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【今一番話題のAIツール】ノーコードで高度なAIチャットボットを作れる『Dify』を徹底解説《初心者向け操作マニュアル+制作事例7選付き》

みなさん、こんにちは。
チャエンです!(自己紹介はこちら

ノーコードツールを過去にいくつか紹介してきましたが、今回のは本当にすごいです。何がすごいのかは、記事で詳しく紹介していきますがとにかく機能が多い。そのためできることの幅が広いのが特徴です。

個人開発に使えるだけでなく、チームでの開発や商用利用などなんでもできます🔥

今回は、Difyの概要やできること、操作方法などを紹介します!
最後までぜひご覧ください。


1.Difyとは?

Difyは、オープンソースのLLMアプリ開発プラットフォームです。AIワークフロー、RAG、エージェント機能、モデル管理、Observability機能などを兼ね備えています。

RAGエンジンを使用して、エージェントから複雑なAIワークフローまでLLMアプリを構築することができます。単一のモデルを使うのではなく、複数のAIモデルやツールを組み合わせることが特徴です。

1-1 Difyの特徴

Difyには様々な特徴がありますが、ここでは3つ紹介します。

①わかりやすいUI
Difyがここまでバズっている一つの理由は、圧倒的な使いやすさです。
ノーコードで、作りたいツールを構築することができます。Googleアカウントでログインすることができるので、アカウント作成も簡単です。

ローカルで使用したい場合は、GitHubの使い方は事前に理解しておく必要がありますが、数行のコマンドを実行するだけで完了します。
おそらく10分もあれば十分です。

②豊富なプラグインやツール
GPT、Mistral、Llama3、OpenAI API互換モデルを含む、数十のLLM推論プロバイダーやBingやGeminiなどの検索エンジンを追加することができます。詳しいモデルプロバイダーはこちらから確認できます👇

またLLM関数呼び出しやReActに基づいてエージェントを定義し、あらかじめ組み込まれたツールやカスタムツールを追加することができます。

Difyは、Google Search、DELL-E、Stable Diffusion、WolframAlphaなど、AIエージェントのための50以上のツールを提供します。

③価格について
200回分のGPTは無料で使用
することができます。また、商用利用も可能なので一度使ってみてプランを変更するなどもおすすめです。

1-2 Difyの4つの機能

Difyには4つの優れた機能があります。1つずつ紹介していきます。

RAG(Retrieval-Augmented Generation)エンジンを搭載
RAGエンジンはDifyのコア機能の1つで、ドキュメントの取り込みから検索までをカバーする広範なRAG機能です。PDF、PPT、その他の一般的なドキュメントフォーマットからのテキスト抽出をすぐにサポートします。

情報の検索(Retrieval)と生成(Generation)を統合し、事前に収集されたデータベースから関連情報を引き出し(Retrieval)、それを生成モデルに入力することで(Generation)、より高度なタスク遂行が可能になります。

この強力なRAGエンジンにより、幅広い分野でのAI活用が可能となっています。

Prompt IDE
IDEとは、プロンプトエンジニアリングを支援するための統合開発環境です。プロンプトの設計から評価まで、一連の作業を支援してくれる機能です。

プロンプトを作成したり、モデルのパフォーマンスを比較したり、音声合成などの追加機能をチャットベースのアプリに追加したりするための直感的なインターフェースになっています。単一のプロンプトだけでなく、複数のプロンプトを組み合わせたプロンプトチェーンの作成も可能です。

③Enterprise LLMOps
Enterprise LLMOpsは、大規模な言語モデルをエンタープライズ環境で安定的に運用管理するための一連の機能を提供するものです。 アプリケーションのログとパフォーマンスを長期にわたって監視および分析します。プロダクションデータとアノテーションに基づいて、プロンプト、データセット、モデルを継続的に改善できます。

④BaaS Solution
BaaS Solutionとは、バックエンド機能をクラウドサービスとして提供するモデルです。
DifyのBaaSを使用することで、AIを組み込んだアプリケーションやサービスを簡単に構築・運用できるようになります。開発者はAIの専門知識がなくても、Difyの高度なAI機能をすぐに活用できるのが大きな特徴です。

Difyが提供するすべてのサービスに対応するAPIが付属しており、ビジネスロジックに簡単に統合することができます。

1-3 他のツールとの違い

他のツールとの違いはワークフローやObservabilityです。Difyのユーザーは自社のAIアプリケーションの可視性を高め、より正確な監視とトラブルシューティングが可能になります。

2.Difyでできること

Difyにはすでに様々なアプリが用意されています。この中から使いたいテンプレートを使うのも良し、自分で0から作成することもできます。

今回は仕事で使えそうなものを3つを実際のチャット画面を用いて紹介します。

2-1 人事向け:AI面接官

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