言えるはず。
ここに向けてよく乗り込まれており、前走からの上積みがあればかなり期待できる一頭だろう。
59kgという斤量負担はかなり気掛かりだが、能力的には十分やれる馬。しっかりと買い目に入れたい。人気薄に期待。

②ホウオウアマゾン

前走は落馬で競争中止。前々走の中山金杯 (G3) で初の2000mを使って5着という内容をどう評価するかがポイントか。
入着と着外を繰り返して3年近く勝ちがない中で58kgを背負わされていた中でもしっかり粘って0.4秒差は決して悪くないと言える。
元々は短い距離を使って来た馬だが、この距離の方が向くと見ればある程度の期待はして良いだろう。
とはいえ今回も58kgと軽くない斤量。流石に過信はできず、あくまで相手として捉えたい。

③ヴァンケドミンゴ

2021年のカシオペアS (L) で2着以降は入着なし。この距離の重賞で3着と2着があった馬だが、流石にここは苦しいか。
調教はある程度よく動けているが、それで敗戦ということを繰り返していた。軽斤量を追い風にするとしても、入着は遠いと見る。

④デビットバローズ

昨年半ばから調子を崩していたが、休養を挟んでからは3勝クラスを勝ってリステッドも2着と好調。
リステッドの勝ち馬はステラベローチェで、斤量有利があったにしてもアタマ差は大健闘だろう。ほとんどクビの上げ下げのような差で、かなり勢いを感じる一頭。
2000mで2-0-0-1、最低4着という点も嬉しい。調教も順調そうだ。
56kgと比較的軽めで済んだ点も好材料で、重賞初挑戦ながらも期待できる一頭だろう。

⑤ダンディズム

キャリアの大敗で出遅れ。ゲートにかなり問題がある一頭。前々走の小倉日経OPは勝利も、前走の小倉大賞典は8着に敗れている。
2000mが合うことは間違いなく、新潟も向きそうではある。調教の動きも順調だが、流石に57kgはこの馬には重いか。
福島記念 (G3) の2着もあり、決して侮れない馬であることは確か。買い目には絡めたいが、流石に中心視はしづらいか。

⑥セルバーグ

小倉大賞典で逃げ粘っての3着から。しっかりとリードを確保した結果の3着で、メンバーや展開一つで崩れる危うさを感じる。
距離も若干長い印象。初の1800mでなんとか粘ってという形だと2000mは流石に苦しいか。
57kgを背負わされても粘れるほどの勢いがあるかは半信半疑で、ここは見送りとしたい。

⑦ノッキングポイント

斤量有利こそあるものの、昨年には古馬相手に新潟記念 (G3) を勝っている馬。流石に時計は遅いが、この条件ならと思わせるだけの実績はある。
一方で前走の大敗は気になるところ。久々のレースで陣営自体も使って良化を見据えての1戦だった様子。割引過ぎることはないか。
調教からはかなり力を感じる一頭。本命視までは行かずとも、しっかり抑えたいところ。

⑧ブレイヴロッカー

京都記念 (G2) で6着に金鯱賞 (G2) で7着。前走の大ーハンC (OP) では豪快な末脚を見せつつも、やや離れての2着。
今回は56kgとまずまず軽い斤量で済むが、もう少し長い距離が嬉しいか。
とは言え相手関係はかなり楽になる。比較的軽い斤量ならある程度の好走はあり得ると見て良いかもしれない。
間隔が詰まる割には調教でもよく動けている。こちらも中心に据えるには不安だが、相手としては買いたくなる馬。

⑨カラテ

新潟記念 (G3) 1着に新潟大賞典 (G3) 1着と、この条件では確実に結果を残している一頭。関屋記念 (G3) の2着もあるが、着外も2度あるので新潟なら確実とまでは行かないか。
連敗で如何にも人気を下げそうだが、鳴尾記念 (G3) は進路が、それ以外はレースレベルが響いたと見て良いはず。トップハンデは流石に気になりつつも、人気薄なら抑えて良い一頭。

⑩ファユエン

重賞で3連敗。福島牝馬S (G3) からゆっくり時間をとっての参戦というわけでもなく、流石にこの実績は厳しいか。
調教は順調で軽斤量だが、シンプルに見劣り。ここは消しの判断。

⑪リフレーミング

3勝クラスとリステッドを連勝。昨年半ばからは惜しいレースが続いていた一頭で、人気薄でもしっかりと入着はしてきた。
そのような意味でリステッドを勝つこと自体は驚きではないが、出遅れて後方から、ラストは外を回してのごぼう抜きは圧巻だ。そこまで楽な相手レベルではなく、この勝利はしっかりと評価したい。
調教はあくまで及第点で斤量も決して軽くはないが、このメンバーなら好走に期待して良いはず。

⑫シーズンリッチ

毎日杯 (3歳G3) を勝つも、そこからは3連敗。世代レベルの低さが囁かれる中で着外続きというのはなんとも魅力を感じず。久々のレースだったとは言え、金鯱賞 (G2) の13着がある程度の答えに見える。
軽斤量ならまだ買えたが、57kgなら見送りだろう。

⑬キングズパレス

2021年にデビューして3月にようやく3勝クラスを勝ち上がったとはいえ、通算成績は4-8-2-3とかなりの善戦。
時計が優秀でこの距離は2-3-0-0とかなり力を感じる一頭。56kgで済んだ点も嬉しい。
調教は好調維持という雰囲気だが、特に嫌う理由が見当たらない。この相手ならかなり期待。

⑭マイネルクリソーラ

中山金杯 (G3) 3着に中山記念 (G2) 5着と比較的充実した走り。前走中山記念についても、出遅れながらラストに勢いよく押し上げての5着はかなり好感が持てる。
調教は抜群で、56kgで済んだことも嬉しい。
これまでの勢いが維持できれば勝ち負けも見える。ゲート面は課題なので、そこを意識して買い目を検討。

⑮レーベンスティール

ラジオNIKKEI賞 (3歳G3) で3着。セントライト記念 (3歳G2)ではソールオリエンスを下して勝利と順調さを感じる一頭だったが、1番人気に推された香港ヴァーズは最下位。
2200mでのタイムを見るにそこまでが世代レベル故の好調だったとは言い切れないが、対戦相手のその後からも、流石に評価しすぎは危険という結論に。
調教はよく動けており順調さを感じるが、久々のレースでどうかという点も懸念。乗り替わりも疑問だ。
斤量まで考慮するとあまり魅力を感じず。余力次第で買うか、今回ではなく次が本番と見て、ここは割り切るかのどちらかだろう。
とは言え成長はあるはず。その点まで加味して余力次第で買う判断か。

⑯ヤマニンサルバム

リステッドと中日新聞杯 (G3) で2000mを2連勝も、3番人気に推された金鯱賞 (G2) は10着。
力みがあってうまく走れずという話ではあったが、やはりこの馬の能力面自体が気になる。
上述の連勝についても、そこまで連敗続きからリステッドでまずまずの勝ち方だった馬が次走で2番人気になる時点で、相手関係を疑わざるを得ないだろう。
前走で力が出せなかったと捉えて買うのは危険な印象。見送りでも問題ないはず。

馬券の組み立て

単勝

⑬で勝負。

複勝

同上。

ワイド

①⑬⑭で買いたい。
穴狙いなら①③→②④⑤⑨⑪あたりで。

馬連

同上。

馬単

①⑬⑭ボックスで。予算によっては④も。

枠連

1枠→全で。1→1も買えないことはないはず。

三連複

安牌:①④⑪⑬⑭ボックス (予算次第で⑮)
高め:①⑦⑧⑨⑬ボックス (予算次第で⑤)
フォーメーションA:①→⑬→②④⑤⑦⑧⑨⑪⑭⑮
フォーメーションB:①⑬→①⑪⑬⑭→①②④⑤⑦⑧⑨⑪⑬⑭⑮

三連単

2頭軸:⑦⑩軸マルチで相手②④⑤⑦⑧⑨⑪⑭⑮
フォーメーションA:①⑬→①④⑪⑬⑭→①④⑪⑬⑭
フォーメーションB:①⑬→①⑪⑬⑭→①②④⑤⑦⑧⑨⑪⑬⑭⑮

ハンデ戦で何があるか分からず。有力だが斤量が重い馬と、軽斤量でワンパンチがありそうな馬を絡めて買いたい。


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