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オンタリオ州とケベック州を経由して米国に渡る不法入国者が241%増加

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米国では、メキシコから入国するのに比べて保安検査場が少ないため、カナダから国境を越えて入国する移民が急増しており、特にオンタリオ州とケベック州を通ってニューヨーク州、バーモント州、ニューハンプシャー州に入っている。

米国当局は昨年、カナダを経由して自国に入国する人々との遭遇を191,603件記録しており、2022年と比較して41%の増加を示している。

ニューヨーク・タイムズ紙によると、移民の大半は依然として合法的な入国港を利用しているが、昨年は12,2000人以上がその他の入国ポイントで逮捕され、2022年比で241%増加したという。

カナダはメキシコからの旅行者に入国時のビザを要求していないため、多くの旅行者はまず飛行機でカナダに入国し、その後スワントンセクターと呼ばれる地域を通って米国に入国する。

このセクターは、オンタリオ州とケベック州に沿って走る475kmの土地で、アメリカのニューヨーク州、バーモント州、ニューハンプシャー州と隣接している。

保守党の移民問題評論家は、多くのメキシコ人がカナダに入国する際、単にカナダで亡命申請を行うだけであるため、これがカナダの移民システムをも圧迫していると述べた。

「自由党は移民制度を壊し、合理的な制限を実施しようとしない」とトム・クミエック議員は述べた。「2016年以降、メキシコ国民による亡命申請が急激に増加していることが分かっているが、移民難民委員会の公式な数字によれば、2023年1月から9月の間に難民として承認されたのはわずか11%であるにもかかわらず、自由党は対策を取ろうとしない。」

クミエック氏は、保守派が 「亡命制度の継続的な乱用を止める 」ために、メキシコ国籍者に対するビザの再発行を自由党に要求していることを指摘した。

米国国境警備隊は、2023年10月1日以来、スワントン・セクター内で55カ国から3,100人以上を逮捕している。

この数字は2023年第4四半期のみを含むもので、2019年から2022年までの過去4会計年度を合わせた同セクターの不法入国者総数を上回る。

米国国境警備隊の職員も、2022年10月以降、カナダ国境沿いで37人の移民を減らしている。これは移民が森で迷子になったり、凍った水に落ちて低体温症になったりすることが原因であることが多い。

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