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フランス暴動を再現しようとモントリオールで逮捕者が出る

カルガリーチャンネル

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週末、モントリオールでフランスの暴動を支持する若者たちのデモが行われ、逮捕者が出た。

破壊的なフランスの暴動は、17歳のナヘル・メルズークが警察に射殺されたことに端を発した。無免許で運転していたこの10代の若者は、スピード違反の上、警察から逃げようとして赤信号を無視した。

Le Journal De Montrealが報じたように、日曜日の夜、モントリオールのダウンタウン、サント・カトリーヌ通りにあるイートン・センターの前に、乱暴な若者たちが集まった。

ル・ジャーナル紙が入手したインスタグラムの投稿には、抗議行動で暴力を振るうよう呼びかける様子が写っている。

「フランスの暴動のように、すべてを壊さなければならない。機材を持ち込んで、自分のストーリーで（抗議を）共有しよう。」

別のインスタグラムの投稿には、「今日は戦争だ。」

デモ参加者たちは、ダウンタウンで警察の厳重な警備を受けた。

警察によると、警官への脅迫を口にした1人が逮捕され、公共の場での喧嘩に参加した2人に違反が言い渡された。破壊行為の報告はなかった。

また、モントリオールの郊外にあるギャラリー・ダンジュー・モールでも、月曜日の夕方、破壊的な襲撃が計画されていた。ラ・プレス紙が入手した暴動を宣伝するポスターには、「爆発するぞ、準備しろ」と書かれていた。

暴動は、警察が準備を整え、現場に立ち会う中、結局起こらなかった。数人が抗議に現れたが、被害はなかった。

ラ・プレス紙によると、ショッピングモールは用心のため早めに閉店したという。

フランスでは、ジョージ・フロイド殺害事件後に米国で見られたような暴動が発生し、いくつかの建物が略奪、破壊された。

これまでに1万個のゴミ箱、5000台の車、30台のバスが放火された。1000棟の建物が燃やされたり略奪されたりしている。食料品店、コンビニエンスストア、銀行などの企業が破壊された。

フランスの治安部隊700人が負傷した。同国は暴動に対処するため、4万5000人の警官を配備した。

企業への被害だけで10億ユーロ以上と見積もられている。2億400万ユーロ（2億9400万カナダドル）の被害を出した2005年の3週間にわたるフランス暴動をはるかに上回る。

フランス法務省によれば、4000人近くが逮捕されたという。

被害者の祖母は、暴動を終わらせるよう呼びかけ、暴徒たちが孫の死を利用していると非難した。

「暴動を止め、破壊を止めなさい。窓ガラスを割ったり、学校やバスを襲ったりしないでください。やめてください。バスを利用するのは母親たちなのです」

彼女はまた、10代の暴徒たちは 「ナヘルを口実にしている 」とも言った。「事態の沈静化を望んでいる」

エマニュエル・マクロン仏大統領は、夜が穏やかになり、逮捕者数が減少するなか、暴動のピークは過ぎたと考えている。「恒久的に落ち着きを取り戻すのか？」とマクロン大統領は語った。

モントリオールでの暴動未遂に加え、ベルギーとスイスでもナヘルの死に関連した暴動が起きている。


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