【2024年京都記念】印と全馬寸評

タイトルの通り京都記念の印と全馬寸評を書いていきます。


◎プラダリア
能力面ではこの馬が頭ひとつ抜けて見える。実績十分で持ちタイムも優秀。斤量は若干気になりはするが、スムーズに運べれば間違いなく勝ち負けまであるだろう。
○べラジオオペラ
前走で下したボッケリーニは8歳ながらAJCCでハナ差2着と大健闘。必然的にこの馬の評価も上がる。明け4歳でまだまだ成長が期待され、上積み次第では楽勝もあるかもしれない。
▲ルージュエヴァイユ
重賞で3連続2着は実力十分か。牝馬限定戦が続いたとは言え、レースレベル自体は決して低くなかったはず。能力の割には軽斤量で済んでおり、ここも入着に期待。
△マテンロウレオ
近走は凡走続きだが、能力的には十分上位が狙える一頭。良い頃の調子さえ取り戻せれば好走するだろう。
☆ブレイヴロッカー
今回が重賞初挑戦で、能力的にも頭ひとつ抜けている印象はない。連勝中の順調さは好感が持てるので、明け4歳ということで期待も込めて。

穴狙いならスタートをうまく決めてくれることに期待してのラヴェルはどうか。比較的消しやすい馬が多いので三連単フォーメーションでもある程度狭く買えるはず。三連複なら6頭ボックスで20点で済む。

全馬寸評

①バビット

ラジオNIKKEI (3歳G3)とセントライト賞 (3歳G2) を連勝も、そこから一切馬券に絡めず。コントレイル世代ということて、2つの3歳限定重賞についてもあまりプラス材料にはならない。持ちタイムも遅く、ここで拾う理由はない。

②ブレイヴロッカー

明け4歳で重賞初挑戦。2勝クラス、3勝クラスを連勝で勝ち上がっており、調子は良さそう。持ちタイムは特別早くないので、相手レベルが一気に上がる今回は勝ち負けまで行けるかどうかやや疑問。とは言え明け4歳でまだまだ成長が期待できる馬。期待を込めて馬券に絡めるのは悪くない。

③プラダリア

青葉賞 (3歳G2)、京都大賞典 (G3) の勝ち馬。昨年には日経新春杯や京都記念でも3着があり、素質的にはかなり上位か。この距離での持ちタイムも最速で期待が高まる。京都大賞典ではボッケリーニと衝突しながらも追い比べを制しての勝利で能力の高さを感じる。
58kgを背負わされるのはやや苦しいが、それで一気に能力を落とすような不安はないだろう。コンビを組んで長い池添騎手が乗る点も嬉しい。

④ジェットモーション

3勝クラスまでは比較的順調に進むも、それ以降は入着なし。流石に3年間馬券になっていない馬を買うのは難しい。

⑤べラジオオペラ

スプリングS (3歳G2)、チャレンジC (G3) の勝ち馬。この距離は初挑戦になるが、ダービーでの同タイム4着からも、距離が長すぎることはなさそう。持ちタイムは平凡だが、前走は古豪ボッケリーニ相手に競り勝っており、能力面では相当期待できる。
明け4歳でまだまだ成長が見込める一頭。ここも勝ち負けまで期待して良いはず。

⑥ラヴェル

アルテミスS (2歳G3)であのリバティアイランドを破った一頭。リバティアイランドに先着したのはこの馬とイクイノックスだけと言えば如何にも勝ち負けの一角になりそうだが、それ以降はオークスでの4着を除いて全てが二桁着順。
ゲート面での課題や不利などもあるので上手く運んで一発逆転に期待するなら買っても良いとは思うが、少なくともこの馬を中心に馬券を組み立てることはあり得ない。

⑦プラチナトレジャー

前走で3勝クラスを勝ち上がり、馬齢限定戦を除けば初の重賞挑戦。通算4-1-0-15の成績が示すように安定感はなく、勝ち上がりまでもかなりの時間を要している。
このレベルのレースで善戦するイメージは湧かず、馬券に絡める理由はあまりない。

⑧ナイママ

通算3-2-2-31で、ここまで11連続で着外と凡走続き。3勝クラス勝ち上がりも相手に恵まれた印象で、持ちタイムも早くない。特に拾う理由はないだろう。

⑨ルージュエヴァイユ

フローラS、オークスと凡走が続き、その後は牝馬クラシック路線から切り替えて順当に2勝クラスと3勝クラスを勝利。OP入り後の昨年前半は二桁着順が続くも、その後はエプソムC (G3) 、府中牝馬S (G2)、エリザベス女王杯まで3連続で2着と好走。
気になるのは牡馬相手にどこまで勝負できるかだろう。エプソムCこそ牡馬相手の2着だが、今になって相手レベルを振り返ってみるとやや疑問が残る。
2200mの持ちタイムも下から2番目で、近3走の内容で人気するのであればあまり美味しくない一頭。
馬券から外すことはないが、中心に据えることもないだろう。

⑩シュヴァリエローズ

通算3-4-1-18で、重賞での入着経験はない。今回は初の2200mだが、2000mの成績が1-3-0-8と何とも言えない中で、距離を延長して何かが大きく変わるかは疑問。これと言って光るものは感じず、基本的には消しで良い。

⑪マテンロウレオ

きさらぎ賞 (3歳G3) の勝ち馬。皐月賞とダービーは大敗も、アンドロメダS (L)では3歳ながら古馬相手にしっかりと勝利。その後も中日新聞杯 (G2) や昨年のこのレース (阪神開催) で2着とまずまずの成績。大阪杯4着や春天5着など、ハイレベルなレースでも好走している。
一方で昨年の夏は2連続での2桁着順。近2走も5着→7着と冴えないレースが続いている。年齢的に衰えるのは早い気がするが、やや不安が残る一頭でもある。
持ちタイムはプラダリアと同じで最速。能力的には上位なはずなので人気を落とせば美味しいか。軸向きではないが馬券には絡めたい。

⑫アフリカンゴールド

2年前のこのレース (阪神開催) で勝ってはいるが、その後2年間全く入着していない。3走前の京都大賞典では5着と好走しており若干の不気味さを感じるが、基本的には買う理由を感じない。不安であれば予算と相談しつつ馬券に絡める程度。


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