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親しき仲にも礼儀ありとは、このことだ。

Kevin's English Room というYouTubeチャンネルをよく見ている。20代後半の日本人男性3人が、主に英語をテーマにした話を繰り広げる。中学までアメリカで育ったケビンが、青春を過ごした地の思い出を交えながら話す文化の話は興味深い。しかし、異文化の話をされたり、アメリカの食品の試食を時の軽い拒否反応が、他の2人から出ることがある。逆のパターンもあり、日本の食などに対する少しネガティブな反応がケビンから出ることも。

正直、こういうシーンはハラハラする。好き、嫌いの話はあくまで感想でしかないだろう。しかし、大抵、その対象物には自分の大切な思い出や、誰かの記憶が刷り込まれているものだ。ネガティブな反応をされた方は面白いはずがない。プロとしてのコンテンツ制作といえども、かなりパーソナルに寄った形の内容を含む際は、彼らの関係は大丈夫だろうかと不安になるのだ。

しかし、いつも感心する。彼らは、たとえネガティブな反応をしたとしても、相手へのフォローを欠かさない。フォローを欠いてしまったとしても、もう1人がフォローに回る。それを見ているこちらは安心するのだ。

3人は大学時代からの友人だという。気が合っていることは間違い無いだろうが、「親しき仲にも礼儀あり」により大人になっても一緒にいるというのを体現するようなコミュニケーションだ。相手の話を最後まで聞き、相手の話を尊重していることを相槌や肯定的なコメントで表現する。カメラの前だからというのもあるかもしれないが、彼らがもともと持ち合わせているコミュニケーション能力の賜物だろうと思う。

相手の大切にしていることは一緒に大切にする。そこから築いていく関係というのは、とても強いものになるだろう。noteを書き終えたら、次のコンテンツを観ようと思う。

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