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レスリン・ルイス、WHOパンデミック条約改正は非民主的だと警告

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保守党のレスリン・ルイス議員は、世界保健機関(WHO)がパンデミック(世界的大流行)防止条約に向けた作業を進める中、WHOの国際保健規則の 「懸念すべき 」改正について警鐘を鳴らしている。

ルイス議員は、マーク・ホランド保健相に宛てた公開書簡の中で、国際保健規則に関する請願書に署名した数万人のカナダ人を代表して懸念を表明し、この条約がカナダの主権を脅かすことになると警告した。

約19,000人のカナダ人が署名した請願書e-4401は、2022年5月に開催される第75回世界保健総会において、カナダが同協定の改正を受け入れることへの危惧を表明している。

ルイスは、将来の条約変更に対応するための期間を短縮するこれらの改正は、カナダが独自の条件でパンデミックに対処する能力に深刻な脅威をもたらすと主張している。

ルイス氏は書簡の中で、対応期間の制限、条約プロセスにおける手続き違反、不十分な審査など、3つの重要な問題を概説している。

「オンライン請願に対する貴省の回答は、医療主権が損なわれることはないとカナダ国民を安心させるものであったが、カナダが2022年5月28日の修正案を拒否しなかった結果、いくつかの懸念すべき修正案が現在施行されている。」

「第一に、これらの修正案は、カナダが十分に対応するための時間を実質的に制限し、当初の条約の条件を変更するものである。請願者たちは、これらの条約改正案、そして今、短縮されたスケジュールの下での今後の改正案が、下院と上院で審査され批准されない限り、有効で効力を持たないことを懸念している。」

ルイスはオランダに対し、より満足のいく回答を求め、特にパンデミック対策に関する世界的な交渉の中で、透明性と精査の必要性を強調している。

「この期間では、これらの修正案を議会のプロセスを経て、カナダの保健緊急事態への対応に関する拘束力のある規則を構成する変更について、必要な公開協議を行うには短すぎる」とルイスは書いている。

昨年、世界保健機関(WHO)のテドロス・ゲブレイエスス事務局長は、世界的なパンデミックの脅威に対処するための世界的な条約の必要性を強調した。

前回の総会で、世界保健機関(WHO)の予算は2024年から2025年にかけて68億3,000万ドルに大幅増額され、カナダは今年度1億7,530万ドルを拠出し、WHOへの重要な拠出国としての歴史的な支援を維持した。


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