円高と円安の言葉の意味がようやく飲み込めてきた大学生のエッセイ

1ドル149円というニュースを見た。

以前から、円安が続いているという嘆きのニュースをよく耳にする。
しかし恥ずかしながら、経済に疎い20歳そこらの私は、円安と聞いてもどのような状態なのかいまいち感覚を掴めずにいた。

よく、(現在の経済状況などを踏まえずに)ドルを円換算する例え話で、1ドル=100円くらいだよ、と言われる。
それに比べ、149円という現状は、数字だけ見れば高い。

そう、高いではないか。

なんで数字が高いのに円“安”なんだ!

高校生のころから、ずっとこれが頭の中で引っかかり、円安の意味を飲み込めずにいた。

親にそれを言うと、海外に行ったことがないから為替の感覚がわからないんだよと言われた。たしかにそうかもしれない。
しかし、それだけではない気がして、色々と考えてみた。

1ドル=100円とは、1ドルのものを100円で買うことができ、反対に、100円のものを1ドルで買える。
では、これが1ドル=149円になるとどうなるか。
1ドルのものを買うには149円支払う必要がある。逆に、149円のものを買うのに1ドル支払えばよいということになるのだ。
言い方を変えれば、「149円のものを買うのに1ドルしかかからない」ということになる。前は1ドルで100円のものしか買えなかったのに。
つまり円安とは、高額なものを、安いドルで買えるということだ。
それを理解したとき、私は脳内でこう叫んだ。

え?でもそれってドル視点の話ですよね?

「円高」「円安」って、ドル目線の言葉やーん!!

なんと紛らわしい。
普通お金の話で「安い」と言われたら喜んじゃうでしょうが。でも円高円安の話では違うんだね、ふーん。

でも、喜ぶのは購入側……買う人の話。販売側(売る人)は、安く売るのを渋るもの。
円高円安というのは、日本が販売側で、米が購入側、というふうに捉えれば、なんとなく感覚として掴みやすい。

……ようやっと理解できた。
高校生のころから悩んで、ようやく腑に落ちた。

数学弱者のド文系私にとっては、経済も目に見えない数字だけの世界なので、理解しがたいのである。

これを読んで「こいつ今それを理解したのか、バカだなーww」と思う人もいるかもしれない。現に、バカ露呈の記事だと思って書いている。バカなのは認める。
だが、何年も抱えてきた疑問が、やっと解消されたのだ。
これは、その感動を文にしたものである。

また一歩、成長できた気がする。
自分を褒めたい。

(完全なる自己理解で書いた記事です。もし誤った認識があったら教えてほしいです。勉強になります)

それでは。

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