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目には見えないのに存在する何か…温度編


目には見えないのに存在する何か…を
初めて確信して実感したのは大好きな音楽ではなくて、
価値も何にもさっぱり分からない絵画(版画?)でした🖼

しまなみ街道を訪れた時に立ち寄った生口島、
新鮮な海の幸ランチの後に1時間の自由時間をもらって
即得意技のひとりブラリ行動を始めて進んだ先に
現れた建物に吸い込まれるように向かったの覚えてます。

そうそうこの建物…"平山郁夫美術館"
友達は入って来ないだろうと思いながら中に入りました。

小さな作品から壁一面の作品までたくさん存在していて
ダイナミックな作品に素人らしく「うわー凄い!」と思う。
絵画など何にも分からない素人の最大の感想がそれ←

気候もよい初夏で少し暑い日で…
もうひとつ出てきた感想が"なんか暑いなあ"

次の展示室に移動してまた壁一面の作品の前に立つと
"あれ?この部屋は冷房が効いてるんかな?"…寒い。

展示室の温度計を確認して前の展示室に戻ってみる。
室温はさっきの展示室と同じ。


目を閉じて壁一面の作品の前に立ってみる、
熱気は目の前の壁一面の作品からだけ届いていた。
次の展示室の作品の前でも目を閉じてみる、
冷気はやはり目の前の作品からだけ届いている。

それからはとにかく忙しかった。
小ぶりな作品には手をかざしてみたりもした。
よく分からない得体の知れない何かを感じる作品と
一向に何にも感じない作品が存在していて
大きめの作品からの方が得体の知れない何かを感じた。


「シルクロード」という耳にしたことはあるけれど
何のことかはよく分かっていない壮大なテーマのことも
全くもって学の無いわたしには理解は出来なかった。

そんなわたしにも作品から熱さや寒さが届いた。
アートに宿った得体の知れない何かはきっと…
創作者の方の想いでありエネルギーなんだと思ったのを
なんとなく朧げにぼんやりと覚えている。


不思議な感覚でぼんやりしてた時、
携帯のバイブが震えて画面を見て電話に出ると
「今どこにおるん?どこで何してんの?」
約束の1時間が過ぎても戻って来ないから
周辺を探してもわたしがどこにも居ないから
心配した友達がくれた連絡で一気に現実に戻された。


それからは大好きな寺社仏閣巡りをしていても
様々なところに手をかざすようになった。
わたしは鎌倉時代の彫刻から
何かを感じることが多い気がしている。
それに関しては、、また別のお話しで…。

またいつか不思議体験をくれた生口島を訪ねてみたい。
平山郁夫美術館は今のわたしに何を届けてくれるのか?



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