見出し画像

【Soraを超えた!?】動画生成AI「Runway Gen-3」の使い方とプロンプトのコツを徹底解説《具体的なプロンプトと活用事例10選付き》

みなさん、こんにちは。
チャエンです!(自己紹介はこちら

高画質動画生成AI「Runway」の「Gen-3 Alpha」が一般公開されました🔥
テキストだけでSora並の動画を作れるRunwayですが、生成動画のクオリティが超高い。多分現状の動画生成AI一番かと思っています。

月額最低12$〜のプランでないとGen-3は使えないのですが、試す価値ありです!

今回はRunwayの概要やGen-3の特徴、使い方、プロンプトのコツや活用事例10選を紹介します。ぜひ最後までご覧ください📝


1.Runwayの概要

Runwayは、AIを活用した動画生成・編集ツールの開発を専門とする研究開発企業です。AIを活用してクリエイティブな表現の可能性を広げることを使命とし、急速に成長している注目を集めています。

テキストや画像から動画を生成できるAIモデル「Gen-1」「Gen-2」「Gen-3 Alpha」など30以上のAI編集ツールを提供しています。

直感的な操作性と高度な機能を兼ね備えており、クリエイティブな表現を支援するプラットフォームとして、プロの映像制作者からSNSクリエイターまで幅広いユーザーに利用されています。

また、映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の制作に技術が活用され、TIMEの「2023年世界で最も影響力のある100社」に選出されています。

1-1 企業について

Runwayは、2018年にチリ出身のCristóbal Valenzuela(CEO)、Alejandro Matamala、ギリシャ出身のAnastasis Germanidisの3名によりNew Yorkで設立されました。彼らはニューヨーク大学ティッシュ芸術学部のITPプログラムで出会ったと言われています。

左からAnastasis Germanidis, Alejandro Matamala-Ortiz, Cristóbal Valenzuela

2023年6月時点で累計約2億ドル以上の資金を調達しており、最新ラウンドではGoogleやNVIDIAなどから1億4100万ドルを調達しました。企業価値は15億ドルに達しています。

1-2 プランについて

Runwayには、基本的な機能が無料で利用できる「Basic」プランをはじめ、有料の「Standard」「Pro」および「Enterprise」プランが提供されています。

各プランには、利用可能なクレジット数や機能の制限が設定されています。以下は、Runwayの基本料金設定です。

※年間プランの場合20%割引
※Gen-3の動画生成には1秒あたり10クレジットが消費されます。

今回新しく公開されたGen-3は無料プランで使用することはできません。Standardから使うことができます。

2.Gen-3の特徴

Gen-3 AlphaでもGen-2と同じく3つの動画生成方法があります。

  • Text to Video: テキストプロンプトだけで、ビデオを生成。

  • Text + Image to Video: 画像とテキストプロンプトを使って動画を生成する

  • Image to Video: 画像だけで動画を生成(バリエーションモード)

英語の方が精度が高いですが、日本語による入力にも対応しています。5秒または10秒の動画を生成でき、720p解像度で出力されます。

また、すでに導入されている Motion Brush, Advanced Camera Controls, Director Modeに加えて、Fine-grained temporal controlをはじめ最新の機能が搭載されています。

Motion Brush:画像から動画を生成する際に特定の部分に動きを追加するためのツールです。

  • 選択と動きの追加: 画像の特定の部分をブラシで選択し、その部分に動きを追加することができます。動きは水平(x軸)、垂直(y軸)、および近接(z軸)の方向で制御可能です。

  • 複数レイヤーのサポート: 一度に最大5つの異なるMotion Brushレイヤーを使用でき、それぞれに異なる動きのパラメータを設定できます。これにより、複雑な動きを持つ動画を生成することが可能です。

  • 直感的な操作: ブラシと消しゴムツールを使って選択範囲を調整し、動きのパラメータを設定した後、生成ボタンをクリックするだけで動画を作成できます。

Advanced Camera Controls:カメラの動きを詳細に制御するための機能です。

  • カスタムカメラコントロール: 水平、垂直、ズーム、ロールなどのカメラの動きを細かく設定できます。動画のシーンに対してより具体的なカメラ動作を追加できます。

  • 速度調整: カメラの動きの速度を調整することで、シーンのダイナミズムをコントロールすることができます。

  • シームレスな拡張: 「Extend」ボタンを使用して、既存のカメラ方向を継続的に使用し、最大16秒までシームレスに動きを拡張することができます。

Director Mode:動画生成において高度なカメラコントロールを提供するモードです。

  • カメラの動きの詳細設定: Motion Brushと同様に、水平、垂直、ズーム、ロールなどのカメラ動作を詳細に設定できます。シーンの演出をより具体的にコントロールできます。

  • 複数のカメラ動作の組み合わせ: 複数のカメラ動作を組み合わせて、複雑なシーンを演出することができます。

  • プロンプトの使用: 画像と説明を組み合わせて、カメラの動きをより具体的に指示することができます。

Fine-grained Temporal Control:動画生成において時間的な要素を詳細に制御する機能です。

  • 精密なシーン遷移: テキストプロンプトを使用して、シーンの遷移やエフェクトを詳細に設定できます。複雑で創造的なシーン遷移が可能になります。

  • キーフレーミング: 動画内の特定の要素の動きを精密に制御するためのキーフレーミングが可能です。動画の各フレームにおける要素の位置や動きを細かく設定できます。

  • 時間的な一貫性: 動画全体を通じてキャラクターや要素が安定して一貫性を保つように設計されています。自然で滑らかな動きを実現します。

Photorealistic Humans:リアルな人間のキャラクターを生成する機能です。

  • 表情と動作のリアリズム: Gen-3 Alphaは、複雑な動作や表情をリアルに再現することができます。ストーリーテリングやシネマティックなアプリケーションに最適です。

  • 広範なアクションと感情: 人間のキャラクターが多様なアクションや感情を表現できるため、物語の中でキャラクターがより生き生きと描かれます。

  • 高精度な描写: 人物の外見や動作が非常に詳細に描写され、現実に近い映像を生成することができます。

For Artists, By Artists:アーティストによって設計され、アーティストのために作られたという理念を反映しています。

  • クリエイティブな自由: Gen-3 Alphaは、アーティストが持つ多様なコンセプトやスタイルを解釈し、シネマティックな選択肢を提供します。これにより、アーティストは自分のビジョンを忠実に再現することができます。

  • ユーザーフレンドリーなインターフェース: 初心者からプロフェッショナルまで、誰でも簡単に使用できる直感的なインターフェースが提供されています。これにより、技術的な知識がなくても高品質な動画を生成できます。

  • アーティストコミュニティの支援: Runwayは、アーティストコミュニティを支援し、次世代のクリエイターを育成するためのプラットフォームやイニシアチブを提供しています。

3. Gen-3の使い方

3-1 アカウント作成

以下のURLにアクセスして、赤枠からサインインします。

ここから先は

4,054字 / 7画像
この記事のみ ¥ 700
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?