NeosVRには未来で素敵な体験があった話
ちゃばたけといいます。Neosを始めて大体3ヶ月くらいの人です。
MMCが終わってひと段落つき、Neosめっちゃ楽しい!すき!!!ってデカめの声で言いたくなったので記事を書きました。
これからNeos始めたい人向けの紹介記事ではありませんが、雰囲気くらいは感じられるんじゃないかなーと思います。
NeosVRを知ったきっかけ
私がNeosを知ったきっかけはQiitaでぼんやり記事巡りをしていた時に見つけた銀鮭さんの記事でした。
当時Quest2を買って7ヶ月。ビートセイバーをちまちまやりつつも、VRChatにはそれほど馴染めずVR自体にマンネリを感じていたところに見つけたこちらの記事。
プログラミングができるって何?
サーバを構築した時のコマンド?どういうこと?
VRSNSの常識はVRChatのものしかなかったので、この時「アイテムが取り出せる」「画像が読み込める」という発想にすら至らず、困惑しつつも大変興奮したことを今でも良く覚えています。
記事を読んだその日に早速Neosをインストールしログイン。
飛び込んでくる情報量の多さと突然ワールドにやってくるメンターの方々にビビりながら、LogiXのさわりを教えていただき、銀鮭さんの記事の一端を体感しました。
この言葉は本当にその通りだったんだ…。と
大興奮のまま初日を終えた時の感想がこちら。
とはいえVRChatに馴染めないような人見知りだったので、Neosを始めて1週間ほどはプライベートワールドにこもって一人で悪戦苦闘しながらモノ作りをしていました。
初めてのイベント参加 - 初心者案内デー
1週間が過ぎ、意を決して参加した初心者案内デー。
コミュニティぐるみで初心者を暖かく迎えてくれる雰囲気は、世界がちゃんと自分を歓迎してくれるんだなーとかとっても素敵だなーとかそんなことを感じられるものでした。
このとき明確に
「またこの世界に来たい、この人たちに会いたい!」
と思いました。
Neosのワールドとオープンな環境
Neosはアクティブなセッションの情報を非常に細かく見ることができます。
そんなオープンな仕組みのおかげで、アクティブなセッションや、フレンドのいるセッションに参加することのハードルが大変低いように思います。
(もちろんまだ小さなコミュニティであるというのもあるとは思いますが)
逆に言えば、見慣れない名前があれば遊びに来るベテランもいるわけで…。
当時一人でワールドを立てて観光していたら突然遊びに来てくれたMIYAさん、その後に合流したPereさんとワールド巡りをした時のツイートです。
当時はまぁ大変にビビりまくっていましたが、私が今Neosをめちゃくちゃ楽しめているのは、間違いなくこの出来事があったからだと思います。
初めてのワールドづくり
そんな風にして出会ったベテランの方々にいろんなアイテムを教えてもらったり、実際に作ってるところを見せてもらって、こんなになんでも作れるなら作ってみたくなるのが人のサガ。
初めて作ったワールドは「お天気スカイ」という、天気予報のAPIを使って、現在の天気とワールド内のスカイボックスを連動させるワールドでした。
とりあえずAPIは叩けたけどJSONパースに困ってたら教えていただいて解決したり
いい感じの天気コードの分類方法に困ってたら人が集まってきてモブプロみたいなことが起こったり
お天気スカイの制作では、モノを作れることの面白さと、人との交流のしやすさという面でのNeosの良さを強く感じました。
一緒に編集ができる。アイテムを出せる。画像が簡単に出せる。デスクトップ画面をゲーム内からみる機能が標準で付いていて、URLの共有も簡単。
これらの仕組みは、どんなに口下手でもどうにか伝えたいことを伝えることができる素晴らしいものです。
UIを作りたい時にペンツールを使って「こんな風にしたい」と言えば、わかる人が「こういうテンプレートを使うといいよ」と言ってテンプレートのアイテムを出してくれました。
LogiXがわからなければその場で一緒に組んでくれて、「詳しいことはここに書いてあるから」と言ってURLを貼ってくれたりもします。
現実でやっている仕草と変わらない、もしくはそれ以上のことが、Neosでは当たり前に出来るんだなー、とお天気スカイを作ってる当時はそんなことに感動していました。
Neosを始めて約1ヶ月。お天気スカイを公開しました。
お天気スカイでNeosのモノを作るための操作に慣れたので、投げキッスが出来るようになるおもちゃを作ったり
毎日使うツールチップを可愛くしてテンションあげたり
アバターに妖精になれる仕組みをいれ(てもらっ)たり
思うことや考えることが大体なんでも出来るNeos。
大抵の思いつきは否定されることなく、周りの人たちが面白がってより良い方法やアイディアを提案してくれたり、手伝ってくれます。
Neosを始めてすぐのツイートの通り、この頃にはほぼ毎日ログインし、休日はほぼ一日中いるような生活になりました。
MMC22で感じた「一緒につくる」こと
そんな中で始まった、Neosの一大イベントであるMMC22。
話が出た当初は、私は何もできないし見送りかなー、なんて思っていましたが、Pereさんから
「MMCに出すワールドを一緒に作らない?」
とお声がけいただき、「Takt」という音と光の演出を楽しめるワールドのシステム面を担当することになりました。
そこからの1ヶ月は本当に学びが多く、濃密な1ヶ月でした。
お天気スカイでLogiXを組んだことがあるとはいえ、Taktのシステムは今までのLogiXの経験とはまるで様子の違うもの。
初めの1週間ほどはいろんな方にLogiXを教えてもらったりサンプルを作ってもらったり、Pereさんに励まされながら
「こんなこと本当に私なんかが出来るのだろうか…」
と不安になりながら必死で教えてもらったことを復習したり調べたりして、頭と体に叩き込んでいきました。
Pereさんが作る素敵なモデルに元気をもらったり、英さんの曲に感動したり、私が作ったLogiXの仕組みに喜んでもらえたり、ワールドに遊びに来てくださった方にテストプレイしていただいて、その反応を見てその場で改良したり、思わぬバグを見つけたり…。
MMC期間中は「一緒に作る」ということを強く感じた期間でもありました。
「一緒に作る」というのは、ただ分業してモデルや仕組みを置くだけのことではありません。
作業しながら雑談するのはもちろん
サボってワールド巡りをしたり、
フォトグラメトリで飯テロされたり
AFKしてる人にいたずらしたり
無駄なことだらけの愛すべきコミュニケーションを全部ひっくるめた「一緒に作る」ということが印象的でした。
Neosは毎日が文化祭の準備期間のような雰囲気がありますが、MMC期間中は特にそんな雰囲気が強かったように思います。
リアルではそういう経験をあまりしてこなかったので、本当に楽しい1ヶ月間でした。
そんな貴重な経験をさせていただいたTaktはArt部門で佳作を受賞しました。
未だに実感はないし、この受賞はPereさんの発想とモデリング、英さんの素敵な曲と、見に来てくださった方々のおかげだと思っていますが、動く仕組みを作ったのは一応私だし!と胸を張るようにしてます。
それはそれとして、いつも遊んでくださる大好きな人たちと一緒に1ヶ月かけてワールドを作ったという経験は、私の中の大事な宝物です。
まとめ
3ヶ月経ってNeos内での呼吸の仕方に慣れた気がします。Neosの空気はめっちゃおいしい。
モノが作れることに興味を惹かれてやってきた私ですが、今ではモノを作るためというのはもちろん、「Neosにいる人たちに会いたい」という気持ちでログインする日も少なくありません。
こんな風に書き起こしていると、本当に人に助けられて今こうやって楽しめていることに改めて気付かされました。
このご恩は次にやってくる見知らぬ誰かに繋ぐことで返さなきゃなぁ、と思った次第です。
無理のない感じで少しずつ出来たらいいなと思ったところで終わりにしておきます。
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