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カナダ人の半数以上がトルドー首相に移民目標の削減を望んでいる:世論調査

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Nanosの世論調査によると、半数以上のカナダ人が、トルドー政権が2023年に予定している移民と留学生の受け入れ数の引き下げを望んでいることが明らかになった。

グローブ・アンド・メール紙のために実施された世論調査では、この半年でカナダへの移民受け入れ数を引き下げる時期が来たと考えるカナダ人が20ポイント近く増加した。オタワの現在の目標は、年末までに46万5000人の新規移民を受け入れることである。

この数字には永住権保持者のみが含まれ、一時的な外国人労働者や留学生は含まれていない。

ナノス社は3月にも同様の世論調査を行なったが、そのときは回答者の34%が連邦政府の目標より少ない移民を望んでいた。回答者の約3分の1がオタワの現在の目標でいいと答えているが、8%はもっと増やすべきだと考えている。

ナノス・リサーチのニク・ナノス会長によれば、カナダの住宅危機が3月からの論調の変化に大きく影響していることは間違いない。同氏は、最近の反応は「住宅購入可能性への圧力と移民に関する見解が交差している」ことの反映だと考えている。

「カナダが新住民を歓迎する伝統があろうとなかろうと、人々は新住民がどこに住むのか、そしてそれが住宅へのさらなるプレッシャーという点で何を意味するのかに疑問を抱いているという現実がある」とナノス氏は言う。

連邦政府は今年、新規永住者を46万5000人受け入れ、2024年には48万5000人、さらに2025年には50万人に引き上げる計画を打ち出した。

8月には、マーク・ミラー移民相が、2023年にはカナダが10年前の3倍となる90万人の留学生を受け入れると発表した。

同様に世論調査では、回答者の半数以上が留学生の減少を望んでおり、90万人という目標に賛成する回答者は3分の1以下であった。回答者の7%以下は、目標が低すぎると感じている。

先月、ショーン・フレーザー住宅相は、シャーロットタウンで行われた自由党の閣議で記者団と話しながら、留学生に上限を設ける可能性を示唆したが、変更の可能性に関する具体的な情報はまだ確認されていない。

フレイザー大臣は、「現実には、短期間にこれほど爆発的に増加することを想定していない一時的な移民プログラムがある」と述べた。

留学生プログラムには上限がなく、毎年目標を設定する永住権プログラムとは異なり、単に需要に基づいている。

世論調査はオンラインと電話で行われ、合計1,044人から回答を得た。

大草原の回答者は、年間移民目標数の削減に最も賛成しており、61%が465,000人は多すぎると答えたのに対し、BC州では43%に減少した。

留学生に関しても回答はさまざまで、ケベック州では59.7%が留学生数の削減が必要だと答え、最も支持を集めた。B.C.州では、48%の回答者が削減の必要性を感じている。

留学生の削減を望む人の年齢層は、35~54歳の回答者が最も多く57%。

55歳以上では、52.9%が留学生の減少に賛成している。

この世論調査は9月2日から9月4日にかけて実施され、18歳以上のすべてのカナダ人を対象としている。この世論調査の誤差は20回中19回、3%ポイントである。


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