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ブリティッシュコロンビア州における若者の死亡の主因は薬物の過剰摂取である

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BC州疾病管理センター(BCCDC)が新たに発表した統計によると、昨年、州内の18歳未満の死因のトップは過剰摂取であった。

政府のデータによると、死因の大半は致死性のオピオイドであるフェンタニルであった。

BCCDC Mortality Context Appでは、2022年の10歳から18歳の死因の第1位に「違法薬物中毒」が挙げられている。

過去6年間で、142人の若者が薬物の過剰摂取の疑いで死亡している、とBC検視局は報告している。

そのうち62%が17歳から18歳の若者である。

バンクーバーの小児科医で薬物中毒の専門家であるジェームス・ワン氏はバンクーバー・サン紙に、青少年の薬物中毒問題に対処するための十分な資源がないだけだと語った。

「青少年の薬物使用を専門とする臨床医が十分にいないため、BC州の青少年が受けているケアのほとんどは、ERの医師や看護師など、第一線で働く人たちによるもので、あまりトレーニングを受けていません」とワン氏は言う。

「物質を使用する青少年の多くは、精神衛生上の問題を併発していたり、家庭や学校など仲間内での環境的ストレス要因があったりすることが多く、遺伝的素因によってリスクが高くなっている可能性もあります」

ブリティッシュコロンビア州では、青少年の治療ベッドも不足している。同州の公的薬物使用治療施設3,237ヵ所のうち、18歳未満を対象とした施設はわずか156ヵ所しかない。

NDP政権はその後、予算の一部として今年53床の増設と、175人の青少年中毒治療従事者の増員を約束している。

3月、保守党のピエール・ポワリエーヴル党首は、オピオイド流行を引き起こしたとされる大手製薬会社に対し、440億ドルの訴訟を起こすと約束した。

「この大規模な訴訟で回収した資金は、依存症に苦しむ人々の治療と回復プログラムの資金となる。私たちは、すべてのカナダ人が治療と回復プログラムを利用できるようにします」とポイリエーブル氏は語った。


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