【2024年東京スプリント競走】印と全馬寸評

タイトルの通り東京スプリント競走の印と全馬寸評を書いていきます。


◎テイエムトッキュウ(⑩)
まだまだ限界は見えず。ここも期待。
○アームズレイン(⑫)
成長にも期待して。
▲ヘリオス(⑭)
実力上位もやや衰え気味か。
△クロジシジョー(⑧)
勝ち切りまでは疑問も勢いを買って。
☆スナークダヴィンチ(⑦)
時計は持っている。一発あるならこの条件。

地方勢なら⑨ジャスティンは外せないだろう。ヘリオスと同じ程度の評価でも問題なさそうな印象。
⑥ギシギシも人気薄なら妙味あり。
②ギャルダルや③プライルードはワイドでの穴狙いなら買えないこともないが、しっかり当てに行くなら見送り。

全馬寸評

①ボイラーハウス

大井への転入初戦。中央時代にOP勝ちがなく3着が一回のみという成績では流石に手が伸びず。初の大井が驚くほどフィットするという可能性もゼロに近く、順当に消し。

②ギャルダル

船橋からの参戦。地方通算9-6-0-6で、2022年の12月から使えない時期を挟みつつも7連続連対と極めて好調。前走も重賞をしっかりと勝ち切っている。
6歳ながら1200mは初出走。参考程度に1400mでのタイムで比較すると上位勢からは見劣り。
前走に関してもここを勝ち負けまでやるのであれば、差をつけての圧勝が嬉しかったか。地方勢でも有力馬がいる中では流石に優先度が下がる。余力があれば3列目に置けないこともないが、基本的には消し候補になる。

③プライルード

地元大井からの参戦。兵庫ジュニアGP (Jpn2) の3着から全日本2歳優駿 (Jpn1)の3着とデビュー当初はある程度の存在感を見せつけるも、京浜盃や羽田盃は敗戦。スプリントに路線を移して重賞2勝というキャリア。
JBCスプリントの8着や昨年のこのレースの7着、前々走の地方重賞での2着などからやはりここでは見劣り。滑り込みに賭けての3列目がギリギリで、こちらも基本は厳しいと見て良い。

④アポロビビ

浦和からの参戦。中央6勝も、地方は0-1-0-9と苦しい成績。交流重賞をメインに使ってはいるが、準重賞や重賞でも結果は出ず。ここは見送りでいいだろう。

⑤キュウドウクン

浦和からの参戦。中央2勝で地方は2-4-4-11。1200mのタイムはメンバーで最も遅く、重賞での良績もない。ここは消しで。

⑥ギシギシ

地元大井からの参戦。地方10-4-2-11で昨年のこのレースは5着。2年前は3着で、Jpn2やJpn3では掲示板を外さない実力派。大井での時計で見れば全体2位で、ある程度やれそうな雰囲気。
昨年の東京盃 (Jpn2) でもドンフランキーに0.6秒差の4着なら悪くはないだろう。5ヶ月近く間が開くことになる点は気になる。
勝ち負けまでは厳しいにしても、滑り込みなら。地方勢の中では若干人気を集めそうだが、一応抑えたい。

⑦スナークダヴィンチ

地元大井からの参戦。中央4勝でOP成績は0-2-1-7と芳しくない。前走は15着大敗で、これに関しても極端な不利があったようには見受けられなかった。
強いて言えば1400mは0-1-0-3とあまり得意ではなく、1200mの3-2-4-10の方が向きそうな雰囲気はある。3勝クラス勝ち上がりもこの距離で、時計はかなり早い方。一発にかけるならここかもしれない。

⑧クロジシジョー

中央6勝で、1200mのOPを2勝している馬。前走の4着に関しては位置取りの関係もあったとは思うが、勢いよく上がっていった勝ち馬に対して明らかに脚色で劣っており、ここを勝ち負けまで持っていくような迫力は感じず。
とは言え今年に入ってから上がり調子であることは間違いない。しっかりと抑えておきたい一頭。

⑨ジャスティン

地元大井からの参戦。中央7勝でカペラS (G3) の勝ち馬。JBCスプリントの勝ち馬で、ドバイGSで2年連続2着のレッドルゼルを下しての勝利は見事。
4年前にはこのレースと東京盃 (Jpn2) を勝っている実力派。
昨年もこのレースで3着、JBCスプリントで4着とまだまだやれそうな雰囲気。
年末の重賞では4着と案外も、これに関しては勝ったスマイルウィが強く、ペースを握られたこの馬は流石に辛かった印象。
4ヶ月近く間隔が空くので仕上がりは気になるが、地方勢の中では相当やれると見て良い。

⑩テイエムトッキュウ

カペラS (G3) の勝ち馬。その名に恥じない勢いのある逃げで重賞を完勝。力を感じる一頭だ。
元々は芝を使っていた馬だがダート転向で覚醒し3-1-0-1で唯一の着外は0.1秒差の5着と圧巻。まだまだ底が見えない魅力的な馬。
4ヶ月ぶりのレースなので仕上がりは若干気になるが、能力は間違いなく上位。気持ちよく逃げられれば勝ち負けまであると見て良い。

⑪マルモリスペシャル

中央5勝だが、重賞では着外続き。OPを勝ったのも1400mで、どうにも魅力を感じない。近2走もJpn3で連敗中。中央勢だけでなく地方勢と比べても能力面で疑問。この距離で3-0-3-2とは言え時計も遅く、ここは見送りたい。

⑫アームズレイン

中央5勝で、前走根岸S (G3) は2着。エンペラーワケアが楽に勝ったレースではあるが、番手につけると最後までよく粘っての2着は決して悪くない内容。
相手レベルもそこまで低くないレースで、かなり好走した方だろう。
本領はこの距離の馬で、1400mが1-1-0-1に対して1200mは4-0-0-1と優秀。
気になるのは時計の遅さだが、4歳なら詰めようもある。ここも順当に期待。

⑬メルト

愛知からの参戦。かきつばた記念6着、黒船賞9着と来て、距離短縮で大化けというイメージはあまりない。
敢えて持ち上げるような言い方をすると920mで一度だけ走って2着なので短距離適性がありそうだが、ほとんどこじつけのようなもの。ここは見送りが妥当。

⑭ヘリオス

通算8勝だが、実は重賞勝ちはない。マイルCS南部盃の2着やJBCスプリントの3着を筆頭に重賞で複数の入着があるも、なかなか勝ちに恵まれず。
今年は根岸S (G3) 4着、かきつばた記念 (Jpn3) 2着、黒船賞 (Jpn3) 5着となんとも言えない成績。実績的には上位だがやや衰えが見える印象で、ここは気鋭の馬と比べて若干優先度が下がる。

馬券の組み立て

単勝

⑩のみ。

複勝

こちらも⑩の一点で。

ワイド

⑩⑫⑭で2つ足して3を越えるなら。厳しそうなら⑩⑫のみ。
穴狙いなら他の馬券と組み合わせて⑩→⑥⑦⑨もあり。

馬連

⑩⑫⑭で3点。
穴狙いなら⑩⑫⑭→⑦⑨でシンプルに。

馬単

⑩⑫⑭で6点。

枠連・枠単

6枠→5, 6, 7, 8枠で。

三連複

安牌:⑧⑨⑩⑫⑭ボックス (予算次第で⑥)
高め:⑦⑨⑩⑫⑭ボックス (予算次第で⑥)
フォーメーションA:⑩→⑫→⑥⑦⑧⑨⑭ (予算次第で②③)
フォーメーションB:⑩⑫→⑧⑩⑫⑭→⑥⑦⑧⑨⑩⑫⑭ (予算次第で②③)

三連単

2頭軸:⑩⑫軸マルチで相手⑥⑦⑧⑨⑭ (予算次第で②③)
フォーメーションA:⑩⑫→⑦⑧⑨⑩⑫⑭→⑦⑧⑨⑩⑫⑭
フォーメーションB:⑩⑫→⑧⑩⑫⑭→⑥⑦⑧⑨⑩⑫⑭ (予算次第で②③)

ヘリオスがどこまでと評価するかで全てが変わる。衰えがかなり来ていると見れば積極的に地方勢を絡めた馬券を買って高めを狙いたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?