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海外日系人協会新理事ブリーフィング

今日は、オンラインで海外日系人協会の新役員向けのブリーフィングに参加しました。先日、新たに理事に就任した私とほかの2人の新役員が参加しました。理事長の田中さんと専務理事の椿さんのお2人から、海外日系人の現状と協会の現況についてご教示いただきました。

理事長の田中さんは元スペイン大使、専務理事の椿さんは元ボリビア大使とお二方とも外交官ご出身ですが、大変気さくにお話いただきありがたかったです。

日系人は世界に約500万人、うちブラジルに約270万人、アメリカに約150万人が群を抜いて多いですが、世界各地に広がっています。

協会は、戦後日本の復興を支援してくださった海外日系人の方々への感謝の気持ちを表すために企画されたイベントの事務局を起源としています。国連加盟を機会に1957年に開催された「国連加盟記念海外日系人親睦大会」を第1回として、第2回目には1960年に「海外日系人大会」に名称が改められました。1962年の第3回大会以降は、毎年開かれています。

1964年に協会に全国知事会が参画したことから、全国知事会長が会長に就任することとなり、名称も海外日系人協会となり、その後財団法人化されました。

2012年からは、公益法人改革にともない「公益財団法人海外日系人協会」となりました。

協会の主要事業は、毎年秋の海外日系人大会の開催のほか、横浜の海外移住資料館の運営(JICAからの委託事業)、海外日系人の日本留学・研修事業などです。

海外日系人大会は、多数の海外日系人が集まり、皇族の臨席を賜り、外務省や衆参両院議長主催のレセプションが設けられるなど大変恵まれた大会となっているようです。

私自身は、これまで日本で暮らす日系人の方々の法的支援に携わってきましたが、世界に広がる日系社会について新たに学ぶことも多かったです。協会の活動を通じて海外日系社会の発展と国際交流につとめていきたいとの思いを新たにしました。


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