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【悲報】GPT-3.5終了。ChatGPTの最新型モデルGPT-4o miniが登場《使い方と活用事10選を徹底解説》

みなさん、こんにちは。
チャエンです!(自己紹介はこちら

OpenAIが最新型モデルGPT-4o miniを発表しました!GPT-3.5の役割が大幅に縮小する可能性があります。Claudeのアップデートを始め、LLMの進化がとても早く時代の流れがあっという間ですね。

今回は、誰でも今日から使えるGPT-4o miniの概要や他のモデルとの比較、活用事例10選を紹介します。

週末のスキルアップの一環として、ぜひ最後までご覧ください🔥


1.GPT-4o mini概要

https://openai.com/index/gpt-4o-mini-advancing-cost-efficient-intelligence/

GPT-4o miniは128Kトークンのコンテキストウィンドウを持ち、リクエストごとに最大16Kの出力トークンをサポートしています。また、2023年10月までの知識が学習済みです。

すでに、Free・Plus・Teamユーザー全員がGPT-3.5の代わりにGPT-4o miniにアクセスすることができます。

GPT-4oと共有する改良されたトークナイザのおかげで、非英語テキストの処理がさらにコスト効率良くなったと言われています。そのため、AIを使用したアプリケーションの範囲を大幅に拡大できるように手頃な価格で提供されています。低コストと低レイテンシー化により、以下の幅広いタスクを可能にしました。

  • 複数のモデルコールを連鎖または並列化するアプリケーション

    • 例:複数のAPIコール

  • モデルに大量のコンテキストを渡すアプリケーション

    • 例:完全なコードベースや会話履歴

  • 迅速なリアルタイムのテキスト応答を通じて顧客と対話するアプリケーション

    • 例:カスタマーサポートチャットボット

OpenAI創業者のサム・アルトマンも「みんながかなり気に入ってくれると思う」と発言しています📣

1-1 GPT-4o miniの特徴

GPT-4o miniの特徴は以下の通りです。

1. 優れたパフォーマンス
GPT-4o miniは、テキスト知能とマルチモーダル推論の両面で、GPT-3.5 Turboや他の小型モデルを凌駕しています。また、GPT-4oと同じ範囲の幅広い言語をサポートしています。

関数呼び出しの強化により、外部システムとの連携が容易になり、長文脈での処理能力も向上しています。

実用的なユースケースとして、領収書ファイルからの構造化データ抽出においてGPT-3.5 Turboを上回る性能を発揮し、スレッド履歴を基にした高品質なメール応答の生成においても優れたパフォーマンスを示しています。

2.強化された安全性
GPT-4o miniは、強力な安全対策を備えています。安全性は開発プロセスの中核に位置づけられ、モデルの設計から展開までのあらゆる段階で注意深く考慮されています。
OpenAIの開発チームは、GPT-4o miniの使用状況を常に監視し、新たなリスクを特定しながらモデルの安全性を継続的に向上させているとのことです。

①包括的な安全対策

  • 事前トレーニングでのフィルタリング: ヘイトスピーチ、成人向けコンテンツ、個人情報を集約するサイト、スパムなど、望ましくない情報をモデルから排除。

  • 事後トレーニングでの強化: 強化学習(RLHF)などの技術を用いて、モデルの行動を設定されたポリシーに合わせ、応答の正確性と信頼性を向上。

  • GPT-4oとの一貫性: GPT-4o miniは、GPT-4oと同レベルの安全対策を内蔵。

②厳格な評価プロセス

  • 自動評価と人間による評価: 準備フレームワークに基づき、両方の評価方法を慎重に実施。

  • 外部専門家による検証: 社会心理学や誤情報などの分野から70人以上の専門家がGPT-4oをテスト。

  • 継続的な改善: 専門家の評価から得られた洞察を基に、GPT-4oとGPT-4o miniの安全性を向上。

③革新的な安全技術

  • 指示階層法の導入: GPT-4o mini APIは、この新技術を適用した最初のモデル。

  • セキュリティ強化: 脱獄、プロンプト注入、システムプロンプト抽出に対する耐性を大幅に向上。

  • 信頼性の向上: モデルの応答の信頼性が高まり、アプリケーションでの使用がより安全に。

上記の取り組みを実施することで、ユーザーは常に最新かつ最も安全なバージョンのモデルを利用することができるようになります。

1-2 GPT-4o miniの性能

GPT-4o miniは、優れたテキスト知能とマルチモーダル推論を備えた小型モデルで、卓越した性能を持つことが評価されています。

テキスト処理や数学的推論・コーディング・マルチモーダル推論のすべての分野で、競合モデルを上回るパフォーマンスを発揮しました。

大規模な言語モデルの性能を評価し、ランキングを提供するためのプラットフォームLMSYSリーダーボードのチャット好感度では現在GPT-41を上回っています。

価格は入力トークン100万あたり15セント、出力トークン100万あたり60セントで、以前の最先端モデルよりも桁違いに手頃で、GPT-3.5 Turboよりも60%以上安価になっています。

1-3 GPT-4o miniの価格

現在は、Completions API・Batch APIでテキストとビジョンがサポートされており、将来的にはテキスト・画像・ビデオ・音声の入力と出力をサポートするとOpenAIは公表しています。

主に開発者向けで価格は、入力トークン15セント/100万、出力トークン60セント/100万です。今後数日でGPT-4o miniのファインチューニングを展開する予定と発表されています。

2.他のモデルとの比較

GPTやClaude、GeminiなどのLLMが各社から登場していますが、実際どのモデルが最強なのでしょうか?自分なりに調べてまとめてみました。

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