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受け継がれる思い出の音楽

スジュがスパショ9でも歌ってたBelieveの原曲が発売から20年という節目を迎えて、ちょうどいいタイミングなので昔から好きなものについて少し語りたい。

わたしのオタク人生はEXILEから始まった。
2005年。初めての推し活と初めてのライブ。その日のボーカル2人の謎の涙の訳を知ったのはそのツアーが終わった後で、これからライブにずっと通い続けると決めた思いはある日突然「推しが2日後にグループから脱退する」という旨の公表によって断たれた。迫り来る期限の中で泣きながら推しのさよならを見届けることしか許されなかったので、わたしの中ではEXILEは篤志と俊ちゃんのいる6人で止まったままです。あんなに悲しかった誕生日は忘れもしない記念日になった。
あれから20年近く経つんだね。

大好きだった彼らの曲はもうその2人の声で聞けることはないし、事務所の都合で『第一章』なんてよく分からない括りにされて、2人が歌う大切な曲達は再レコーディングという形で上書きされた上にこの世界からほぼ封印されました。ネット社会の現代において公式で見れるMVもライブもサブスクで聞ける歌もほぼありません。(要するにリンク貼れないから布教すら出来ない)
2011年、 のちに巡り巡って隣国アイドルのSuperJuniorにハマりエルプになったわたしが「…なんかこの曲…?聞いたことある…ぞ…???」となった時の涙ちょちょぎれ感はすごかった。あの時の衝撃はまだ覚えてる。

彼らがどんな経緯でbelieveとki.zu.na(スジュはkeep in touchで収録)をカバーしてくれることになったのかは当時エルプではなかったので分からないけれど、大好きな人が歌っていた思い出の詰まった曲がまた違う大好きな人の手で受け継がれていくというのは言葉にできないものでした。

もっと言うとBelieveはスパショ1からスジュにとって1番大切なライブで今もなお歌い続けてくれてることが本当に本当に有り難くて。
とてもいい曲なんですよ。ヒニムは作詞した清木場の言葉のニュアンスを崩さないように上手く韓国訳してくれてもうそれだけでありがたいし、スジュメンバーが好きな曲のランキングに入り続けていることも本当に感無量で。この曲がこうやってまたわたしの元に現れてくれたのも一つの縁なのかなとつくづく感じてしまうものです。



ちょっと話は逸れるけど、2016年の篤志のソロコンのアンコールで清木場が10年越しに共演したライブがあったと小耳に挟んだのをふと思い出してプライムビデオとU-NEXTを駆使してついこの間初めて鑑賞した。懐かしい2人の並びに膝から崩れ落ちたし、ソロコンと1番好きな2004年と別れの2005年を無限ループさせては嗚咽が止まらないほどの大号泣の1週間を過ごした。

この日の再会の為にあの10年があったように思うし、こんなところで易々と書き綴れないくらい宝のような1時間だった(ので割愛)。


2人仲良くずいぶんおじさんになったなと思いながら、当時を思い出させるような歌い方の癖とか、耳がちぎれるほど聴き慣れたハモリとか、でも昔にはなかった声の深みとか、2人にリンクするような歌詞に微笑み合う姿とか。変わらないものと変わったものが混ざり合って、あの当時駆け出しで間に合わなかった東京ドームで響いているのだ。丸10年別々の道を歩んでいた2人の声が重なる時、もう心が震えてしょうがなかった。

完全に弟に戻った篤志のダルダルの笑顔と、ステージの端から端まで清木場の手を取って連れ回すあの見たこともない光景、10年越しに初めて2人の声で歌われる名曲、そしてまさかのわたしが1番好きなDistance😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭(急な情緒崩壊)
10年という空白の月日を超えて待ち望まれた感動はやっぱりファンにしか分からないんですかね…?そういうものなのかな。(全然話割愛できてない)

わたしにとってあの最強ツインボーカルを越えるものは前にも後にもいない。つまり清木場がEXILEを辞めていなければこんなに泣けるライブを見ることはもちろん無かっただろうし、わたしはキュヒョンさんにもスジュにも会えていなかったに違いない。

増えていくことのないアルバムやらDVDやらを眺めては定期的に寂しくなることは今まで何十回もあったけど、この先の未来にもまたこんな再会があるのであれば悪くないのかもしれないね。


清木場と篤志が今もスパショで大切にBelieveが歌われていることを知ったらとてもとてもとても喜んでくれるだろうなぁ……
9人の声でも2人の声でもいつかまたあの大好きな歌が聞ける日が来ると信じてる。

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