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物価高でカナダを捨てるウクライナ人増加

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ウクライナ人の中には、物価の高さなどを理由に、カナダに残らずに戦争で破壊された国に帰国することを決める人もいる。

最近のCBCニュースの報道によると、カナダ移民・難民・市民権省はウクライナ難民の出国者数を追跡調査していないが、一部のウクライナ人にとって、国を捨てて祖国に帰るという決断はあまりにも普通のことになりつつあるという。

CBCは、技術系の仕事を求めてトロントに移住したものの、食料品の値段が耐え難いことに気づいたオレクサンドラ・バリツカさんの経験を紹介している。

「あまりの値段の高さに恐怖を感じ、ラーメンを2つしか買わなかった」とバリツカは語った。

バリツカは、ロシアがウクライナに侵攻した直後に導入されたカナダ・ウクライナ緊急渡航認証制度を利用してカナダに到着した。

仕事を解雇され、職を見つけるのに苦労した後、バリツカは荷物をまとめてウクライナに戻ることを決意した。

ウクライナ・カナダ・ソーシャル・サービス・トロントの職員アンドレイ・ザヴィアロフによると、少なくとも15人のウクライナ人がトロントを捨ててウクライナに向かったという。

ザヴィアロフ氏が緊急プログラムでカナダに来た人たちに行った調査によると、40%以上が永住するつもりだが、4.9%はすぐに帰国すると答え、11.6%は戦争が終わったら戻りたいと答えた。

ドニプロに住む17歳のイェホル・ホレニチさんは、カナダは楽しいが、この国に住むことに限界を感じると語った。

「カナダは自然が美しく、人もいい。しかし、北米はヨーロッパから遠く離れている」とホレニッチはCBCニュースに語った。

「カナダのライフスタイルに慣れることができなかった。ヨーロッパの生活様式は...あまりにも馴染みすぎ、愛されすぎている。他のヨーロッパの国に滞在する余裕はなかったので、ウクライナに戻ってきたんです」


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