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ヌルヌルでつるっつるでテカテカでべっとべとでドキドキ

ちゃがー。
皆様こんばんわ。
ちゃがいもわんばです。

今日は父の日なんですね、気づきませんでした。

私の父は74歳です。
もう後期高齢者ですね。
そんな父との思い出を語りたいと思います。

父とは40年間の付き合いになりますが未だにあまり喋りません。
昨日、弟家族と共に両親とお酒を飲んだのでせっかくだし話をしようと思ったのですが、何を喋ってよいかわからず、結局最後までなにも話せないまま終わりました。
未だにお互いになんだかわからずに父と息子を続けている様な気がしています。

そんな私にも幼い頃、父にあげたプレゼントがありました。

今も昔もハゲている父ですが当時から頭皮マッサージに熱心でした、そんな父を見ていた幼き頃の私は五枚綴りの「頭のマッサージ券」をプレゼントしました。
父は喜んで早速やってほしいと一枚ちぎり、私に渡してきました。
私も嬉しくなり、勢いよく父の頭を揉み始めました。

…揉み始めた父の頭皮はヌルヌルでした。

死ぬほど嫌な気持ちになりましたが、ここでやめては何か父に違和感を覚えさせるのでは?と思い我慢してしばらく揉み続けました。

手がつるっつるです。

父は「ありがとう」と感謝してくれていますが、私の手はつるっつるです。
蛍光灯にかざすとテカテカに光っています。

おもわず私は父に文句を言いました。

「頭皮がべっとべとじゃねえか!」

残った四枚のマッサージ券は未だに使われずにいます。

私は父が好きですが、こういったコミュニケーションの積み重ねがあって、昨日の酒宴で喋れなかったのかもしれません。

皆さんはお父さんは好きですか?
私は、当時チケットに有効期限を書いた記憶がないので、今だにドキドキしてます。

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