見出し画像

馳せ合いvol.3 ライブレポ

2023年4月1日。

元々雨予報だったが、晴れになってよかった。

この日はindigo la Endとゲスの極み乙女のツーマンライブ。
事実上川谷絵音のワンマンライブが日比谷野音で開催された。

僕自身、日比谷野音は初めてで、どんな会場なのか楽しみで仕方がなかった。

ライブは夜だったため、夜の野音で聴くindigo la Endは格別だろうなと思い、開場からワクワクが止まらなかった。このために藍バンドルライトも買った。

そして開場。

今回、オープニングアクトとしてindigo la Endのドラマーである佐藤栄太郎さんがDJ、eitaro satoとしてSEを流していた。

DJをあまりちゃんと聞いたことが無かったのだが、曲と曲のつなぎが滑らかになるようにコード進行を考えたり、音楽のキーを変えたりするなど、様々な工夫が凝らされていて、めちゃくちゃよかった。

一緒に行った先輩とSEを共有しながら、プレイリストを作った。今もずっと聴いている。新しい音楽に出会えた良い機会だった。栄太郎さん、ありがとう。

そして開演。前半はゲスの極み乙女だった。

1曲目は星降る夜に花束を。大学で初めてゲスでコピーした曲がこの曲だったので最初から僕のテンションは爆上げ。Bメロで右手と左手交互に挙げるのがとても楽しかった。

「今日声出せるって!いけるか野音!!」

絵音さんもテンションが上がっていた。ゲスの時の絵音さんははっちゃけていてとても楽しい。

2曲目はだけど僕は。前半にこの曲を持ってくるのかと驚いた。絵音さんにとって特別な曲だからだ。

「だけど僕は いつも不安で。
  だからなんか 意固地になって
  だけど僕は 孤独になって
  明日もきっと 悪者だって思われる。」

絵音さんの思いが強く感じ取れる歌詞だ。

野音に響き渡るちゃんMARIのピアノがとても幻想的。ライブで聞いたことがなかったのでとても嬉しかった。

3曲目は某東京、4曲目はライブでも定番のアソビ。5曲目はサビの合いの手が楽しいsong3。
ストイックに演奏を続ける辺りが川谷絵音バンドの好きなところだ。

6曲目は全員のソロ回しがある、ライブの定番曲、パラレルスペック。課長のベースソロがいつもと違うフレーズで、課長の凄さを改めて感じた。このソロ回しを見ると、やはりこのバンドの演奏技術はかなりハイレベルだなと感じる。

7曲目は絵音さんがアコギを持ち、演奏する人生の針。照明がストロボで激しく照らす。自分の人生について深く考えることの出来る歌詞が好きだ。

日が暮れ始め、暗くなった頃に演奏された8曲目。
はしゃぎすぎた街の中で僕は1人遠回りした。
夜の野音にふさわしい曲だ。サビでオーディエンスが手を横に振り、全員が音楽を楽しんでいた。

9曲目はライブ定番、キラーボール。
今日は声出しOKであったため、イントロでオーディエンスが合いの手を叫ぶ。声出しができることの楽しさを改めて感じた。
キーボードソロではちゃんMARIがまさかのミス。今日のキラーボールはいつもふざけているから真面目にやると川谷絵音が言っていたが、ちゃんMARIがミスってしまった。
その後ソロをやり直し、最後まで楽しく聴くことが出来た。

休日課長は最近彼女の代わりとしてミニオンに溺愛しているらしい。相変わらずゲスのMCはほっこりする。

最後はいけないダンス。久しぶりに聞いた曲だ。
体を横に振り、ゲスの曲達を堪能した。

とても良かった。
野音は特別感があるのか、いつものセトリとは異なり、夜の野外を意識したセトリのように感じた。
自分がバンドにハマったきっかけはゲスの極み乙女。だからこそ、野音で見るゲスの極み乙女は格別だった。

ゲスの極み乙女 セットリスト

1.星降る夜に花束を
2.だけど僕は
3.某東京
4.アソビ
5.song3
6.パラレルスペック
7.人生の針
8.はしゃぎすぎた街の中で僕は1人遠回りした
9.キラーボール
10.いけないダンス



そして後半はindigo la End。

少し転換に時間がかかっていたため、ほろ酔いを飲んだ。
夜の野音の涼しい気候にほろ酔い、そしてそんな場所でindigo la Endを聴くことができる。
最高。
とてもアルコール弱い人間だから記憶なくさないか不安だったけどちゃんと覚えてます。全部飲めなかったけど…笑

indigo la Endがスタートした。青い照明の中、メンバーが登場。藍バンドルライトをつけている人が多く、とても綺麗だ。

最近のindigo la Endは1曲目に初期のレア曲をやることが多かったが、今回は定番の想いきりでスタート。
サビでオーディエンスが手を挙げる。想いきりは僕がindigo la Endのコピーをやった時に1曲目にやった曲だ。オーディエンスの熱が高まっていくいい曲である。

よくよく考えたら今回の馳せ合い、両バンドとも僕のコピーバンドと同じ1曲目をやっている。なんか運命を感じた。

2曲目は聞いたことの無いつなぎで何をやるんだろうと思っていたら、まさかのハルの言う通り。
ライブで聴くのは初だった。なかなかやらないレア曲。春の季節だからやったのだろうか。

この曲ではオーディエンスは手を挙げている人はチラホラ。indigo la Endのライブはオーディエンスの各々が楽しみたい楽しみ方をしている。
個人的にはそういった楽しみ方をできるバンドは特別感があるし、音楽をしっかり聞くことが出来て嬉しい。

3曲目。絵音さんが「春の曲をやります」と言い、演奏された春は溶けて。
1年前に中野サンプラザで聴いて以来、ライブでは聴けてなかったので最高だった。絵音さんの声が伸びやかに響き渡る。アコースティックギターの音色が良い。

4曲目はずっと聴きたかった華にブルー。
歌詞が個人的にすごく好きな曲であり、特別感のある曲。アコギとピアノのハーモニーが素晴らしく、思わず体を横に振って楽しんだ。

5曲目にライブ定番のラッパーの涙、そして6曲目は

「唯一盛り上がる曲やっていいですか?」

というMCとともに演奏された夜明けの街でサヨナラを。
いつ聴いてもこの曲は盛り上がるし、名曲だなと感じる。
サビでティスと後長さんが前に来てオーディエンスを全力で煽るところも良い。ギターをかき鳴らす曲が僕はやっぱり好きだ。

夜明けは次にindigo la Endのコピーバンドで演奏したい曲ランキング、第2位の曲である。
(ちなみに1位はレナは朝を奪ったみたいだ)

7曲目はヒット中の名前は片想い。
武道館、パシフィコ横浜に続いて聴くことができて嬉しい。コード進行が独特なんだけどサビのキャッチーさや展開の付け方でそこをせいりつさせているところがやっぱりすごい。ヒットするのもわかる気がするな。

そして8曲目は待望の夏夜のマジック。
野音で聴きたい曲第1位である。
オーディエンスが着けている藍バンドルライトがとてつもなく綺麗だった。
体を横に揺らし、音楽に身を任せる。
時には上空を見たり、野音の外のビルを見たりして夜景と共にindigo la Endの音楽に浸った。

お酒を飲んだことなど忘れていた。
とにかく音楽に溶け込めた。最高の夏夜のマジックだった。

本編最後は何をやるんだろうと思っていたらまさかの夜光虫。
いや、選曲まじで神ですねほんと(語彙力)。

野音で聞く夜光虫は格別だった。
外の音も全て取り込んで、一体感がある空間が生まれていた。涼し気な風を感じながら、最後まで音楽を堪能した。

本編が終わり、メンバーがはけるかと思いきや

「アンコールありがとうございます。
  もういちいちはけるとかしないからね笑」

という不意打ち。おもろい。

「初披露の新曲やっていいですか?緊張する〜」

パシフィコ横浜で聴いたプルシュカではない新曲。初披露と聞いてとても嬉しかった。

そして演奏された瞳のアドリブ。

最近のindigo la Endの曲というよりかはどちらかというとアルバム、幸せが溢れたらに入っている楽曲のような、ハイトーン中心のテンポ感のあるギターロックの曲。
それでもBメロが2段階あるような落とし方だったり、コードをガラッと変えたりなど、今のindigo la Endの要素もしっかりある。

聴いて感じた。めっちゃ好きな曲。
ギターをかき鳴らす曲が個人的には好きな曲なので、新曲でまたこういった形の楽曲が出るのはファンとしてもすごく嬉しい。
また新たなindigo la Endを見せてくれた。本当にありがとう。

そして本当に最後の曲。

「最近イベントでよくやってたんですけど、最後はロックなindigo la Endで終わろうと思います。」

そして演奏された晩生。戦争、命をテーマにした歌詞が特徴的で、ギターを思う存分かきならす楽曲だ。
最後の最後で大好きな曲をやってくれた。
アウトロはライブバージョンで、長めだった。
1度テンポが落ち着いたと思ったらまたドラムがビートを刻み、さらに盛り上げていく。

圧倒された。
いつもロックなindigo la Endには圧倒される。
ギターを感情のままかき鳴らすのは本当に楽しいし、それを舞台上で見せてくれるindigo la Endが大好きだ。

indigo la End セットリスト
1.想いきり
2.ハルの言う通り
3.春は溶けて
4.華にブルー
5.ラッパーの涙
6.夜明けの街でサヨナラを
7.名前は片想い
8.夏夜のマジック
9.夜光虫

en1.瞳のアドリブ
en2.晩生

最後にティスの誕生日を祝い、写真を撮り、馳せ合いは終わった。

いやー野音最高だった。
席もどこでも近いし、外の涼しい風を感じたまま聞く音楽は格別だなと思った。
中でもindigo la Endは夜が似合う。後半をindigo la Endにしたのも、曲の世界観的なものがあるのだろう。

改装でなかなか野音で見られる機会は後になってしまうが、また行きたいと思う。

以上、馳せ合いvol.3
ライブレポでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?