魔女

「そんな、魔女でも見たみたいな顔しちゃって」
先生は混乱していた。なぜミカがここにいるのか。しかも、彼女の表情はこれまで先生が見たことが無い物だった。アリウス分校 錠前サオリ コスプレ衣装


精気が無い。例え敵対していた時でも、牢に入れられている時でも絶やされなかった輝きがそこには無い。
「あれ、先生?どうしてそこにいるの?」
ミカはようやく先生を見つけてくれた。
「ミカこそどうしてここにいるの」
「私?私はね、その女を殺しに来たの」
ミカは銃をサオリに向ける。
「サオリを?」
「そうだよ先生。その女こそ全ての元凶。セイアちゃんのヘイローが壊されそうになったのも、ナギちゃんがミサイルを食らったのも、先生が死にそうになったのも。全部全部そいつが悪い」
彼女の認識は間違いではない。ミカが語った事件をサオリは指揮していた。しかし、それは全てアリウスの姫、アツコを助けるため。
だが、先生はそれを切りださなかった。
「それはミカがやるべきことじゃないよ。ミカは明日、聴聞会があるでしょ。私は必ずそこに行くから」
「そんな所に行ってどうするの?セイアちゃん、倒れちゃったのに」
セイアが倒れた?先生はその情報に驚きを隠せない。先生が最後に会った時、セイアは不安定な状況だった。しかし、明晰夢で探るのを止めたのだから倒れるようなことは無いはず。
「それに例えセイアちゃんが元気でも変わらないよ。セイアちゃん、私に怒ってた。先生がアリウススクワッドに狙われるのは私のせいだって言ってた」
アリウススクワッドに狙われる。確かにサオリ達は先生を殺す指示を受けていると言っていた。それをなぜセイアが知っているのか。
「あれ?先生、なんでそのアリウススクワッドと一緒にいるの?先生は狙われているんじゃないの?」
「聞いてミカ。アリウススクワッドは私の味方だよ。私はスクワッドと一緒にアツコを助けに行かなければならない」
「アツコ……あのお姫様のことだよね。やっぱり助けに行くんだ。思っていた通り」
「私は必ずアツコを助けて、ミカの聴聞会にも行く。だからこんなことは止めて」ブルアカ 鷲見セリナ コスプレ衣装
「無理かな」
ミカは銃を撃った。サオリが被弾する。
「サオリ!」
「リーダー!」
ミサキ、ヒヨリは自分たちの武器を構える。サオリはそれを止めた。
「待て、お前たち」
「何言っているの」
「そうですよ、あの女、リーダーを殺す気満々じゃないですか。それに、アツコちゃんを助けるための時間が……」
ヒヨリの言う通り、アリウス分校にすぐ向かわなければならない。アツコを助けるための時間は残りわずかなのだ。
「ダメだ。先生の指示を待て」
サオリの指示にミサキ、ヒヨリは従う。
「ムカつくな。まるで自分は先生の生徒みたいな顔して。先生の腹を撃ったくせに」
「ミカ、もうやめて」
「先生もどうしてそんな奴助けようとするわけ?そいつは先生を苦しめたんだよ」
「違うよミカ。この子達は守りたかった物があるだけ。だから私はこの子を助ける」
先生の言葉にミカの顔色が変わる。
「先生は生徒の味方って言ったよね。だからその子達を助けるんだ」
ミカは手を顔に置く。ブルアカ 朝顔ハナエ コスプレ衣装

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