【2024年小倉大賞典】印と全馬寸評

タイトルの通り小倉大賞典の印と全馬寸評を書いていきます。

印

◎ゴールドエクリプス(⑭)
53kgは明らかに過小評価で、能力的にも実績的にも十分勝負できる一頭。軽斤量を追い風にしっかりと勝ち切りたい。
○ロングラン(⑪)
実績や追い切りの内容を加味すればトップハンデにならなかったのはかなり有難い。能力上位で勝ち負けまで。
▲ホウオウアマゾン(⑮)
明らかに能力に対して過小評価され続けてきた馬。今回は58kgとやや重い負担だが、このメンバーならやれるだろう。
△エピファニー(⑫)
前走の内容は一旦置き、距離での実績を考慮しての評価。順当に伸びれば勝ち負けもあるだろう。
☆クリノプレミアム(⑤)
近走の内容で人気を落としそうだが、昨年も前半は好走していた。斤量もプラス材料で、好走を期待。

上記以外なら⑦アルナシームは外したくない。②カテドラルはよくて3着か。
⑧フェーングロッテン、⑨セルバーグは余力があればこの順で。

全馬寸評

①ディープモンスター

執筆時点で取り消しのため省略。出走していた場合は能力十分もハンデが重すぎで気の毒というようなことを書いたはず。

②カテドラル

昨年のこのレースで2着。小倉で0-3-0-2なのでコース的には合いそう。ムラがあるタイプでも小倉では走るということを何度かやっているので、今回もそこそこ期待できるか。
とは言えこのハンデは流石に苦しそう。昨年も58kgで好走はしているがトップハンデでも楽々走るような力は感じず。
距離は1-3-0-1で調教タイムも良好だからこそ取捨が非常に難しく、判断に困る一頭。

③ダンディズム

前走は小倉の2000mで勝利。中1週での参戦で疲労面はどうか。小倉は2-1-1-2で合っていそうだが、1800mは0-1-1-2でなんとも。持ちタイムもかなり遅い。前走の内容をここに結びつけるなら買いになるが、斤量まで考えると微妙な一頭。

④アサマノイタズラ

10連敗中で調教タイムも微妙。55kgでも厳しい。素直に消し。

⑤クリノプレミアム

昨年序盤は中山金杯2着→中山牝馬S5着→福島牝馬S3着と順調に来ていたが、その後は調子を下げる結果に。とは言え、不利や出遅れの影響も考慮すると、55.5kgはやや魅力を感じる。この距離で2-1-1-2も悪くはないだろう。
調教タイムは冴えないのでどこまで信頼すべきかは怪しいが、オッズ次第では積極的に拾いたい。

⑥アドマイヤビルゴ

昨年は一切馬券に絡めず、4走中3走が2桁着順と厳しい結果に。1800m実績は2-0-1-1で悪くはないが、どうにも重賞でやれる感覚はない。それで57.5kgは正直意味がよくわからない。

⑦アルナシーム

前走京都金杯はまさかの11着大敗。展開面もあり、そこまで気にする必要はないだろう。
1800mは4-1-0-2で持ちタイム最速。改めて得意な距離での勝負に。調教タイムはぼちぼちだが、この斤量でこの実績なら期待はできるはず。

⑧フェーングロッテン

2022年ラジオNIKKEI賞 (3歳G3) の勝ち馬で、その後もG2〜G3で複数の入着がある。近3走は二桁着順が続いているが、能力的には上位に当たる。
この距離では1-0-1-1、小倉では0-0-1-0とまずまず。持ちタイムは最も遅いが、1800mはG3を勝っている距離でチャンスはある。
調教もかなり動けており、あとは去勢の効果に期待か。

⑨セルバーグ

昨年の中京記念では人気薄ながら快勝も、その後3連敗中。前々走のマイルCSはまだしも、前走京都記念でも二桁着順は流石に気になる。
1800mは1戦1勝で持ちタイムもそこそこだが、たった一度の結果をどこまで評価すべきかは何とも。

⑩マイネルファンロン

2022年のAJCC以来、10連続での着外。途中で障害を挟むも芝に戻し、なおも光明は見えず。56kgの斤量は決して悪くない条件で調教も動けているが、それでも能力面が気になってしまう。
この距離で0-1-2-7でタイムは遅め基本的には厳しいと見て良いはず。

⑪ロングラン

前走は中山のこの距離で出遅れながらも快勝。下した馬が愛知杯 (G3) を勝利していることからも、能力の高さが伺える。
昨年もこのレースで出遅れながらも0.2秒差の4着と好走。1800mは5戦3勝、4着1回5着1回と好調。
追い切りの様子も陣営の自信もプラス材料で、それでいて57kgで済むならここは勝ち負けまで。

⑫エピファニー

前走は出遅れから、終盤は進出していき好走と思いきや伸びを欠いて大敗。陣営曰くコントロールが効かなかった結果とのことで、今回は調教でもしっかりと騎手が乗り込んでいるよう。
1800mは4-1-2-1と好調で持ちタイムもまずまず。調教も及第点という印象で、重すぎない負担なので勝負にはなるか。

⑬イクスプロージョン

昨年は新潟大賞典で3着も、その後は凡走が続く。1800mは1-0-0-1で小倉は初。
調教も微妙で実績的にも苦しい。
持ちタイムはメンバー2位なのでその1点張りで買うくらいしか拾う理由がない。

⑭ゴールドエクリプス

昨年はマーメイドS (G3)で4着、小倉記念 (G3) で3着、そのまま3勝クラスも勝ち上がりと順調。エリザベス女王杯は14着と大敗だが、レースレベルまで考えれば気にしすぎなくても良い。
小倉で2-0-1-0、1800mで4-1-0-2の53kgは明らかに大チャンス。調教もしっかりと動けており、期待が高まる。

⑮ホウオウアマゾン

前走中山金杯は惜しくも0.4秒差で5着。重賞で複数の入着経験があり、前走も明らかに過小評価だった。1800mも小倉も初だが、人気しないのであればぜひ買いたい1頭。
調教でも若いながら素質十分のシンエンペラーと併入しており、調子は上場だろう。58kgの負担はやや向かい風になるか。

⑯シルフマン

4連敗中で、3走連続の二桁着順。この距離で1-0-0-6、小倉で0-1-0-0と何とも。調教はまずまず動いているが、58kgを背負わされて勝つようなビジョンは見えない。

馬券の組み立て

非常に難しいハンデ戦だが、◎と○についてはあまり不安がない。この2頭を軸にした3連単マルチや3連複でどうか。◎軸なら3連複フォーメーションで◎→印→印+その他推奨馬でも良いかもしれない。
より安全に行くなら◎○→◎○▲△→印+推奨か。点数削減ならまずは⑨から。